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shunichiro0083のアイのダメヲタ日記-感想と推測と妄想の終わらない円舞曲

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2005年 10月 29日

今月の感想のこと

・コミック版では結構、簡単に倒されてしまった感のあるテスタメントでした。個人的にはほぼ無傷で倒され、回収されたであろうテスタメントがどうなるのかが気になります。
 テスタメントの例の機能はギリギリの所まで戦闘を回避したい、というジェスの思想にはしっくり来る機体ではないかと思いますし、PS装甲も最高の防御手段と考えるならますます非戦闘員であるジェス向きなのではないでしょうか。
 なので、次号ではテスタメントから武装を取り外し、バックホームやアンカー等の装備を取り付けたアストレイ・アウトローフレームとかが登場するんじゃないかなあ、とか勝手に想像してます。

・ま、確かに、テスタメント自体はザフトから盗み出されたものではありますが、戦場で回収された以上ジャンク屋に保有権は移ってしまっている訳で。別にジェスが乗っても別段おかしくはないのですよね。
 次回からどうやらコミック版ではマティス率いる謎の組織との暗闘になり、これまで以上の激戦が予想される訳ですから、ジェスの機体も更なるパワーアップが必要不可欠ではないかと思います。
 そうなるといくら本来の姿に戻っているとは言え、アストフレームDではやっぱり役者不足なおではないかと。何故か装甲も予備パーツを使っている割にはPS装甲ではなく、アストレイシリーズ同様発泡金属のようですし。

・スカウトの正体はアッシュでしたね。が、正体が判明したその回で退場と相成りました。しかしながら、最期の足掻きでジェネシスαのコントロールを乗っ取り、連合軍特務情報部の秘密基地を破壊せしめました。
 まあ、マティスはそれを読んでいて事前に脱出していた訳ですが、この時使用した艦船がガーティ・ルーの同型艦な訳で、この辺りからも彼女とその組織のロゴス-ブルーコスモス-ファントムペインとの繋がりが見え隠れします。
 そのマティスは自分の野望の障害としてジャンク屋ギルドを見ているようですが、だからと言ってこれで一方的にギルドを社会的に抹殺出来るとは思えません。公式には何もない宙域なのですし。秘密保持も含めて、切れるカード=情報はギルドの方が多いのですから、そう一筋縄ではいかないでしょう。

・マティスが意味ありげに弄ぶ13枚のカードを彼女は“イレギュラー13”と呼び、そこにはどうやら彼女が排除すべきと考えている13人が仮託されているようです。
 ハートのAはキラ、2がロウ、6はエドで、Qがラクス-ここまでは確定ですが、そこから先は未定です。残りの9人を想像するなら、マティアス、リーアム、劾、ミナ、プロフェッサー、カガリ、マルキオ導師、アイリーン・カナーバ、ターミナル総責任者-ってな感じでしょうか。
 アスランも考えたのですが、マティスは既に議長と打ち合わせをしているようでしたから、アスランを手駒として取り込もうとしていることも知っているでしょう。ならば、自分が狙うメンバーからは外すのではないかと。
 そうなると、本編でマルキオ邸を襲ったのもザフトの特殊部隊ではなく、それを装ったマティスの手の者ということになるのかもしれません。つまり、ラクスのみならずキラとマルキオをも狙った一石三鳥の作戦だった、ということですな。
 あと、本編ではほぼ無説明で終わってしまった“ターミナル”でしたが、その重要度はかなりの筈。と、なれば「アストレイ」で補完しない訳はないと考えます。また、エターナルを隠し、打撃自由・無限正義・ドムトルーパーと第三勢力に戦力を供給し続けることとなる組織を見過ごすとも思えませんし。
 ここは一つ、新キャラとしてターミナル総責任者にご登場頂きましょう。

・しかし、プロフェッサーは何処からミーティア2機も持って来たんだろう・・・おまけに、あのミーティアは核動力を積んでいないブルーフレームやザクが使用していたし。
 “ミーティアの武装を作動させるには、MS側に搭載された核動力が必要不可欠”という設定を鑑みるなら、確かに多くの人が指摘しているようにヴェルヌ35Aを改造した核動力搭載型、ということになるんでしょうかね。
 もっとも、「SEED MSV」のムックにも前部をミーティアのウエポンアーム形態に換装したタイプも掲載されていますから、そっちの改良型と考える方が無難なんではないでしょうか。で、エンジン脇の武装は後から付けた、と。
 いや、或いは奇跡的に原形を留めていた1号機、2号機をジャンク屋が回収・改造し、それに大して05と06を改めてナンバリングしたのかもしれません。
 来月以降、謎が明かされるといいのですが-そう言えば、「MSV戦記」でジャンがヴェルヌ改を使っていましたね。この辺りにもヒントが隠されているのかもしれません。

