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2005年 09月 26日

PHASE-49 レイ

・今回一番、印象に残ったコト。アカツキのタンホイザーをも霧消させる“ヤタノカガミ”の威力でもなければ、シラヌイに搭載されたドラグーンにはフィンファンネルの如きバリヤーが備わっていることでもなく。
 あんな安易に、誰でも思いつく方法でアークエンジェルの窮地を救い、ムウの記憶を呼び覚ましたことでしょうか。いくら、DVD特別編の頃からまことしやかに囁かれていたとは言え、何の捻りも臆面もなくやっちゃうとは・・・?!
 いやあ、もう脱帽です。個人的には前作の本編を尊重して、双子の弟とか、ムウのデータを移植された最高級のエクステンデッドとか考えていましたが、全くの無駄でしたね。
 どうせジブリールが(何故か)助け出し、記憶を操作して自分の手駒にしたのだったらサイボーグぐらいにはなっとけ、という気も。そうでなけりゃ、あんまりにもご都合主義過ぎるでしょ?

・タイトルロールの「レイ」というのは、不完全なクローンだったという彼の出生の秘密が明かされるからだったのでしょう。
 結局、レイもまたアル・ダ・フラガのクローンということだったようです。しかも、ラウが産まれて暫くしてから再度造られた、というオチまでつきます。メンデルで育てられていた所を見ると、やはり不完全であったが故にフラガ家に引取りを拒否されて日陰者扱いされていたのを、既にザフトのエリートとなっていたラウが後見人となってプラントでの戸籍を取得させてやった-という感じでしょうか。
 要するにレイがキラに対して憎しみを募らせていたのは単に己と同一の肉体を持っていたラウを殺した、というだけではなくキラを生み出す資金の見返りに過ぎなかった、ということもあったのでしょう。
 この辺り、「Xアストレイ」に出て来たカナード・パルスと似た感情を、レイはキラに対して抱いているのかもしれません。

・「機動要塞」とくどいくらいテロップされていたメサイアでしたが、ネオジェネシスなんていうトンデモ兵器を搭載した、移動要塞というガイエスブルグのような代物でした。
 しかも、月面近くにまで降下していると言う恐ろしさ。月降下に要する推力を考えると、そのエネルギーは半端ではないと思います。しかしながら、その容積の何割かは「デスティニープラン」用のコンピュータールームが占めているのではないかと思われますので、意外とその辺りが突破口になってもいいと思います。
 が、しかしながらそれもあと残り1話とあってはまず無理でしょう。それにまともに考えれば、敵との至近距離であんな真正面にジェネシスの反射ミラーが付いているのですから、砲撃を受ければ一発なのではないかと思います。それとも、やっぱりメサイアはPS装甲で鎧われているのでしょうかね。

・そう言えば、レイがルナマリアのことを褒めていましたが、あれは死ぬ間際の人間が後を託すという心境みたいなものなのでしょうか。その割には最近、邪険に扱っていましたが。

・ムラサメやドムトルーパーも出撃してました。しかし、今月のHJ誌の記事を読んだのですが、結構凄まじかったですね、正式採用ドムトルーパー(この名前はうろ覚え)。それにしても、奇想兵器の一言で何でも済ますのは人としてどうかと思います。

・なんか久々の台詞有りで登場したディアッカとイザークでしたが、なんだか訳も分からぬ有耶無耶のままアスランの味方してましたね。
 まあ、今週はキラとアスランの標的が無人の廃棄コロニーの輪切りだったから良かったものの、来週はどう足掻いてもザフトの皆さんとやり合うのは避けられない状況ですからね。一体、どうするんでしょう。
 軍法会議を覚悟の上で、敵であるアスラン達に加勢するのでしょうか。それとも、見てみぬ振りですかね。

