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shunichiro0083のアイのダメヲタ日記-感想と推測と妄想の終わらない円舞曲

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2005年 07月 18日

アビスの両肩部シールドのこと

・で、以前にも「対ビーム防御について」という記事で取り上げたのですが、何故、アビスの肩シールドはVPS装甲と対ビーム防御が両立しているのか、という問題を考えてみたいと思います。
 念の為に書き記しておきますと、「種」「種運」の基本設定として『PS装甲は実体弾等、物理攻撃にはほぼ無敵の防御力を持っており、これを破壊出来るのはビーム兵器だけである』となっております。また『PS(VPS)装甲と、対ビーム防御は両立しない』とも。
 だから、アビスの肩パーツは由々しき問題なのですね。

・しかしながら、実はPS装甲と対ビーム防御が両立していた、という例が過去にもない訳ではありません。そう、ジェネシスです。PS装甲とミラージュコロイドを併せ持った、現状C.E.世界における最強最悪の大量虐殺兵器です。
 このジェネシスを鎧っていたPS装甲は堅牢で、イズモ級戦艦の陽電子砲の直撃を喰らってもビクともしなかった、という記録が残されています。
 これこそがアビスの肩パーツの謎を解く、ただ一つの鍵なのです。
 この描写については大きく分けて、二つの説があり、一つはジェネシスのPS装甲面積があまりに広かったことから面に対する点攻撃では威力が分散され、結果的にラミネート装甲と似た効果を発揮した、とするもの。
 もう一つは大電力を供給することでPS装甲の強度を上げ、弱点であったビームやレーザー等光学兵器による攻撃-おそらくは、数万度と言う高熱が問題なのであろう-を克服する、というもの。
 特に後者は「データコレクション・下」において紹介されている説であり、信憑度は前者よりも高いと思われます。
 そして、アビスらセカンドステージのMSに搭載されたVPS装甲とは、任意にその強度を変更出来るシステムです。

・そう、アビスの肩部シールドはTP装甲のようにセンサーで光学兵器の着弾を感知すると、瞬間的にPS装甲の強度を上げることで対ビーム防御を可能にしたのではないかと考えられるのです。
 無論、この方式は単なるPS装甲では不可能であり、自由にその強度を変更出来るVPS装甲で初めて実現可能となります。これが全身ではなく、肩部シールドのみに施されたのはあくまでも試験段階だからなのでしょう。
 また、強度を向上させた際にVPS装甲の色彩に変化がないように見えるのは、ほんの数瞬程度の変化なので肉眼では見分けが付かないのではないかと考えます。MSに搭載出来るバッテリー容量でビームに耐え得るだけのPS装甲の強度を実現するのは困難であろうことは想像に難くなく、その為非常に精密な操作が必要となったのでしょう。
 そういう意味では、カオス同様エネルギー消費量の高い新システムを導入したアビスにも、積極的にデュートリオンビーム送電システムが必要不可欠だった訳です。



・けど、この解釈でも肩パーツが『対ビームコーティングシールドを兼ねた』と書かれているか、は解決出来ないのであった・・・この解釈は「対ビームコーティング」ではないしね。
 もう一つ解釈するなら「振動部材ではないけれど、新開発のきわめて高性能な対ビーム塗料-ビームを拡散吸収するもの-を何層にもコーティングしている」ということも考えられるかもしれない。
 ザフト系のMSの対ビームシールドはローレシア級戦艦の外装に施されていた、対ビームコーティングの技術を流用して作られているらしいので、「種」の設定を重視するならやっぱり、こっちの方かなあ。

・まあ、MGエールストライクが出るまで、単純に対ビームコーティングされていただけのものだったですしね、あの楯も。
 -そう言えば、『PS(VPS)装甲と、対ビーム防御は両立しない』っていうのは何が初出なのだろう?

by shunichiro0083 | 2005-07-18 11:31 | 設定


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