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shunichiro0083のアイのダメヲタ日記-感想と推測と妄想の終わらない円舞曲

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2006年 12月 26日

ストライクフリーダム 森田氏解説のこと

・今月の「電ホ」のMS打撃自由作例記事の所に、「種」シリーズの特殊設定-要はSF考証-を行っている森田氏の打撃自由に関する解説が載っていました。
 それによると、打撃自由の開発自体は前大戦-C.E.71年の戦いを指す-末期から既に始まっており、その意味でこの機体は自由の後継機種であると同時に、限りなく双子機に近いものなのだとか。
 まあ、そういう意味では一応の完成を見た自由を更に進化、かつ一般化させることでワンオフ機から量産機にへと昇華させるということだったのでしょう。
 しかしながら、高推力スラスターと次世代型ドラグーンの開発が難航している内にユニウス条約が締結され、開発は凍結。ある程度製作されていたフレーム及びパーツ類は倉庫にて保管されることとなったのだとか。

・これ以降の経緯はMGのインストとほぼ同じで、ターミナルによって盗み出され、ファクトリーで完成された、という感じ。
 さて、この解説とインストの整合性を考えてみるなら、一旦は開発は凍結されたものの条約締結後新たに就任したデュランダル議長の指示で、極秘裏に開発が続行したという感じでしょうか-インストには開発終了直前に強奪された、となっている-。
 それはどうよ、という向きもおられるかもしれませんが、実際あの議長はロゴスとの開戦に間に合うように運命と伝説を開発させていたお方です。これくらいのことをしていても、別段、驚くことはないと思います。
 まあ、前回の記事と絡めて話をするなら、キラ・ヤマト専用機とすべく政治的配慮で中断されていた打撃自由の開発を再開させたものの、完成直前にターミナルの手によって強奪。
 この一件の背後にラクス派の影を見た議長はキラの懐柔を断念する一方、打撃自由が(想定されていたパイロットごと)敵に回ったことを想定し、それを撃破する為に敢えて打撃自由の機能を二分割したMSを開発させたのであった-という感じ。
 「種運」第1話では影も形もなかった運命や伝説と言う高性能MSが短期間でロールアウトした理由には、その元となる詳細なデータが存在していたから、ということですね。

・あと、両者の説のいいとこ取りをするなら、ザフトは前大戦末期には既にNJキャンセラーを用いた高性能MSの量産計画を二種類持っていた、ということになるのでしょうか。
 尤も、これはZGMF-X999A ザク量産試作型-通称、9ザクの開発計画が同時期に立ち上がっていた、とするならですが。
 まあ、これについては9ザクが前衛に出て格闘戦を主体とする機体であるとして、打撃自由はあくまでもビーム砲やドラグーンによる中距離からの支援攻撃を主体とする、それぞれ性格の異なる機体として開発されたということなのではないかと。
 おそらく、この時点では打撃自由に搭載されるのは通常の核エンジンではあったろうと推測します。ハイパーデュートリオンはまだ、この時点では開発されていなかったのでしょう。ひょっとしたら、これの開発の難航も打撃自由の完成が遅れた原因の一つだったのかもしれません。
 その一方で9ザクの開発が淀みなく進んだのは、これとは逆に既存の手堅い技術のみを採用した、ということも大きいのではないかと思います。



・しかし、そうなると(少なくとも71年当時の)ザフトはやはりNJキャンセラーの量産に必要な希少物質を相当数押さえていたのではないですかね。
 そうでなければ、NJキャンセラーを搭載した量産機の計画を同時に二つも動かしてはいないでしょうから。
 少なくとも、ハイパーデュートリオンという新型核動力の開発に成功している以上、恒常的に希少物質を入手出来る伝手を持っていた、と考えるべきではないでしょうか。
 無論、その量は微々たるものでとてもではないが量産ラインに乗せられるものではなかった、としても反論は出来ませんけれど。

・それとも、「Δ」の話が進むとデュランダルと火星圏が手を組み、極秘裏に希少物質が輸入されるとかいうことになるのだろうか。
 いや、しかし地球と火星の距離を考えたなら、それではタイミングが合わないということになってしまう。
 だとすれば、既に火星圏上層部と議長は水面下で何らかの協定を締結しており、アギダリアはNJキャンセラー希少物質の運び屋に使われていたとかいうことなのだろうか。
 で、それに気付いたアグニスらは本国に反旗を翻し、自らが定める正義に従って行動するようになる、とか。

by shunichiro0083 | 2006-12-26 13:11 | 設定


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