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shunichiro0083のアイのダメヲタ日記-感想と推測と妄想の終わらない円舞曲

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2007年 09月 26日

諸々のこと

・さて、今月の「ダムA」は「UC」休載ということでもう、あんまり読むとこがないのでどうしようかなあ、とか思ったのですが取り敢えず、義理で買いました。
 「00」はのっけからもう、プラモやらプライズやらフィギュアやらがてんこ盛りで、カラー頁を眺めているだけでもう自分などはお腹一杯になってしまう程です。そう言えば、今回、漫画は「ケロA」の他、「マガジンZ」でも載るそうですが、「ダムA」では今回も外伝が連載されるそうで。
 こちらのタイトルは「00F(ダブルオー・エフ)」で、ときた・千葉という(敬称略)というお馴染みのタッグによるのだとか-これで取り敢えず、「ダムA」を買い続ける理由が出来ました。いいことです。

・で、これはネタバレでもなんでもないので書いてしまうのですが、「教えてください。富野です」でもある『江戸時代の消費社会は理想的』という主張には果たして実効性があるんでしょうかねえ。
 まあ、環境問題という部分において見習うべき物が少なくない、という主張なら判るのですがこの手の主張にはどうにも振り子というか、極端から極端に走っているような印象があります。
 江戸時代の社会が果たして持続可能な社会であったかどうかは、文系的一面からだけでは断言出来ないと思うのですよ。文化とか精神面とかからの評価が大きすぎて、経済や行政、統計学と言った部分からの検証があるのかどうか、と。
 文化やら精神というものにしても、江戸時代には被差別問題というものがあり、厳然とした階級社会であったことに違いは無いのですよ。人口増加にしても、農村部の子殺しは極端な例にしても乳幼児の生存率が現在に比べてどうなのか、という点一つとってしても現代とは雲泥の差の筈です。
 そうした前提が全く異なる社会システムを無造作に比べ、一方を素晴らしい、見習うべきものだ-とする理論にはどこか危ういものがあるのではないか、と思えてならないのです。

・閑話休題。
と、まあ、そういう訳で「ダムA」11月号の感想全般です。加えて「FRAME ASTRAYS」についてもちょこっと書いております。

※追記、完了しました(9/27)



#オリジン
:ガンダムの核ミサイル斬りは健在でした。それも2本も。更にはデータの確認もなし、です。凄いぞ、アムロ。流石はNT。
 マ・クベはギャンを駆り、殿を率いて生きては帰れぬ戦いに出撃しました。結局の所、マ・クベは国家よりも自分自身の新年や主張を優先させた人物、ということになるのでしょうか。もし、この時ギレンの指示にマ・クベが従っていたら、一年戦争は更なる焦土戦となる一方、公国軍の勝利の芽もあったかもしれませんし。
 しかしながら、マ・クベはそれに従わなかった。そして独り、ギャンを自爆させての自害で連邦海軍艦隊を壊滅に追いやり、無事残存兵力を宇宙に逃がすことに成功しています。総じて、原作よりもいい人として描かれたんではないでしょうか、マ・クベ。

#THE EDGE Desire
:シンの士官学校時代のお話ですが、レイとルナマリアとの出会いでもあります。本編でも最初の頃ちょっとあったこういう雰囲気が持続していたら、種運の印象も変わったんでしょうけれど-それでも最終最後のレイの変節の説明は不可能なんですが

#隊長のザクさん
:いや、面白いですね。今、「ダムA」で一番楽しみにしてる漫画はこれです。ガンタンクを一刀両断し、ガンダムをも追い詰めるその姿は感動ものです。そろそろ最終回の可能性が高いのが困りものです。残念無念。

#ガンダムUC
:連載は一休みでも、カラー口絵&特集は健在でした。なんでも次号ではバナージがフルと<パラオ>で対面する、ということで今回の<パラオ>は地上のそれではなく、宇宙空間における拠点の名称のようです。
 「閃ハサ」が頭にあったので、てっきりあの辺りに対アースノイド用の拠点でも作ってるのかと思い込んでましたが、よく考えればそこまで予算も人もある訳ないんですよね、「UC」のネオ・ジオンに。

