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shunichiro0083のアイのダメヲタ日記-感想と推測と妄想の終わらない円舞曲

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2008年 01月 05日

#13 聖者の帰還

・そういう訳で、一部の人にはかなり不評な「00」感想ですが、まあ、ウチが嫌だ、生理的に合わないという人は来ない、読まないということを重ねてお願いしておきます。
 人生、そう長くはないんですから、そういうネガティブな方向にエネルギーを用いるのは無駄と言うものですよ。どうせなら、もっと楽しいものに費やした方が宜しいのではないですかね。
 え、僕ですか?僕はこれでもう充分楽しいので。満足してます-やってる自分が楽しくなければ、読んで下さる方々に対して失礼ですから。



・最初に書いちゃうと、マスード師に関するオチはあんまりにも普通すぎて弱いよなあ…とか思ったのはまず、間違いなくこれまでの展開の反動ですよね。
 個人的には王宮入り口の屋根に立った瞬間、アリーの狙撃でマスード師瀕死。で、今際の際にマリナと刹那にこの国と、世界を託して死亡。これによってマリナは祭政一致の最高指導者となり、アザディスタン王国を強力に近代化へと推し進めて行く。
 一方の刹那は彼の中にあった弱さと向き合い、属する組織としての理念としてだけではなく、自分自身の問題として世界中の紛争に武力介入することの意味を考え始め。その結果、ガンダムマイスターとしての実力も向上するのだった-くらいはやっちゃうのかと思ってました。
 そしたら、結構普通なオチだったので肩透かしを食らった気分。

・ただ、まあ、無事にマスード師が帰還して、マリナと共同声明を出したとは言え、王国の内紛そのものは継続しているというオチ。
 この辺りを現実的と評価する向きがあるのは承知していますが、だったら何もフィクションにする意味があるのか、と敢えて書いてしまいます。御都合主義と言われるかも知れませんが、僅かでもいいから希望が見えるオチでなければやる意味はないんじゃないか、と思うので。
 いや、少しながら人心が落ち着いて、自爆テロは激減した、とか。超保守派と改革派は兎にも角にも対話のテーブルにつき、話し合いが継続して持たれているとか。
 ただ、現状復帰しました、だけではドラマとして弱いと思うんですけどね。無論、「00」とはそういうものだ、ということであれば仕方ないんですが。けど、テロ組織が活動休止した、なんて過去の話もある訳で。
 だったら、今回もそういう未来に希望の持てるようなオチにしても別におかしくもなんともないだろうに-とか思ってしまう訳ですよ。

・刹那のぶりっ子(死語)か印象的なグラハムとの初顔合わせですが、何となくグラハムは軍事情報をぺらぺらと喋ってくれました。まあ、何となく正体を見破っていた、ということなんでしょうが。
 どうせならはったり効かせて「あの少年、身のこなしが素人ではなかったよ。その上、頗る似ていたのさ」「似ていたって、何に?」「決まっている。ガンダムにだよ」くらいの台詞があっても良かったかな、とか思いました。
 情報与えるくらいなら、ここまで踏み込んでも罰は当たらないんじゃないかと。
 しかし、これで刹那はアリーの関与をはじめて推測出来た訳ですが、これがなかったら旧グルジス領にあったアジトも発見出来なかったでしょう。
 なので、アリーという強烈な容疑者が浮かんでからの展開は良かったと思うのですが、そのアリーの名前の出し方が上手くないなあ、とか思いました。それこそ留美がいるのですから、そっち経由でフェレシュテの情報が流れる、でもいいんじゃないかなあ、と-画面上ではエージェントの尽力、ということにして。

・ロックオンは実際の射撃も名手でした。それも躊躇いなく、実行犯を殺しちゃってるように見えましたが…どうなんだろう。過去、MSでではなく、直接人を手にかけたことがあるんでしょうね、きっと。

・マリナはマリナで暗殺未遂。っていうか、本当に求心力があるのだろうか、マリナ。ぶっちゃけ、前回の街の子供との会話くらいしか人気があるって判るシーンがないから、あんまりその辺がピンと来ないんですよね。

・実は前回を見終わった段階では、エクシアが内戦真っ只中の首都にO(オー)ガンダムよろしく降臨して全陣営のMSを一瞬にしてふっ飛ばし、それを見た信仰心に篤い王国の人々から天よりの使いか。はたまた、戦う聖者であるかのように敬われる-なんて展開になるだろうか、と思ってました。
 なんか、実際には装備のないまま、アンフからの集中攻撃に耐える自分にガンダムを重ね合わせていたようですが。
 この時、警護を請け負っていたのがユニオンのグラハムだったから良かったようなもので、これが万一、アリーとかコーラサワーだったら仁義もへったくれもなく、マスード師を降ろしたエクシアを捕獲しようとしていたでしょうね。
 まあ、GN粒子があるから逃げるだけならなんとかなったかな、という気もしますが。
 そういう意味ではかなり、行き当たりばったりな作戦だというのは的を射た評価であるとは思いますが、と同時にCBの戦術は敵と自軍の圧倒的な能力差があるのが基本なので、いつもと大差ないという感想になっても仕方ないとも思います。

・さあ、これで「00」も1クールが消化され、今シーズンは残り1クール分となりました。新ガンダムとやらも3機出ることは確定ですから、三陣営それぞれに1機ずつ回されるんですかね。
 そうなると、パイロットはグラハムにセルゲイが確定。コーラサワーとアリーでじゃんけん、ってな感じでしょうか。
 いや、勿論、敵ではなく味方という可能性もない訳ではないですが、あそこまでデザインラインが違うとCB側ではないような気がするんですよね。確証はないですが。
 兎に角、一日も早い登場を期待したいです。

by shunichiro0083 | 2008-01-05 22:07 | 感想「00」


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