2004年 11月 07日
・そう言えば、ミネルバって何かに似ているなあ、と考えていたのですが、昨日仕事中にフッと思い付きました。ジェイアーク(byガオガイガー)です。しかしだからと言って、ミネルバがMS形態に変形して“ミネルバガンダム”とかになったら、逆に面白いと思うかもしれない。けど、やっぱり、それはそれでイヤだなあ。 まあ、それはさて置き、4話です。今回の最大の見どころは咄嗟に操艦に口を出すアスランでもなければ、そういうことを暗に嗾けるデュランダルでもなく。勿論、デュランダルのことを「ギル」などと親しげに呼ぶレイでもありません。 個人的には強奪部隊側のパイロットがあっさり、カオスガンダムのガンバレルを使いこなしていたことにあります。皆さんも知っての通り、ガンバレルを扱うには身体能力とは明らかに別種の能力‐空間認識能力が必要です。「種」世界では物語前史でお亡くなりになったメビウス・ゼロ隊の方々を除けば、ムウ・ラ・フラガ、ラウ・ル・クルーゼ、モーガン・シュバリエ、ブレア・レヴェリーの四人のみ。 この内、クルーゼはムウの実父のクローンであるし、ブレア少年も個人名は特定出来ないがメビウス・ゼロ隊のメンバーのコピーであるとされています。またその一方で、コーディネイター側が遺伝子調整技術によってこの空間認識能力を持つパイロットを誕生させた、とする事実も現時点では不明です。 こと、このようにわからないことだらけの“空間認識能力”ですが、取り敢えずはっきりしているのは「コーディネイター・ナチュラルを問わない」「ごく少数の人間のみが保有する」そして「遺伝子調整では生み出すことが出来ないが、クローンによる複製ではそれを先天的に持つ可能性が高い」ということ、でしょうか。 まあ、最後の項目は僕の完全な推測ですが。まあ、この能力を持ったコーディネイターは厳密に言うといない訳です。クルーゼは? ということになるのでしょうが、ここではより高度な薬剤を用いて強化された肉体を保っていた‐たまにあった服用シーンはこれ‐ブーステッドマンであると判断します。 ファンサイトの中にはあの薬を「老化抑制剤」としているものもありますが、それだとクルーゼはナチュラルということになり、コーディネイターと同水準の身体能力を持っているということの説明が付かなくなってしまいます。フラガ家の男子は皆、コーディネイター並の優れた能力を持っている、でもいいのですが、そうすると今度はムウがナチュラル用のOSを積む前のストライクに乗れなかった理由がなくなってしまうのですよ。 実際、これはスーパーコーディネイターとして調整されたキラも、新しい主人公のシンも保有していない程稀有な能力な訳ですが、スティングはこれを持っていたのだから、僕が驚いた理由も分かって頂けるかと。 いや、それはさておき。この「種運」程主人公の目立たないアニメも珍しいですな。シンが目立ってる所と言えば、物語冒頭の回想シーンと、出会い頭に女の子の胸を揉むシーン。それに逆上して、カガリに食ってかかる、これくらい。ここまでの4話の殆どが戦闘シーンだったというのに、肝心のこういう部分ではいいとこなし。 逆に目立つのがレイのニュータイプじみた優秀さや、人よりも微妙に早いアスランの判断力や戦場経験に裏打ちされているのであろう判断力であり。また、デュランダル議長の狡猾さにも通じると思われる強かさであろう。 今の所、シン・アスカという個性はこうしたキャラクターの中に埋もれてしまっているのが実情である。本来ならば、今回の話でダガーL2機を撃墜するべきはシンである。セオリーから行けば、この辺でそろそろインパルスガンダムは格好良い所を見せておかねばならないのだから。にも関わらず、今回もシンとインパルスは良い所を見せられずに終わってしまった。 見せ方と言えば、ガーディ・ルーとミネルバの戦闘も分かり辛い。あれはどうやら、機関を停止したガーディ・ルーが打ち込んだワイヤーで小惑星を一回転して、ミネルバの後ろに回りこんだのだと思うのだが・・・今一つ自信がない。何故かと言うと、先週の最後で回り始めた時にはまだ、ミネルバはガーディ・ルーをロストしていないと思うからだ。さりとて、ダミーを射出したという描写もなかったと思う。 この、視聴者に「自信がない」い言ってしまわせる演出というのはやはり失格ではないかと。本来ならば、あそこはガンダム同士の戦闘を削ってでもミネルバの艦橋内に模式図を映し、どういう戦術が行われたのかをデュランダルに問われたタリアに解説させるのが筋ではないだろうか。 そうした位置関係の把握が不親切なので、その後の瓦礫に隠れてのタンホイザー発射による形勢逆転のシーンが生きて来ない。折角ブリッジという格好の舞台があるのだから、それを上手く生かして随所随所で俯瞰図を入れていけばいいと思うのだけれど。 あと、気になっていたのが、先週の最後でどうしてブラストインパルスとザクウォーリアの2機しか出さなかったのだろうということ‐まあ、今回の冒頭でゲイツが一瞬で2機沈められていたので、実際には4機だったのだが。だったら出撃シーンを入れておけばいいのになあ、なんて思いました。 さあ、これでガンダム強奪作戦も一段落で、次からはユニウスセブン落着阻止作戦編。懐かしい顔も幾つか出て来るようですが・・・はてさて。どうなることやら。 満足度=☆☆/2★★★(1個半)
by shunichiro0083
| 2004-11-07 16:36
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