# by shunichiro0083 | 2005-10-29 00:40 | アストレイ
2005年 10月 24日

ZGMF-X3000Q 次世代型先進試作モビルスーツ “プロヴィデンスザク”のこと

・元記事はいつも通り「シャア専用ブログ」さんからです。

・で、プロヴィデンスとザクシリーズの融合を目指したと言うこの機体ですが、これまでのザクシリーズのようにバックパックの換装でドラグーンシステムを搭載しようとはせず、本体も新規設計となっております。だからこそ、次世代機として形式番号もザクの二千番台ではなく、新たに3000が振られたのでしょう。
 機体そのものの大きな特徴としては動力源としてハイパーデュートリオンを使用している、とのことですがここに結構重大な内容が書かれているように思えます。
 それは頭部にデュートリオンビームの受信システムが搭載されている、ということと核エンジンの搭載が明記されていることである。特に「核動力」ではなく「核エンジン」という、従来通りの名称が使われたことは大きな意味を持つのではないでしょうか。
 これによってハイパーデュートリオンが外部からのビームを受け止めることの出来るもの、ということは確定したのですが、そうなるとますますオーブ戦においてデスティニーがエネルギー切れを起こしたかが不可解になってしまいます-受信システムを装備しているなら、ミネルバがビームを照射すればいいからです。
 ま、カガリやキラとの戦いで熱くなったシンの頭を冷やす為に、レイがデスティニーの制御システムを操作した、ってなトコロが落とし所でしょうか(微苦笑)。

・また、形式番号に核動力を現す「A」がないのは、ユニウス条約に抵触する為であり、意図的に外されている、という記述もあります。これはこの後のデスティニー-ZGMF‐X42Sや、レジェンド-ZGMF-X666Sでも同様で、まあ、確信犯と言ってもいいでしょう。
 確かに、ドラグーンシステムを本気で戦闘に使うつもりなら、カオスのように2器だけ、というのは少々きつい話です。そういう意味では、カオスの特殊兵装ポッドがあれだけしかないのは核エンジンの搭載が出来ないからでしょう。特に、プレスを呼んで一般公開するとなれば、そんなことはまず不可能です。
 特殊兵装ポッドがミサイルも搭載しているのは、ドラグーンの子機を多数積めないことに対する妥協策なのではないでしょうか。

・ドラグーンシステムの充電はバックパックにあればいいものの、量子通信システム-量子トランシーバーはこのX3000Qも本体に搭載されているようです。どうやら、量子トランシーバーはかなり容積を食うようで、換装式のバックパックには収まり切れないのではないか、という推測が成り立ちます。
 だからこそ、“プロヴィデンスとザクシリーズの融合”はZGMF-2000シリーズのウィザードとしてではなく、次世代機として新規設計されたのではないでしょうか。
 また、このプロヴィデンスザクは特に空間認識能力を必要としない、新世代型のドラグーンを装備しています。ただしこれは開発実験バージョンであり、そういう意味ではこのX3000Qは新型機であると同時に、実験機としての側面も併せ持っていることになるのでしょう。

・この機体のテストパイロットは元オーブ国民で、モルゲンレーテ社の嘱託であったリンナ・セラ・イヤサカだったそうです。現在はザフト統合開発局局員の身分である、とのことなので、シン・アスカの過去も併せて考えるなら、こうした先の戦争を経てプラント社会に身を寄せている人間とは決して少なくないのかもしれない。
 だからこそ、ミネルバクルーは-目の前で家族を殺されたという悲劇的事実はさて置き-元オーブ国民であったシンを特別扱いしなかったのではないだろうか。

