2005年 06月 27日
・やはり、レジェンドの動力源は新型のものだったようです(OS起動画面参照のこと)。どうやら新型の動力源というのは、デュートリオン送電システムからスピンオフしたものではないかと推測します(レジェンドのOS・G.U.N.D.A.M.の頭文字の内「D」はDeutrion)。 この辺りについての解説はHJ誌の今月号の「MSV」にさわりが載っていますので、興味のある方には、ご一読をお薦めします-僕はチンプンカンプンでしたが。 ・さて、今までチラホラと出ていた議長の黒い面がそろそろ所構わずに現れるようになって来ました。 どうやら議長の主義主張は単なる選民主義ではなく、議長が定めた役割を個々人に押し付ける、一種の統制社会であるようです。まあ、確かにそれなら戦争もなくなるでしょうが、それの代償に人間の大部分は自由意志を奪われてしまうことになるのではないですかね。少なくとも、職業決定の自由がなくなるのは確定です。 で、それに逆らう者は叛乱分子と認定され、容赦なく処分されるという-前回のアークエンジェル御一行や、今回のアスランのように。 ・ただ、アークエンジェルが議長にああいう風に言われるのは仕方のないことではないかとも思います。 実際、アークエンジェルは政治的活動を蔑ろにして勝手気ままに戦闘へと介入して来ていたのですから。敵とも味方とも分からぬ、それでいて端倪すべかざる戦闘力を持っている以上、大国の論理では排除の方向に行っても仕方のないことでしょう。 まあ、確かにアークエンジェルの言い分も分からないではないのですが、主張はともかくその方法は間違っていたと言わざるを得ない所です。 ・で、当のアスランもミーアが気を使ってくれなかったら、MPに拘束、粛清されていたのは間違いのない所です。まあ、上手く立ち回って逃げ出すのに成功する、という目も充分にあり得ますが。 それよりも今回のこのミーアのアスランへの忠告は、それによってアスランが危地を脱する、というよりも「議長とレイが何やら陰謀を企てているが、アスランは上手くのって来なかったので処分する」という部分を見せる為にあったのでしょうね。 あと、個人的にはミーアのような考え方もあり、だとは思います。無論、使えなくなったら切り捨てられ、処分される、ということを覚悟の上、ならですが。 そういう覚悟を決めていたキャラクターには「るろ剣・志々尾編」の由美が相当するのではないかと思います。ただ、ミーアにはあそこまでの悲壮な決意があるようには見えませんけど。そうした観点から語られるべきなのは、むしろレイなのかもしれません。 ・と、まあ、そんなこんなで議長の思惑を知ったアスランは脱走を企てるのですが、何故メイリンがあそこまで献身的になるのかが、今一つピンと来ません。勿論、理由はそれまでの描写の積み重ねが足らない所為ですが。 せめて、これまでのルナマリア並の描写がなければ、単純に本編を見ている人間はご都合主義とか、唐突だ、とか思うでしょうね。前にアスランのパーソナルデータを呼び出して、こっそり見ている、とかだけでは免罪符にはならないのではないでしょうか。 それとも、懐に窮鳥が入った猟師の心境だったのでしょうか、メイリンは。いやはや、ナンとも。 ・しかし、メイリンのハッキング能力は半端ではないようですね。いくら自軍のものとは言え、メインコンピューターに不正アクセスして、警報システムを誤作動させるのですから。 その上、緊急発進が可能で、かつ、滑走路にも近い機体の置き場所まで特定してしまうんですからね。彼女、つい最近までこの基地の知識なんて碌すっぽ持ち合わせていなかったにも関わらずですよ。いやあ、凄い。 ・アスランはレイにとどめを刺せた筈なのに、躊躇いました。ライフルを落とされた後のあのタイミングなら、間違いなく撃てた筈なんですけどね。まあ、そういう甘い所がアスラン・ザラなのですが。 ・レイの「キラは死んでいない」という台詞は、クルーゼもまた彼の心の中に生きている、ということなのですかね。 ・キサカさん、東アジア共和国からジブラルタルへとやって来ました。でも、故郷でもなんでもない東アジアにいたんでしょうか。そんなとこにいるくらいなら、カガリの側近をやっていてやれば、あの最悪の事態は避けられたかもしれないのにねえ。 ・アーサー、今日は驚きこそしませんでしたが、あんまりなことを言ってブリッジを白けさせてしまいました。これが伏線なら、一挙に話を畳めるかもしれませんな。 ・最後になりましたが、僕はアスランの今回の脱走は全肯定です。まあ、そもそもザフトに復隊したのが間違いだったんですから。 レイはゴチャゴチャ言っていましたが、迷っていた人間が元の鞘に納まるだけですよ、ええ。 満足度=☆☆/2★★★(一個半) ・議長とレイが密談をしていた際の写真は、やはりルナマリアがタリアに提出したものなのでしょうね。 しかしながら、キラとアスランの会話を録音したテープを議長は聞いていないのではないかとも思います。何故なら、ああも簡単に自分に反抗するアスランを切り捨てた議長なら、あの場の会話を聞いていたらその時点でアスラン切り捨てを決定していたのではないかと思うので。 そういう意味でも、アスランを庇うのはメイリンではなくルナマリアだったのではないかと思います。 ・レイが議長にアスランを切り捨てるように進言した際、黒い嫉妬の炎が燃え上がっているように感じたのは僕の気のせいでしょうか。 ・メイリンの部屋に乗り込んだMPはバスタオル一丁のウェーブに気を取られ、部屋の中のあちこちがひどく濡れていたことに気が付かなかったようです-土砂降りの中を逃げ回っていたアスランは濡れ鼠でしたからね。 これが推理小説なら噴飯ものなのですが、「種運」なら笑って許して、ということになるのでしょうか。それとも、アスランのブーツの底は濡れても、汚れてもいなかったのかな。ドラえもんみたいに。 ・アスランが「アークエンジェルを探す」と言い、「合流する」というニュアンスではなかった所を見ると、やはりアスランはアークエンジェルと連絡を取る手段は持っていないようですね。 やはり、来週はデスティニーとレジェンドに撃墜された所をキサカに救われるのでしょうか。
by shunichiro0083
| 2005-06-27 23:18
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