・しかし、ラクスはこの期に及んでどうしてまだ情報を出し惜しみし、明確な論陣を張らないのでしょうね。もう、あんな抽象的な話をしている時は疾うに過ぎているでしょうに。
 ラクスがもっとちゃんとした演説をして、自分と議長の敵対関係を話したなら戦闘不能になるザフト兵も多いのではないですかね。それこそ、前回入手したミーアのディスクを公表して、議長の欺瞞を追及するくらいはやるべきではないでしょうか。
 こうした政治的姿勢が不徹底なのも、「種運」という物語は扱おうとしているテーマに比してドラマがどうにも上手くないと感じさせる一因ではないかと思います。

・ダイダロス基地のレクイエム基部には、どうやら陽電子リフレクターがザフトの手で増設されたようです。対ミネルバ戦において連合軍が使用していない所を鑑みるなら、そういうことになるでしょう。
 
・議長はアークエンジェルとエターナルはビーム偏向ステーションの一つを落とした後、メサイアに来ると予測していました。だから、その裏をかいてわざわざ月裏側のダイダロス基地まで出張ったのだと思います。
 が、その読みは外れて、ダイダロス攻略に向かった艦隊と合流したアークエンジェルとエターナルの真正面に出ることとなったのですが。
 どうも、ここに来て焦っているのか、議長の判断にミスが目立つように思えます。それとも、叩き潰せるという戦術的目処が立ったので、アークエンジェルやオーブ、秘密組織ターミナルをあぶり出して決着をつけるということだったのでしょうか。
 それにしても、ちょっと拙攻ではなかったかと思うのですが。

・ネオジェネシスの発射シークエンスに「Nジャマーキャンセラー起動」というのがありましたから、一応今回の戦闘ではNジャマーは散布されているようです。

・アマギ一尉、やっぱりお亡くなりになったのでしょうね・・・。

・まあ、この所の一連の流れから議長が思い描いているシナリオを考えてみると、まず、アルザッヘルを殲滅させて連合の残存勢力を抹殺し、これによって潜伏していたラクス一党を釣り上げる。
 ザフトに対し攻撃を開始させることで、オーブは第二のロゴスとなろうとしており、その為に邪魔なザフトと議長を武力で排除しようとしている、と自己の立場を正当化する。その上でラクス一党を撃退し、オーブに再侵攻、制圧。
 こうして後顧の憂いをなくした議長はデスティニープランに勇猛邁進、一意専心して人類は皆遺伝子によって管理される世界を築く-こんな感じでしょうか。

 ま、泣いても笑っても来週が最終回です。どうなるのか、最後まで見届けると致しましょう-

 満足度=☆☆★★★(二個)
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by shunichiro0083 | 2005-09-26 04:26 | 感想
2005年 09月 24日

「SEED ASTRAY B」のこと

・まあ、今更のような話題ですが。当然、このタイトルの意味する所は単行本のことであります。が、限られた紙幅でのものですから、結構漏れている記事もあるようです。
 その典型的例が「ゲルフィニート」でしょう。いくら本誌掲載時の詳細が作例記事に付属していたとは言え、あの解説文が丸々抜け落ちているのには正直がっかりしました。MA・ペルグランデの解説もそんなに詳しくないし、こうしたオリジナル機体についてはもう少し気を使って貰いたいですよね。

・まあ、とは言え雑誌連載されていたアストレイ関連で最後にまとまったものですから、「種」や「種運」に興味を持つ人間としてはそれなりに有り難いモノではあります。
 特に自分のように特別模型誌を買わない-模型には興味がない-人間には嬉しい限りです。

・それ以外に興味深い所としては、「B」が本編の時間軸を無視し、かなり好き勝手にやっていたのでその後の展開と辻褄が合わなくなっているのが垣間見えたりするのが面白いですね。
 特に太陽砲台のくだりは連載初期に行われたので、デザインが「ナチュラルとコーディネイターの戦争終結後」という時系列であるにも拘らず、ブルーフレームのものだったりするのはその際たるものでしょう。
 もっとも、この話自体当初は「種」終結後のものであったのでしょうが、「種運」が始まったのでその後、という風に今回の単行本で時間が変わって来ています。個人的には、「種」と「種運」の間、ということでもいいんじゃないかと思うのですが。

