shunichiro0083のアイのダメヲタ日記-感想と推測と妄想の終わらない円舞曲

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2005年 01月 29日

特別編・EDITEDのこと

・まあ、結局は特別編という名の総集編だった訳で。当たり前と言えば当たり前に過ぎるので、ここについてのコメントはスルー。
 さて、意外だったのはアーモリーワンにおけるガンダム強奪が殆ど省略されていたこと。これは今回の特別編が見ていない人を対象にしたのではない、という証明でしょうか。ユニウス条約締結から、一足飛びにユニウスセブン落としとそれによる再びの開戦に話が進んでしまいましたから。
 そういう意味では、世界情勢が世界地図とともに映し出されたのは良かったです。
 それにしても、中立国がオーブしかなかった、っていうのが凄い。ということは、今「コミック版アストレイ」で展開している南アメリカの独立の騒ぎも、結局は鎮圧されて終わっていたということになります。
 僕としてはユニウス条約締結後の地球は大半の国の連合加盟と、少数の中立国(旧親プラント国家)という色分けではないか、と思っていたので世界が連合とプラントの領地、そしてオーブという体制になっていたのはもの凄く意外というか、驚きでした。
 それは何故かと言うと、大西洋連邦からの侵略を受けたオーブは降伏勧告を受け入れ、その保護下に置かれた-と、データコレクション(下)にはあったからです(88頁)。そのオーブが再度の独立を許されたということは、それに対する国際的世論の反発でもなんでもいいのですが、連邦にそうすることによって保護下に置くよりも政治的メリットがあると判断されたからの筈。
 そうなると、オーブ以外にも連合に加盟していない国があり、だからこそオーブは政治的判断-そういった国々に対する配慮-によって独立させられたのだ、と思っておりました。そうでなければ何故、少なくはないであろう犠牲を払ってまで自国の保護に置いたオーブに独立を許してしまうのか。
 実際、連邦から独立したオーブは代表首長のカガリによって積極的な-言い換えるなら反連合的行動を行っていた筈。それはカガリがいくらお忍びとはいえ、プラントにまで出向いてトップ会談を行っていることから推測出来ます。と、言うか、そうでなければデュランダル議長も会いはしないでしょう。単なる連邦の可愛らしい傀儡に会う必要性など、誰も認めはしない筈です。
 まあ、連邦がカガリの行動を十分、御しし得ると思っていたからこそ、オーブの独立を許したのは言うまでもないことでしょう。そうして類推するなら、セイラン家こそは連邦からお目付け役を課せられていたのであり、だからこそ“はじめに連合ありき”な考え方な訳です。
 で、こうして明らかになった世界情勢を鑑みてみますと、「種運」の冒頭からカガリが執拗に叫んで来た理想論が、如何に現実を見ていなかったが判明してしまいました。
 そして、ウズミと一概に比較出来ないことも。ウズミの時代にはまだ、親プラント派の国家や、実力者もいたのでしょう。それは南アメリカが連邦に武力併合されたという、年表の記事からも明らかです。
 しかしながら、C.E.73年の地球には連合に全ての国家が加盟しており、中立を標榜する国はオーブ以外のどこにもありません。そして連合加盟国が力と数の論理でその歩調を合わせられることは、連合のプラントに対する宣戦布告の素早さからもはっきりしています。
 そういう世界の中で、ただ単純に理想を叫んだ所で、誰からも相手にされないのは当たり前のことで。優れた施政者とは現実と理想の二つを眺めつつ、この両者の距離と溝を如何に縮め、埋めるかを考えて実行に移す者のことの筈。残念ながら、代表首長となったカガリにはこの辺の所が理解出来ていなかった様子です。ここいらは勉強不足もあるし、本人の資質という部分もあるよう。ウズミ様はカガリに帝王学を学ばせていなかった風ですが、せめて「君主論」くらいは読ませておくべきではなかったか。