おまけ

# by shunichiro0083 | 2005-10-24 21:52 | 設定
2005年 10月 21日

ZGMF-X56S/Θ 統合兵装システム試験運用型モビルスーツ デスティニーインパルスのこと

・11/4に種運MSVのムックが出るようですが、取り敢えず覚書と言うことも含めてUpしてみましょう。

・さて、このデスティニーシルエットの形式番号につけられたギリシャ文字・Θ(シータ)は8番目であり、これは各種シルエットが八つ開発されていることを意味しているという。
 ちなみにαがフォース、βがソード、γがブラストということになっており、デスティニーシルエットが8番目ならば、あと四つの知られざるシルエットが存在することになります。まあ、順当に考えるなら「アストレイ」で発表された陸上用ガイア、水中用アビス、空間戦闘用カオスに加え、ミラージュコロイドを装備した電撃侵攻用レイヴンシルエット-ってな感じでしょうか。

・なお、作例で使用されたデスティニーインパルス専用ライフルは画稿が存在しなかった為、オリジナルで「速射性に優れた近距離用のもの」という仮定で製作されたのだそうです。

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# by shunichiro0083 | 2005-10-21 12:04 | 設定
2005年 10月 16日

ボンボン版種運・05年11月号を読んで ネタバレあり!

・さて、本編は終了したもののこちらはいよいよクライマックスへ向けて加速する「ボンボン版」改め「高山版」であります。
 さあ、今回も面白さ満載の一編であります。実際、この漫画を読みたさに三十路も半ばを過ぎたいい歳のオッサンがボンボンを買っておりますよ。

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# by shunichiro0083 | 2005-10-16 20:37 | コミック
2005年 10月 14日

「FATES」や設定で「DESTINYPLAN」を読み解くのこと

・さて、本編からは結構分かり辛いのですが、「種」の時代からプラントではかなり厳格な婚姻統制が行われていたのだそうです。
 これは今月発売のアニメディア誌に載った森田氏のインタビュー-シャア専用ブログさんより-が典拠な訳ですが、それによると男女それぞれの遺伝子の相性を考慮せず行為をしても、ほぼ100%子どもが授かることはないのだそうで。
 それ故にタリアはデュランダルと別れることを決心したのなら、少なくともその検査結果が揺るぎないものであると民衆には信じられているということでしょう。実際、そうしてタリアさんは息子を得ていますから、議長と別れて成功は成功だった訳です。

・また、プラント社会は15歳で成人し、社会の構成員として認められる、という話もあります(SEEDClub4コマ解説より)。
 そしてそこではプラントの政治は互選制であり、成人すると自動的に個人データと共に名簿に登録され、かつ仕事の業績や能力をコンピューターが診断することによって候補者リストに載り、そのリストアップされた人物を最終的に住民投票で選出する、と説明されています。
 ちなみにこれは12の「市」の首長を選び出すシステムであり、ここで選出された「市長」が同時にプラント最高評議会の「評議員」となるのです。

・以上の二点で顕著であるのは、プラントを構成するコーディネイターが時には個人=当事者の意志とは無関係に、いわば上意下達の形で問答無用にコンピューターから弾き出された結果を強要することを受け入れるべきだ、と考えているということでしょう。
 これは「適材適所」を良しとするコーディネイターの合理的発想によるもののようです。が、これによってタリアとデュランダルは別れを余儀なくされ、プラントは地球滅亡への引き鉄を引いたのであったことは覚えておかねばならないのではないでしょうか。

・と、いうことを踏まえつつ、“PHASE-29 FATES”での言動から議長にとって「DESTINYPLAN」がどんなものであったのかを見てみましょう。
 かって、上記の設定についてあまり知らない頃に書いた感想-これこれでは全てが議長の思い描く理想世界の実現なのか、とも思いました。
 しかし、ここまでプラントのコーディネイターという人達が個人の自由や権利よりも、社会全体を優先させる考え方をし、実践しているのなら、「DESTINYPLAN」も実はコーディネイターにとっては実はそんなに大した問題ではないかな、とも今なら考えます。
 だからこそ、プラント的価値観に則っている議長もそれがナチュラルにとっては重大な問題であるとは認識出来ずに、あっさりと発表したのではないでしょうか-まあ、あれはどちらかというと邪魔なオーブをあぶり出す為の策略だった、とも言えますが。
 思い返すに、PHASE-29で議長は色々独り言を言っている訳ですが、それはただ一つの選択肢を選ぶだけの世界を理想郷と思い定めるまでの彼の過程であったのでしょう。
 ただ、そこに至るまでの思考の前提として、前述したプラント特有の考え方や社会の成り立ちが色濃く影響しているであろうことは、まず、間違いないと思われます。個人のデータがコンピューターで解析され、評価されることが当たり前の社会に生きているのならば、ああいう「DESTINYPLAN」という発想が出て来ても別段、おかしくはないと思う訳です。