・巻末には「アストレイR」を描いていた戸田先生の読みきり漫画も載ってますし、興味のある人なら買っても損はないと思います-まあ、レイスタがこの時期、あったかどうかは微妙なところだとは思いますが。先行試作型とか、そんな感じですかね。
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by shunichiro0083 | 2005-09-24 01:10 | アストレイ
2005年 09月 19日

PHASE-48 新世界へ

・さて、今日も今日とてアバンタイトルは4分11秒というかなりの長さでした。機動要塞メサイアには大量の並列型スーパーコンピューターが設置されているようなので、これで全人類の遺伝子データを解析するのでしょうか。
 なんか、本編では行列を作ったり、試料をいじってる臨床技術者なんかの絵がありましたが、前後の時間経緯から考えるにイメージ映像としておかないと辻褄が合わないのではないですかね。まあ、ミスリードなのでしょうけれど。
 コーディネイト技術が完璧でないのは遺伝子工学の権威であるデュランダルですら、クルーゼやレイのテロメア異常を治せないことでも分かっているのですからね。そういう観点からも、「DESTINYPLAN」を構築する基礎技術の信頼性はちょっと低いのではないでしょうか。そういう意味では議長、見切り発車だったと思います。

・レイがクローンで、テロメアに異常があることがしっかりとした伏線もなく公開されましたね。そういうのもアリ、なのでしょうか。
 それにしても遺伝情報の欠損とかは最初に検査すれば分かるのでしょうから、テロメアの異常に対して早期に治療することは出来ないのですかねえ。それとも、まだプラントの遺伝子医療はテロメア異常に対する有効な手段を開発してはいないのですかね。

・しかし、議長。戦争を廃絶する世界を作り上げる為に人を殺し、戦争をも躊躇しないというのは問題ありまくりではないでしょうか。
 誰か言ってやって下さい。今、貴方のやっていることは戦争をコントロールして利益を得ていたロゴスと同じなのだ、と。
 何故なら、ロゴスは利益を上げるという信念の為に戦争を起こし、人を殺したが彼らは自分なりの信念に基づいていたのだから。そしてそれは、世界を防衛すると言う信念で大量虐殺し、意に沿わぬ国々を攻めるという議長の今のやり方と全く同じなのだから。

・アーサー、驚くだけでなくタリア艦長に窘められてましたね。確かに、ダイダロス基地はザフトが押えているのだから、月艦隊が心配する理由はないのですがね。
 それにしても、レクイエムの砲本体を攻撃せず、コントロールルームだけを破壊させた真意はそこにあった訳ですな。言われて見れば、敵が作ってくれた大量破壊兵器を無傷で接収出来るならそれに越したことはないのですし。
 ただ、ホットラインを繫ごうとしている相手-大西洋連邦大統領に対し、不意打ちを喰らわす議長とその側近というのはヘブンズゲートの時のジブリールのことをどうこう言えないんじゃないかな、とか思いましたよ。

・アークエンジェル御一行は「DESTINYPLAN」を力づくででも止めることを決意し、エターナルと合流します。
 ただ、これも問題なのは議長が実力行使に出てくれているからこそ画面上問題が内容に見えますが、これが議長があくまでも穏便に済ませようとしていたらどうするつもりだったのでしょうね。
 まあ、ラクスの政治的発言力は絶大なものがありますから。事前に声明を発表したりはするのでしょうけどね。で、あくまでも攻撃を受けたから仕方なく防衛する、という形に落ち着くんでしょうか。
 
・で、その二隻ですがエターナルは何処かから出て来たナスカ級やネルソン級宇宙戦艦MS搭載型を従え、アークエンジェルはアークエンジェルでクサナギ以下イズモ級MS運用戦艦3隻とともに月を出撃しました。
 後者は兎も角、前者が意味する所はザフト・連合軍の両者にクライン派とも言うべきものがおり、この緊急時に際して戦後のどさくさに紛れて隠匿していた虎の子の艦船を出撃させた、という感じなのでしょうかね。

