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shunichiro0083のアイのダメヲタ日記-感想と推測と妄想の終わらない円舞曲

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2004年 11月 02日

PHASE‐03 予兆の砲火

・今、ふと思ったのですが、PS装甲っていうのはRX‐78ガンダムのあの装甲の厚さに対するオマージュなのでしょうか?

 いやまあ、それはさておき。第3話になっても、あんまり活躍しないザフト側のMSたちです。幾ら量産型とは言え、前回前々回と全くイイトコなしのゲイツやらジンやらディン、ガズウートは為す術もなく撃墜される一方。
 これによって強奪された3機のガンダムの強さが際立つ一方、相対するインパルスの強さはあまり見えて来ません。ここはやはり3機のガンダムの脱出のサポートとしてダガーL部隊を投入させ、これを殲滅させることでインパスルの性能の凄まじさを表現すべきではなかったのではないでしょうか。
 これなら、ここまでの描写に3話・90分かかっても納得がいきます。けど、実際にはネオのエグザスに翻弄され、ガンバレルを二個撃墜しただけに留まります。それもシンの手柄ではなく、レイ機の成果です。これではインパルスが強いとか、シンが凄いパイロットだ、だとかは全く視聴者には伝わらないと思います。
 これがインパルスを駆っているのがキラやアスランと言った前作のエース達だったら、まだ問題も少ないでしょう‐視聴者の殆どが、今名前を挙げたパイロット達の腕前を知っているから。しかし、実際に操縦していたのは新たなる主人公のシンである以上、あれではレイの凄さのみが伝わるだけではないかと思います。
 ここはやはり、敵側のMS部隊を出して、それを殲滅させた上でエグザスが出る、という流れになるべきだったのではないでしょうか。それなら、シンとインパルスの実力も、仮面大佐の腕前も過不足無く表現できたのではないかと思うのですが。
 総じて、新主役機・インパルスガンダムの魅力を余すことなく表現した、とは程遠い内容だったと言わざるを得ません。

・その一方、主役のシンも全然良い所がありません。これは主役を狂言回しにしたという、1話から3話までの構成に拠る所も大きいのではないでしょうか。
 僕は前回、
>2話と3話をニコイチにして30分にした方がテンポも良くて、お話もスムーズに行くのではないかと疑っている
と書きましたが、訂正します。ここまでを再構成して、2話分にした方が良かったのではないかと思います。
 ここまでで入れねばならない必要な要素として選ばれているのは

 1.インパルスの出撃合体及び戦闘シーン
 2.ザクシリーズの活躍
 3.ガンダムの強奪シーン
 4.強奪されたガンダムの圧倒的な強さ
 5.オーブ一行の到来と、デュランダル議長との会談
 6.ガーディ・ルーの戦闘シーン
 7.ダガーLの戦闘シーン
 8.MA・エグザスの戦闘シーン
 9.強奪パイロットの最適化のカット
10.アスランの正体を看破する議長
11.カガリに八つ当たりするシン
12.シンとステラの出会い
13.ネオとレイの交感

大体、こんなものでしょう。正直、2話は丸々余計ですから、これを省くだけでも正味2話分で収まると思いますがね。
 それにしても、これまでのお話には説明が無さ過ぎます。当初公開された設定ではガーディ・ルーは連合軍ということになっていますが、本編ではそうと確定させる描写は何一つありません。まあ、裏設定では連合軍も一枚岩ではないということになっていますが、あの強奪部隊がブルー・コスモスの私兵であっても何もおかしくはないような、そんな展開です。
 まあ、今回は前作の「種」との差別化で「謎解き」を全面に押し出す作風にする、ということになったのでしょうが。だからと言って、主人公を蔑ろにしていい理由にはならないと思います。むしろ、そういう展開にするなら主人公を中心に据え、その上で世界の謎を主人公が解き明かして行く、というスタイルの方が馴染み易いのではないでしょうか。
 まあ、こんなやり方で今作のテーマ「戦争は何故起こるのか」をきちんと描けるのかどうかは不透明ではないかと。まあ、前回も言質など何処吹く風で、言うことを変えていた監督のインタビューなど信頼するには値しないのかもしれませんが。

満足度=☆☆/2★★★(1個半)

by shunichiro0083 | 2004-11-02 21:31 | 感想


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