人気ブログランキング | 話題のタグを見る

shunichiro0083のアイのダメヲタ日記-感想と推測と妄想の終わらない円舞曲

taneunn.exblog.jp
ブログトップ
2007年 09月 10日

サナリィのこと

・さて、久しぶりの記事は「クロスボーンガンダム」からのスピンオフ妄想として、色々変遷というか振幅が激しいサナリィについて少々考えてみようと思います。
 取り敢えず、使用する資料は以下の通りです。

#機動戦士ガンダムF91・劇場パンフレット
#EB PART5・コスモ・バニロニア建国戦争編
#データコレクション8・機動戦士ガンダムF91

 ロマンアルバムやラポートデラックス等の資料は手に入れることが出来なかったので、以上の最低限の資料のみを使うことになりますことを、予めお断りしておきます。

・まず最初に、上記の三冊に共通する確定事項としてはサナリィとは海軍戦略研究所の頭文字を取った略称である、ということしかないようです。
 Strategic Naval Research Instituteの頭文字なので、S.N.R.I.という表記をされることも少なくありません。
 パンフレットではサナリィは地球連邦軍のMS研究機関、ということになっていて後年付け加えられるような要素はこの時点では何もない訳です。この文章ではそれ以上のことは窺い知れません。

・これが映画公開の91年6月に刊行されたEBになると、軍の研究機関という表記はそのままに、加えて「サナリィ社」という表現が(U.C.0111年10月の項)。
 また、具体的な活動として『主にコロニー公社からの依頼によって大規模構造物や業務用の機動機器を試作していた(58頁)』が設定されました-この一文が後年の混乱を起こしてしまったのではないかと思われます。
 ただ、サナリィ「社」という表現は後年発行されたデータコレクションの年表からは削除されていますので、単純なミスである可能性も高いですが。
 この段階でのサナリィをまとめるなら、軍の研究機関であり、MSの他にもコロニー公社からの依頼で各種機器等の研究開発も行っていた-という感じでしょうか。

・この後、EB8巻では「諮問機関」という肩書きになったりもしつつ、問題のデータコレクション(以下、DCと略)の記述ということになります。
 DCの記述と年表の記述を要約すると「主にコロニー公社からの依頼で業務用の機動兵器等を開発していた研究所で、その前身は最初期のコロニー建設JVにも参加していた古参企業。軍に買収されてからは諮問機関としての戦略戦術研究所なる名称を与えられていたが、0093年9月の軍再編によって海軍戦略研究所(サナリィ)となった」ということになるのでしょう。
 そもそも『業務用の機動兵器』とは何ぞや、という気持ちになりますが-事実、この一文は前々から引っかかってました-、これは前述のEBの記述『業務用の機動機器』を兵器と解釈したことが原因なのではないかな、と思い至りました。
 思うに当初は諮問機関であったなら、その頃はシンクタンクのようなものであり、MS等軍用兵器の研究、開発などは行っていなかったのではないでしょうか。それが93年の再編によって、本来のコロニー関連機器の開発に立ち戻った、ということではないかと思います。
 問題は何故、ここで前身云々という文章が創作。挿入されたか、ということなのですが…。



・前身云々という文章は既にEB4巻にて書かれているのを発見してしまいました。また、同様に「サイド4に本拠を置くサナリィ社」という表記もありました。
 つまり、サナリィとはかなり初期の段階から“軍の研究機関”と“民間企業”という、二つの相反する設定が存在していたことになります。その一方で、一番公式に近いであろうパンフレットでは「軍の研究機関」説が採られているのも事実です。
 思えば、Wikiでのサナリィの項で「公社」と表現されているのも、この二つのいいとこ取りをした折衷案だったのかもしれません。

※Wikipedia:サナリィ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%A3

 しかしながら、基本線はサナリィは0123年の段階で「軍の研究機関」という所に置いておきたい、というのが正直な所です。
 そこで、ここを落とし所として少し妄想して見たいと思います。

・その前提として、サナリィは単なる研究機関ではなく、MS生産施設を独自に保有していた、ということが挙げられるでしょう。
 何故なら、DCには「(アナハイムに)F90キャノンガンダムの生産を委託した」という一文があり、これを素直に解釈するならサナリィで生産する筈だったものが、アナハイムに委託されたということになるのではないかと思います。コンペも行っている訳ですから。
 ただ、そうなると軍の研究機関でしかない筈のサナリィが何故、MSの量産が行えるのか、という疑問が生じます。
 そこで、考えたいのがサナリィがAE社以外の軍需産業と密接に結びついているのではないか、ということ。具体的に何処、というのは特定出来ませんが、マイクロハニカム技術を提供したとされるヤシマ重工との関連は考慮されるべきかもしれません。
 段階的に考えるなら、MSの小型化を提言したのは軍の研究機関であるサナリィであり、

・と、ここまで書いたときに強制終了となってしまったので慌ててアップしてしまいました。この続きはまた、後日。
 変な文章ですみません。 

by shunichiro0083 | 2007-09-10 21:16 | コミック


<< 続・サナリィのこと(妄想篇)      機動戦士ガンダムSEED FR... >>