・で、アーサーについて思ったことが一つ。タリアはもの凄く優秀なので、通常の意味での副官というのはまあ要らないくらいでしょう。言うなれば、ドン・コンドールともろ刃のシュテッケンを足して二で割ったような人ですからね。
 なので、タリアにとっての副官というのはそういう優れた人間だからこそ想像し難い、普通の一般兵のことを教える為の一種のバロメーターなのかな、とか。
 そしてもう一つは、自分よりも先にテンパってしまうアーサーが傍にいることで、より冷静さを保てる-そんな非情な意味もあるのかな、とか思ってしまいました。
 まあ、アーサーも新造戦艦の副官に抜擢されたのだから、そんなに無能ではないと思うし、それなりに仕事をこなしているシーンもありましたからね-数少ないけど。ただ、タリアがシャアのようにMSに乗って出撃したがるタイプだったらやばかったかもしれませんが。

 満足度=☆☆/2★★★(一個半)

おまけ
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by shunichiro0083 | 2005-09-19 11:37 | 感想
2005年 09月 12日

PHASE-47 ミーア

・まあ、今週は言わずもがなの回でした。個人的にはこんな風に引っ張らず、静かに眠らせてあげてほしかったです。

・で、議長が「DESTINYPLAN」の発動を宣言しましたね。予告や提供時の映像を見る限りでは市民から各自の生体サンプルを採取し、それを解析することでその役割を決定するというもののようです。
 ま、来週の「新世界へ」ではっきりするでしょうから。全てはそれ次第ですね。

・今日は内容が内容ですから、あんまり書くことはありません。気が向いたら、追記するかもしれませんが・・・まあ、次回以降の盛り上がりに期待しましょう。

追記(9/14)
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by shunichiro0083 | 2005-09-12 00:34 | 感想
2005年 09月 09日

地球連合のこと

・この場合の“地球連合”とは「世界安全保障条約に加盟した国々から成る国際組織」ということになります。オフィシャルな解釈ではないので念の為。

・データコレクション(上)やC.E.公式年表によると、70年に起きた「コペルニクスの悲劇」なる爆弾テロによって事務総長をはじめとする国連-国際連合首脳部が死亡したことにより、国連は事実上崩壊。
 その直後、プラント理事国の一つであった大西洋連邦の主導によって“地球連合”が組織された、ということになっています。これはプラント理事国が中心となって結成されたもので、その当時は非プラント理事国の殆どが加盟していないというものです(この図式はブレイク・ザ・ワールド事件によって大きく崩れ、地上の国家全てが条約に調印した結果、連合は地球-ひいてはナチュラルを代表する組織となります)。
 こうした経緯から推測出来るように、連合とはプラント=コーディネイター勢力に対する軍事同盟という色彩が濃いものでした。建前は人類社会の平和と安全の維持、とやらなのでしょうが国防産業連合-ブルーコスモスの過度なまでの影響力を考えると、やはり実際にはコーディネイター排斥の為の軍事同盟であったと言えそうです。

・こうした事情から、地球連合軍は各加盟国の軍隊の寄せ集めであるものの、制服やパイロットスーツが統一されていること等を考えると、一端国軍の指揮下を離れて連合軍本部に所属する形を取っているものと思われます。
 画面を見ても、艦艇や航空機などの主だった兵器は塗装の差すらなく各国同一のものを使っているようです。これは現在でもNATOに見られるような、国際共同開発が極度に推し進められた結果と見るべきなのではないでしょうか。そう考えると、実際には連合発足前からプラント理事国間における強固な軍事協力体制は出来上がっていたとということになるのではないかと思います。
 そうした体制が既に出来上がっていたからこそ、2/5に起きた「コペルニクスの悲劇」の直後(2/7)に大西洋連邦が“地球連合”設立を宣言し、2/11にはプラントに対して宣戦布告も可能であったのでしょう。
 ただ、この頃は連合もコーディネイター絶滅を目論んでいたのではなく、単に優れた研究開発及び生産拠点であるプラントを支配下に置こうというものであったと思います。それが狂ってしまったのはブルーコスモスの陰謀によって核が撃たれ、多くのプラント市民の命が奪われた「血のバレンタイン」と、それに端を発する「エイプリール・フール・クライシス-Nジャマーによる地上の深刻なエネルギー危機」でしょう。
 これによって互いに対する憎しみを煽らされた連合とプラントは、ブルーコスモスの筋書き通りに殲滅戦への道を歩むこととなります。