・まあ、そういう訳で今回の特別編の収穫はオーブを取り巻いていた世界情勢が判明したこと。この一点に尽きます。これが判れば、「種運」で不明瞭だった部分が結構、判ってきますから。
 あ、あと、ナレーションは白鳥哲さんだった訳ですが、EDロールでは単純に「ナレーション」で、サイとしての独白ではなかったようです。
 個人的にはミリアリアがカメラマンで、サイがフリーライター、というのを期待していたのですが。

 ・・・と、ここまで書いておいて何なのですが、少し修正。画面で流れたあの条約前後の世界図はユニウス条約ではなく、世界安全保障条約とかいう同盟条約のことだったのですね。思い込みがあった為に、少し間違えてしまいました。取り敢えず、ユニウスセブン落着前まではオーブの他にも中立国はあったようです。
 ただ、それでも南アメリカが連合に与して中立を守っていられなかったのは確かです。また、赤道周辺の国家群や北欧の中立国家が、ユニウスセブン落着を機に連邦を主体としている(であろう)開戦同盟に参加したことも明らかになりました。
 ここから見えて来る部分としては、中立を維持したかったカガリが他国への働きかけをせず、また、そのチャンネルを持とうとしなかったことが挙げられるでしょう。と言うのは、プラントへ直接赴けるのなら、地続きの地球国家へはもっと容易く行けたであろうからです。幾らオーブの国是が中立であろうとも、単独での中立は不可能であることはアズハが生命がけで示した筈。
 そういう意味でも、カガリは自身の理想のみに拘り、周囲へ目を向けることを怠った、という批判は甘んじて受けねばならないでしょう。
 で、そうなるとオーブの独立も他の中立国へのカムフラージュという意味合いが強いようです。そうなると、やはりカガリ政権とは連邦の意思に従うセイラン家があっての傀儡政権であった、と考えるべきなのかもしれません。
 あと、中立国の同盟への参加ですが、これにはユニウスセブンの被害が赤道を中心とした地域に集中している、ということと無縁ではないでしょう。地図を見て貰えば判る通り、殆どの中立国が赤道周辺に集中しているからです。こうなっては、国民感情を納得させる為にも、各国政府は条約に調印せざるを得ないでしょう。
 こうなると、ユニウスセブンが大西洋連邦に大きな被害を与えなかったことと合わせて考えると、あの落着工作そのものに重大な疑惑が存在すると言わざるを得なくなって来ます。何故なら、結果的にあの悲劇はブルコス、コーディネイター双方の強硬派にこの上ない口実を与えているからです。落ちる場所が特定されていた-そう考えることはあながち間違いではないようにも、思えます。
 それが出来るかどうかは兎も角、ユニウスセブンが安定軌道から外れ、地球へと落ちるタイミングには何らかの意図が働いていたと考えるべきなのではないでしょうか。
 まあ、そんな神算鬼謀が立てられるのは夜神月(byデスノート)くらいのものかもしれませんが。
 
 以上、敢えて恥を晒し、今後の自戒とすべく記事そのものの修正は行いません(1/29 24:20)。

 満足度=☆☆★★★(二個)
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by shunichiro0083 | 2005-01-29 19:25 | 感想
2005年 01月 27日

