人気ブログランキング | 話題のタグを見る

shunichiro0083のアイのダメヲタ日記-感想と推測と妄想の終わらない円舞曲

taneunn.exblog.jp
ブログトップ
2005年 01月 01日

オーブ艦隊司令のこと

・新年明けましておめでとうございます。本年も当ブログを宜しくお願い致します。

・さて、新年一発目のお題は「オーブ艦隊司令」‐12話にて、ひょっとしたらシンよりも視聴者の心に残ったかもしれない人物であります。
 では、何故今頃取り上げるのかと言うと・・・前回、きちんと取り上げるのを忘れていたからでありまして。あと、それに加えてネット上では賛否両論毀誉褒貶が激しい人物だから、というのもあります。
 あの名も無き司令の発言は、単なる一般市民の気持ちの代弁だったのでしょうか。それとも、政治と言うものを理解していない、単なる無責任な軍人としてのものだったのでしょうか。
 僕としてはコメントにも書いた通りですが付け加えるなら、あの司令は政治と軍隊というものの関係を知りつつ、その上で個人としての筋を通したのだと思っています。そして本来、カガリというキャラクターが目指しているのも、ああいう方向性であった筈なのです(清濁併せ飲み、かつ、正論をねじ伏せられる器量の持ち主)。
 司令のあの発言と行為は単なる無責任ではなく、自分が責任を取れる範囲で現場の判断を優先させたのでしょう(実際、オーブの海軍の優秀さは「種」でアークエンジェルが逃げ込んだ時のエピソードで証明されています)。
 確かにあれは、シビリアンコントロールが原則の現代の軍隊から見れば決して褒められた行為ではありませんが、極端な逸脱でもないと思うのです。司令のあの発言を単なる感傷‐センチメンタリズムと切って捨てることは可能ですが、別にオーブの領海内に再進入させないだけだったら命中させなくても構わないでしょうしね。
 そういう意味では下した命令の因果を含めず、司令に個人の判断を優先させてしまったユウナの詰めが甘いのです。
「オーブは連合に付き、プラントとは遅かれ早かれ敵対する。その時、ユニウスセブンを破砕せしめた程の戦闘力を持つミネルバという艦があるのは戦術上問題がある。隙を見て撃沈するんだ。それが来るべきナチュラルとコーディネイターの戦いにおいて、君の部下の損失を少しでも防ぐことにも繋がるだろうから・・・」
なんて風に囁かれていたら、あの司令の判断も変わっていたでしょう。それでも悩みぬいた上での決断、となるなのでしょうが。

・と、まあ、とやかく書いては来ましたが、ネット上でもありましたがスタッフ側の意図としてはユウナ親子の正論に対する対比、というものが第一義だと思います。実際、ユウナ親子のアレがなければ、吐かれることのなかった台詞でしょうし。そういう意味では成功していると思います。
 個人的には誤射の振りして連合軍艦隊の艦船の一隻や二隻、沈めてくれればなお良かったのですが。それは流石に悪ノリでしょうからね。

・そんなこんなで、色々と思う所はあったのですが、ザムザザーの意外なまでの格好良さ、素晴らしさが全て蹴散らしてしまいました。惜しむらくは連合軍艦隊が全滅してしまったので、インパルスをあわや、という所まで追い詰めた高性能さが製造先に伝わらないことでしょう。
 嗚呼、見たかったなあ。量産型ザムザザーとか、空間戦闘用高機動型ザムザザー:通称・ザムザザーIIとか、南方戦線用トロピカル・ザムザザーとか、現地改修型ザムザザータンクとか。
 真面目な話、あれだけ攻守のバランスが取れた期待ならば、(複座式だし)前線指揮官機として少数生産されてもいいような気もします。何せ、極端な接近戦に持ち込まれなければほぼ鉄壁の守りを見せますからねえ。TP装甲を搭載すればもう、言うことなし。
 ・・・見たいなあ、指揮官専用ザムザザー(鶏冠付きで、三倍のパワーとスピードです)。

by shunichiro0083 | 2005-01-01 19:35


<< 本編とのリンク併せてアウトフレ...      ご挨拶 >>