・兎にも角にも人類滅亡という最悪の事態だけは免れた訳ですが、だからと言って一足飛びに世界が明るい方向に向かっていったのでもなかったのは「種運」で描かれた通りです。
 そうした中、先の戦争から再び戦端が開かれる迄の2年間でブルーコスモスの連合に対する支配力は更に強まっていたようで、画面からは事実上の連合軍最高指揮官はジブリールであるとしか思えません。
 とまれ、「ブレイク・ザ・ワールド事件」をきっかけに世界は再び戦乱と混迷の時代となり、大規模な戦闘こそ少ないものの地球・宇宙を問わず連合とザフトの小競り合いが続くこととなります。
 この時、連合は地球の総意としてプラントをならず者国家として非難し、その解体と隷属を求めています。が、これを受け入れるということは、良くてかっての植民地時代の再来であり、おそらくはそれ以下の扱いを受けるであろうことは想像に難くありません。逆を言えば、連合はプラントが受け入れないであろう要求を突きつけることで、武力介入への道を開こうとしたのでしょう。
 これは国家間の交渉と考えるとお粗末に過ぎるのですが、問題の本質が人種差別問題にあると考えれば納得の行くものでもあります。
 しかしながら連合とザフトの戦力は拮抗しているか、さもなくばザフトの方が優勢であったことはその後の展開によって明らかになった所です。連合の情報収集と分析に難あり、ということなのでしょうが、上記の通りこの戦争を仕掛ける意味が「大義」ではなく、人種差別という「感情」に根ざすものであるならそれも致し方のないことなのでしょう。

・その後連合上層部が軍産複合体-ロゴスと癒着していたことが議長の口から公表され、ブルーコスモスとの後暗い蜜月関係をも暴露されるに至って連合は急速にその力を失っていったように見えます。
 連合加盟の各国は条約を破棄して、新たにプラントと同盟を結んだのか。さもなくば、連合内のタカ派の急先鋒であったろう大西洋連合の親ロゴス政権が打倒された結果、連合そのものの性格が変わって、プラントと共存の政策に転換したのか-個人的には両方ではないかと思っております。
 「種運」の情勢ではどうやら大西洋連邦と覇権争いをしていたユーラシア連邦がその勢力を大きく後退させているらしいので、連合の舵取りは主要国の合議制ではなく大西洋連邦によるものとなってしまっているのかな、と思います。そうした状況下で連邦の国策が変化したのなら、必然的に連合の政策も変わってしまうのではないですかね。
 その結果が、地球各国の国軍がザフト・ジブラルタル基地に集結しているあのシーンなのではないでしょうか。そして、そうした情勢の変化を是と出来ない主義者達が国家を離れ、ロゴス-ブルーコスモスによって新たな軍事組織を立ち上げ、プラントと戦闘を継続したのがヘブンズゲートやダイダロス基地における戦闘の位置付けなのではないかと思います。
 そういう風に考えるなら、もしったとえ月基地に大西洋連邦大統領がいたとしても、議長にテロリスト認定されても仕方のないことだったのではないかと思います-まあ、どうやって地上を脱出したのか、という問題もない訳ではありませんが・・・。
 また、ザフトによってオーブ本土が攻撃を受けたのはセイラン親子が国際情勢を見誤り、条約を破棄して連合から脱退していなかったから、とも考えられるのかな、とも。

・しかし、まあ、ロゴス-ブルーコスモスが解体され、ジブリールも死んだことで今後連合が戦争の当事者として出て来ることはまず、ないのではないかと思います。
 確かにブルーコスモスというのは主義者ですから、そういう意識の根絶は難しいでしょう。それでも、あんな風に武力でコーディネイターを死滅させる、などという恐ろしい軍隊はもう出て来ないのではないかと思います-少なくとも「種運」では。
 もし、三作目があるとしたら、新たな天使に率いられて華麗なる復活を遂げるのかもしれませんが・・・。
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by shunichiro0083 | 2005-09-09 12:45 | 設定
2005年 09月 04日