カガリ・ユラ・アスハのこと

・まあ、今回の「種運」では色々言われているカガリではあるが、本人の意思とは無縁の所で起きてしまっていることについてはどうしようもないだろう。
 無論、国家元首であるならそれに相応しい人物にならねばならないと、努力をしなければならないのだろうが、それにも限界がある。
 今回の一連のオーブの御家騒動について言えることは、(繰り返しになるが)あまりにカガリが自分のブレーンをつくる、ということをぞんざいにしていたか、ということだろう。セイラン家云々ではなく、自分よりも年上で、経験豊富な閣僚らを相手にしなければならないと承知の上で、カガリは国家元首となった筈である。ならば、その時に自分の出来ること出来ないことを把握し、現実を見据えた上でどうすれば自分の掲げる理想を実現出来るのかを、彼女は考えなければいけなかった。
 けれど、それを疎かにしたばかりに彼女はキラ達にその身を誘拐され、オーブから遠く離れた地での傍観を余儀なくされようとしているかに見える。それどころか、今回のこの一件はユウナらセイラン家とその一派からすれば国の実権を握るまたとない機会であるだろう。
 それが良いか悪いかは、まだ判らない。ただ、これでカガリが今後のオーブの行く末に直接の責任を負わなくても良い立場になったのは確かである。ひょっとしたら、セイラン家主導の政治が破綻した時、カガリは颯爽と帰還して彼らの罪を糾弾するのかもしれない。
 けれど、そういうカガリを見たくはない。それは何故なら、望むと望まざるとは言え、彼女が国政を放棄した結果であるからだ。自分が自身の責務を放棄したであることを忘れ、その結果のみを指弾するというのは卑怯に過ぎるのではなかろうか。それとも、現状の国際政治ではそれがリアルなのだろうか。
 確かに、国民からの支持を失い、国を追われた指導者が状況の変化によって再び迎え入れられるということもあるだろう。しかしながら、そこには「国民の意志」が存在する。今回のように個人の思惑で連れ攫われる、というのは問題外だろう。攫われたことは彼女の罪ではない。けれど、帰ることが出来たのに帰らず、国の混乱をただ傍観していただけだったとしたら、それは立派な大罪人であろう。
 そんなカガリは見たくない。正々堂々とオーブに帰還する、カガリの笑顔が見たいと思う。
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by shunichiro0083 | 2005-01-27 22:32
2005年 01月 22日

PHASE‐15 戦場への帰還

・冒頭、何も知らない(知らされない?)アスランはセイバーでオーブへ向かうも、ムラサメ2機での迎撃に合います。増援として送られる先のミネルバがオーブにいると思っての行動な訳ですが、情報収集もそこそこに向かっているのかと思うと頭が痛くなります‐それとも、カガリ恋しさでしょうか。
 これは前回はあえて触れなかった話題なのですが、オーブを中心とする地球上の時間の流れと、アスランを主軸にしたプラントのそれはどういう風にリンクしているのでしょうね。8話の最後で一旦分離したストーリーは、その後殆ど接点なく進んで行ったように思えます。この辺りの時間描写がはっきりしていないから、アスランの言動が視聴者からはおかしく見えてしまうのではないですかね。
 まあ、プラント本国と連絡を取ったであろうアスランはようやくミネルバの所在を突き止め、カーペンタリアに移動します。っていうか、本編の流れを素直に受け止めるならアスランがプラントを出国する時にはもう、ミネルバがオーブを出たことをザフト本部は知っていたのではないですかね? 
 どうにもこの辺りの描写はよく判りません。やっぱり、地球に着いた時にアスランが驚くだろうと議長が仕掛けた悪戯なんでしょうか。そうでもないと、危険な前線に赴くアスランがああも精確な情報を与えられなかった意味が理解出来ませんから。
 微笑ましかったのは、カガリがキラとともにいると無条件に安心しているアスランの独白くらいでした。

・ミネルバクルーの皆を驚かせつつも、セイバーはミネルバに着艦。そりゃあ、クルーも驚くでしょう。カガリ付きの武官・アレックスがアスランとして‐しかも、ザフトのトップエリートとしてやって来たのですから。
 それにしても、シンのお行儀の悪さは特筆ものです。幾ら階級が存在しないザフトとはいえ、隊長クラスをはるかに凌ぐ権限を持つ“フェイス”のメンバーにまともに敬礼しないばかりか、食って掛ろうとするのですから。その後もシンのアスランを見る目には、厳しいものがあります‐その辺りはアスランも同様ですが。
 この辺りのシンの心理としては、一度プラントを裏切った人間が出戻るのを由と出来ない少年の潔癖さ。そして、自分の家族を死に追いやったオーブを裏切ってたやって来た、という部分が錯綜しているのではないかと想像します。
 そんなシンもアスランの実力は認めている訳で、今後のユーラシアとの戦いの中でこの二人の心の交流も進んで行くのでしょう。そうでないと、「種運」の主人公として、シンが惨めに過ぎます。まあ、アスランがミネルバと合流したことで物語の視点も絞られて来るでしょうから、今までよりは出番も増えること間違いなしです。