・で、ここまで来て「ならば、何故プラントのコーディネイターであるラクスやアスランはそれに異議を唱えたのか」という疑問を持たれた方もいるでしょう-キラは基本的にナチュラル的価値観のオーブで育っているので、ここからは除外します。
 ですが、ラクスもアスランもそうしたプラントの秩序の枠からはみ出してしまった人間です。特に二人は、婚姻統制というプラントの要とも言うべきシステムに従えなかった人間です。
 また、互選制によって選ばれたラクスの父・シーゲルは同じシステムによる選良たるパトリックの謀略に斃れ、そのパトリックも部下に背かれて哀れな最期を遂げます。
 そうしたことを考えるなら、ラクスやアスランというのは一般的なプラント市民の姿からは大きく逸脱している、という可能性が高いのではないでしょうか。言い換えるなら、「適材適所」というコーディネイターの規範となるべき合理的思想に「否」を唱えている訳です。
 もっと突き詰めて考えて行くなら、この二人が重要視しているのは個人の意志の有無であることは間違いありません。どのような助言が与えられるにせよ、最終最後の決断だけは自分で下さねばならない、という当たり前のこと。
 だからこそ、それがない「DESTINYPLAN」をラクスやアスランは否定したのでしょう。しかしながらそれも当然な訳で、議長はその自由意志による選択と決定を否定することで戦争のない理想世界が、結果的に実現すると考えたのでしょうから。

・僕は本来の「DESTINYPLAN」とは人類防衛策とかいうものではなく、そんなものは二の次で、実の所は正しいとされるただ一つの道しか行かないことで人は後悔をしなくなるという、そういうものではなかったかと思います。
 前述の森田氏の言葉によると、出生率上昇の為の研究をパトリックは指示しており、デュランダルはその一員だったそうです。
 これも僕の推測ですが、だとするならデュランダルはそうした研究を重ねてもコーディネイターの出生率の低下に歯止めをかけることは、少なくとも現段階では不可能であると結論付けたのではないでしょうか。
 故に、次善の策として完全に個人の自由意志を規制することで、自分のような悲劇を起こすことなく出生率の上昇を実現させる「DESTINYPLAN」を考案したのではないでしょうか。
 「DESTINYPLAN」ならただ一つの道筋しかなく、それは正しい、間違っていないと言う設定ですから、配偶者同士が別れるなどということは起こらない訳です。そういう形で常に最善次善の決定だけが繰り返されていくなら、結果的に戦争や紛争のない理想的な社会が実現する-それがデュランダルが出した結論だったのではなかったかと思います。
 『ならば私が変える。すべてを。戻れぬというなら、初めから正しい道を。アデニン、グアニン、シトシン、チミン。己のできること。己のすべきこと。それは自身が一番よく知っているのだから』-この場合の『己自身』とは自分の意志ではなく、遺伝子であることは明白です。

・つまり、「DESTINYPLAN」とは「適材適所」を最優先させるコーディネイターの合理的発想の究極であり、それを全地球規模で実施させようとしたのがデュランダルの抱いた野望だったのでしょう。
 その為にはナチュラル社会の政治経済を裏から操り、戦争すら管理する「ロゴス」と言う存在が邪魔だったのであり。そして、独自の政策と国力によって一国のみとは言え平和を享受するオーブという国が目障りだったのではないでしょうか。
 同様に議長はどうやら政治的旗頭としてのラクスと、スーパーエースたるキラが己の反対陣営に回られることを恐れていた、ということのようですが、これがラクス暗殺の真相だとするならこの頃から議長は二流の陰謀家だったような気がしてなりません-まあ、実際、この二人に「DESTINYPLAN」は阻止されたのですから、占い師としては一流なのかもしれませんが。
 最後になりましたが、志半ばに冥界に旅立たれたデュランダル議長にはこの言葉をお贈りしたいと思います-急いては事を仕損じる。お粗末。

# by shunichiro0083 | 2005-10-14 11:16 | 設定