PHASE-46 真実の歌

・アバンタイトルから察するに、議長はテロリスト呼ばわりしていましたが大西洋連邦大統領がアルザッヘル基地にいたということは、本来かなりやばい戦闘だった可能性が高いですね、月での攻防は。
 まあ、月基地に逃げ込んでいた大統領が実は罷免されているか、若しくはそれがほぼ決定していて肩書きに(前)とつくのが確定だったから、事実上のテロリストだったとかいう風に言い逃れるのか。
 それとも、どっかの中東の大統領みたいに、ならず者国家と認定されてしまっているから、そいつはテロリストだ、という大国の論理なのか-「種運」が現代社会を色濃く反映しているという制作サイドの談話を信用するなら、後者ということになるのでしょうね。

・ルナマリアはいよいよレイに対する不信感を隠し切れなくなってしまっているような、そんな感じ。だからその腰巾着状態に成り下がってしまっているシンにも、親愛の情を抱きつつも慎重にならざるを得ないのかな、と。

・ミネルバもここに来て疲労困憊の様子。タリア艦長も着替えもせず、軍服のまま椅子でお休みです。
 けど、アーサーは頑張って艦橋に。艦長を楽にさせてあげたいという、副長としての意地と思いやりなのでしょうね。

・さて、偽ラクスことミーアですが、結局は非業の死を遂げてしまいました。ただ、それでも単なる駒として利用しつくされ、そうして捨てられて、という転落人生でなかったことは良かったと思いたいです。
 あれでアスランのように使われるだけ使われて、言うこと聞かなくなったから用済みと謀殺されるのではあんまりでしたから。
 ミーアはアスランと違い、自らの意志でそれでもいい、と議長の駒として生きる決心をした人です。ある意味、アスランのように議長から裏切られなかった分だけ、彼女の決断は間違っていなかったと言えるでしょう-それが幸せだったかどうかはまた別問題ですが。
 けど、ミーアをここで死なす理由はどこにあったのかな、とか思います。どうやら、あの策略もサラとかいう女の独断専行みたいですし-シリーズ構成上の問題だったのですかね、やっぱり。
 ただ、ミーアがラクスを庇って死んだ、というのは単なるお約束を超えた、それなりの意味があったと思います。
 もし、あそこでミーアがラクスが狙われてるのを知りつつも無視し、サラの銃弾に撃たれるに任せていれば、ミーアは偽者から本物になれていたかもしれません。それこそ、今ここでラクスに死なれたり入院とかされては困る反議長陣営から、ラクスの影武者として生きることを強いられた可能性もあります。
 どちらに付くにせよ、あの時何もしなければミーアは自分が望んだ「ラクス・クラインである」ことを手に入れられていた可能性が高いのです。
 しかし、彼女はそれをしなかった。自分の今の地位が脅かされるのを恐れると同時に、大好きだったラクスが殺されるのも嫌だった彼女は自分しかラクスを助けられないと思った瞬間、銃弾の前にその身を投げ出したのです。
 これはこの時、ミーアは議長の駒であることを拒否し、己の意志で生きたことを意味します。その結果が死であったことは非常に残念ですが、彼女の死は「種運」の物語の中でこの上なく意味のあるものであったと思います。

・マリューとネオはすっかり出来上がってますな。いいことです。

・しっかし、ここ数回のミネルバ内の描写は甘いですねえ。先週は月面の重力下で抱き合ってクルクル回ったと思ったら、今度は月軌道辺りにいると思しいのに廊下をドタドタと歩いているし。
 まあ、タンホイザーを撃つと月面に埃が舞って、ガンマ線レーザーが軍事基地に直撃すればキノコ雲が上がる世界なのだから、そういう細かいことは抜きなのかもしれませんな。
 いや、ねえ、アニメ的表現なのは分かっているつもりなんですけどね。それでも、一定の線引きは必要なんではないかと。ダイダロス基地に向かうミネルバの中と、今回の月面都市での描写がかけ離れてしまっているから混乱も大きくなってしまうのじゃないかな、とか思ったり。