・で、前回保留にしたカガリの問題ですが、キラらが問題の本質を深く考えずに先走ってしいまったことがここに来て露呈してしまいました。
 ウズミの考えを尊重するのなら、今はまだああいう形での実力行使に及ぶべきではなかった筈。政治改革や外交努力をあっさり放棄し、国家元首を誘拐して国外へ脱出しまってはオーブという国に対する責任もへったくれもありゃしません。
 「選ぶ道を間違えたら、行きたい所へは行けない」とキラは言いますが、それも適切な判断があってこそ。カガリを連れ出し、地下ならぬ海中に潜っても何にもなりゃしません。キラが本気でオーブと世界を何とかする気だったら、無血クーデターを敢行してセイラン一派を放逐してカガリの親政が可能なようにすべきでしたね。そうすることによって初めて、オーブはこの世界の流れに否と唱えることが出来た筈なのに。
 今後、ストーリーがどのようになるかは判りませんが、唯一救いなのはカガリ誘拐の事実が公式には否定されているということでしょう。アングラには国家元首誘拐の事実が流布しているとは言え、 行政府が認めない以上アークエンジェルは犯罪者にはなりません。罪がないのなら、捕まえることも出来ないのです。
 多分、カガリはこのことを錦の御旗にして、国政に復帰するのでしょうね。

・しかし、ミネルバはオーストラリア大陸のカーペンタリア基地からスエズを目指すのでしょうが、それにしてもなんで随伴艦が必要なんでしょう。ひょっとしたらミネルバの飛行能力は恒常的なものではなく、ある意味“火事場の馬鹿力”みたいなものなんでしょうか。
 何故、そんなことを気にするのかというと、通常艦船がオーストラリア‐スエズ間を航行した場合、5週間程かかるからです。まあ、これは民間の船の場合ですから軍艦であるミネルバらにそのまま適用出来る訳ではないでしょう。それでも倍の速度ということもないでしょうから、やはり一ヶ月は優にかかると思います。
 迅速な作戦行動を取るつもりが議長にないのだ、と言ってしまえばそれまでですが、それにしてもあんまりな作戦行動ではないかと思います。スエス地区ならジブラルタル基地が近いのですから、どうしても随行艦が必要ならそこから出して貰えばいい筈。もっとも、それを言い出したらそもそもカーペンタリアのミネルバがわざわざ出向くこともない。アーサーの不平も尤もなんですよね。
 漏れ伝わって来る情報では、どうやらここで連合のMA・ゲルズゲーとやらが出張って来る様子。と、なると、議長はわざわざ戦闘が勃発するであろう場所にミネルバを追いやることになります。まあ、ユーラシアの反政府運動が活発な地区に行けという命令なのですから、当たり前と言えば当たり前ですが。こうなるともう、積極的自衛権の行使、と言う言葉が虚しく響きますなあ。

・そうそう、ちらっとですがファントム・ペインの皆さんの出番もありました。ネオもその席を空母に移し、ミネルバを追うようです。しかしまあ、宇宙用のエグザスは地上では使えませんから、一説によるとローエングリンと陽電子リフレクターを兼ね備えたMA・ゲルズゲーをも超える、更に傾いたMAに乗ってくれることでしょう。いやあ、楽しみです。