#ジオンの幻陽
:3話目ですが、まだまだこちらも着地点が見えて来ない感じ。そろそろ、フェアトンに敵対するライバルが出て来てもいいんじゃないかな、と。それも単なるMSパイロットではなく、頭は切れても動かせる駒の少ない天才的戦略家みたいな人が。
 で、そのライバルの部下にやっぱり超一流のMSパイロットがいて、それがバーンとやり合うってな感じはどうでしょう。
 と言うのもフェアトンが策略を巡らす人なので、そのライバルもそれに匹敵する指揮官でないとつまらないのではないかと思います。出来ることなら、ヤンとラインハルトのような戦術的な駆け引きを読んでみたいところですね。

#第08MS小隊
:いや、馬之介監督がSF好きなのはいいですが、本編で言及されていない“核の冬”やら食糧難を持ち出すのは正直どうよ、と思ってしまいます。「オリジン」みたいに全くのパラレルとして再構成するのなら兎も角、ねえ。
 それよりも、旧MSV時代からの問題点でもある、(共和国を含めても)建国して20年経つか経たないかのジオンに旧家だとか、名家が存在するという矛盾をどうにかして欲しかったと思うのですけれど。
 まあ、以前から思っていたのですが、やっぱりこの作品は宇宙世紀の後の世に作られた、時代考証がめちゃくちゃな一年戦争を舞台にしたソープオペラなんじゃないですかね。

#データガンダム
:今月のおまけは『宇宙世紀の超兵器』だったんですが、以前の「バイオセンサー」のようなトンデモな記述はなくて一安心です。

・で、「FRAME ASTRAYS」ですが、第一回目と言うことで今回は話らしい話は展開せず。各キャラの顔見せ程度ということになっております。
 気になるブルーフレームサードの画稿は以下のリンクより、公式サイトのトップ絵でご確認下さい。
 http://www.astrays.net/
 目に付くのは膝部の大きな追加パーツですが、この他にも背部のパーツを見るとマーズジャケットのような感じもします。加えて、ビーム砲のバレルのようなものも確認出来ますが、果たして新しく製造されたものかのか。それとも、強化パーツの装着に留まるのかは微妙な所です。
 個人的には過去の命名例から推測するなら、相当の改修を施したのでなければ“サード”-つまり三番目とは名付けないのではないかとも思いますが。ただ、そうなると太陽砲台との関連において矛盾が発生しかねないので、そういう意味では追加パーツに留まるのかなあ、とは思っています。

・で、四番目のフレームは緑でしたが、何故、そんな旧式が引っ張り出されたかが不思議です。少なくとも、外見はこれまでのMBF-Pからは変更なしなので、これで能力が無茶苦茶向上しているとか言われたら詐欺だと思うでしょうねえ。
 確かに、あそこで戦っているゲリラにしてみれば戦力は向上したけど、ザフトや連合にすれば今更1機だけビームが撃てる機体が増えても何ら痛痒に感じない筈-キラが乗ったストライクなら別かもしれませんが。
 まあ、持ち込んだのがバリーということなので、この事にアメノミハシラの思惑が絡んでいるのは明白。ですが、昔なら兎も角、今のミナがあそこで新兵器の運用実験をゲリラを犠牲にして行うとかは考えにくい。何らかの秘密が隠されているんでしょうね、多分。

・あと、判らないのは何故、ザフトが指揮権を民間軍事企業に委ねるのか、ということ。しかも、当の指揮官はナチュラルだという。
 後者について作中では『コーディネイターは能力主義』の一言で片付けられてしまってますが、それもどうかと思います。現に「R」ではプラントにおいてもナチュラルは差別され、原則コロニー内には入れないということになっている訳ですし。プラント/ザフトのコーディネイターがナチュラルを被差別扱いしているのは本編も「ASTRAY」も同じだと思います。
 前者も、果たしてプラントには民間軍事企業が存在しているのか、という問題はあると思います。まあ、種MSVではプラントに広告代理店があったとしているので、それを考えればあってもおかしくはないのかもしれませんが。
 しかし、プラントってどういう社会体制なんでしょうね。ほんと、不思議です。

・最後になりましたが、亡くなられました逢坂浩司さんの御冥福をお祈りいたします。合掌。

by shunichiro0083 | 2007-09-26 22:57


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