・しかしあのサラっていう人も、あんまり上等な作戦を立てていなかったような気がします。ラクスらがまんまとおびき出された所をMSのビームライフルかCIWSを一斉射しれば、それでもうミッションコンプリートだったような気がするのですが。
 キラの連絡一本でアークエンジェルからアカツキが発進してこれるのですから、それこそプラント側も出来るのではないかと思うのですがね。
 どうやらコペルニクスは中立で、何処の艦船でも入れるようですし。いくら月軌道でロゴスとの最終決戦をやっていると言っても、ミーアもいるんだからMSを積んだ軍艦の一隻や二隻いても別段おかしくないと思うのですがねえ。

・そう言えば、クサナギと思しき艦がアークエンジェルの隣にいましたね。イズモ、ってことはまずないでしょうから、やっぱりクサナギでしょう。
 だとすると、何故アークエンジェルを同じ時期に、同じ場所に偵察任務に派遣するのかが判らないですね。国を焼かれて、そんなに国力に余裕のある時期ではないでしょうに、二隻の艦を同じ場所に派遣するのは無駄なような気がします。
 アークエンジェルが月に行くなら、それこそクサナギはプラントに救援物資でも積んで行くべきではなかったんですかね。そうすれば、プラントの様子が多少なりとも判ったと思うのですが。

・シンのことについてキラとアスランが話していましたが、まあ、確かに議長の言葉というのは正しいし、(画面の外でちゃんと証拠を提示していると仮定するなら)間違っていない訳です。そうした議長の言動を信じるなら、レイの言葉も多少過激ではあるけれどやはり間違ってはいない。
 問題はキラやアスラン、ラクスらが疑問に思っているのは議長のそうした部分ではなく、それ以外の所にあることなのでしょう。そして、彼らは今の所一冊の古びたノート以外はきちんとした物証がないように見えます。
 逆に言うと、シンは議長やレイの言葉に正しさと真実があると思うからこそつき従っているのであって、それが欺瞞であったことが判明してしまえば離反するのは結構容易いのかな、とも思います。
 けどそうだとすると、それはシンがザフトという軍事組織の一員になりきれていない、ということの裏返しでもあるのですが。普通に軍人していれば、内心、不満や疑問を持つことはあっても上からの命令には絶対服従ですからね。あんな風な心理操作は不要なんですよ。それが一兵卒というものなんじゃないんですかね。
 そうして考えると、フィクションとは言え議長が考える「DESTINY PLAN」というものの実行が如何に難しいかが分かるような、そんな気がして来るから不思議です。っていうか、実行される前にそれを証明してしまうのはどうかと。

・来週は「ミーア」ですか・・・次回予告を見る限りでは総集編にしか思えないのですが。新規作画、殆どなかったし。
 いや、あれで素材となる映像は使い回しでも、全編ミーアのモノローグで知られざることが暴露される、とかいうのならそれならそれでいいと思うのですが-どうなりますか。

・個人的には整形前のミーアは好きですね。彼女はむしろ、プラントではなくてオーブとかの方が幸せに暮らせたのではないか-そんなこともふと思いました。

 満足度=☆☆☆/2★★(二個半)
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by shunichiro0083 | 2005-09-04 08:40 | 感想
2005年 09月 01日

ラクス・クラインのこと

・さて、「種運」も残す所あと五回になりましたが、物語の着地点は眼のいい人間にもおぼろげにしか見えてはいないのではないでしょうか。
 勿論、「物語」が予想通りに行かないのは当たり前ですが、予想すら出来ない展開というのもどうかと思ったりもします。
 ここでは「種運」終結の鍵を握るであろう最重要人物・ラクス嬢のことを、とりとめもなく考えてみたいと思います。

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by shunichiro0083 | 2005-09-01 10:12