・カーペンタリア基地の描写を見る限り物資も豊富で、食料などにも苦労はしていないようです。酒場にはご丁寧にピアノまで置いてありました。それを爪弾くレイ‐見た目通り、多芸のようです。
 ミネルバのクルーに関して言えば、ホーク姉妹の違いが鮮明になって来ました。何時買えなくなるかもしれないからと、化粧品を籠一杯に買うメイリン。そしてそれを冷ややかな目で見るルナマリア。その一方で、二人ともアスランに興味を示すシーンは、OPの背中合わせに離れて行く二人と関連があるとも思えます。
 まあ、今回はインターミッション。スエズに赴くミネルバはそこに何を見るのでしょうね。そう言えば、タリアが任務についてアスランに説明している際の映像少々えぐくて、どうかと思いました。まあ、それを独り見つめる議長、という方が重要なのかもしれませんが。

・で、来週は特別編‐EDITEDです。内容は総復習ということのようですが、どんなものになるのでしょう。期待半分、不安半分ってところですかね。

 満足度=☆☆/2★★★(一個半)
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by shunichiro0083 | 2005-01-22 23:36 | 感想
2005年 01月 20日

再改造アークエンジェルのこと

・さて、前回の放送で復活したアークエンジェルとそのクルー。それに関して現時点で判っている範囲で想像してみましょう。

・まず第一に、あれだけの大規模な地下設備を誰が整えたか、ということ。あそこまでの設備ですから、単なる個人の金では不可能です。そこで考えられるのが、モルゲンレーテ社。二年前の停戦後、密かに自社が保有する地下ドックに停泊させ、修理と同時に大幅な改修を行ったというのが無難な線でしょう。
 反対に、オーブ軍による直接の行動とは思えません。何故なら、14話の劇中でオペレーターがフリーダムとアークエンジェルの識別信号を知ってはいても、システムは自動的にアンノウンと判定しているからです。いくら極秘裏に事を進めたとしても、防空システム等にはデータが入力されている筈。それがないことから、軍という可能性は極めて低いと推測します。
 では何故、モルゲンレーテなのか。これは「アストレイ」で語られた部分ですが、オーブの五大氏族の一つ・サハク家は「アンダーグラウンドな仕事」を掌って来た家柄であり、それ故にオーブの軍事産業たるモルゲンレーテと深い関わりを持っています。そして、本編では語られていませんが五大氏族の生き残りはカガリとこのサハク家のミナしかいない、とも言われているのです。
 もし、そうであるなら、このロンド・ミナ・サハクが裏から手を回して傷ついたアークエンジェルをモルゲンレーテ社に引き取らせ、同時にマリューを始めとするクルーに偽名を与え、政府にも内密に保護したとしても不思議ではないでしょう。

・第二点がアークエンジェルそのものに施された改修についてです。
 現時点での最大の改修は、言うまでもなく潜水能力でしょう。まあ、自説(設定:10/31付け記事)に従うなら、既にアークエンジェルにはミラージュコロイドの発生装置が搭載されている。これを調整し、耐圧フィールドも発生させるようにすれば水圧の問題は然程の改修なくクリア出来る。逆に言うなら、だからこそアークエンジェルに潜水能力を付与することになったのだろう。
 武装は従来のミサイル発射管に、水中ミサイルを装備する程度ではないだろうか。また、核エンジンを搭載するフリーダムを運用する為に必要な耐放射能設備も新たに加えられたと思われる。

・では、何故、アークエンジェルに一見不要な潜水能力を与えたのか? その目的は。
 これも推測の域を出ないが、改修を命じた人物は遅かれ早かれオーブの自主独立が損なわれる日を予測しており、氏族の脱出用の御座船として用いるつもりだったのではないだろうか。
 宇宙・空・水上を進むアークエンジェルに潜水能力を与えたなら、ほぼ間違いなく何処へでも行けるようになる。緊急避難の為の船としては、まさに申し分ないだろう。
 そして、結果的にではあるがアークエンジェルにはオーブの現国家元首たるカガリが降り立った。ハンガーにはストライクルージュらしき影もある。カガリがどうなるかは次回以降のお楽しみであるが、僕としては彼女が自分らしさを取り戻し、威風堂々とオーブに凱旋帰国することを願っている。無論、アークエンジェルとフリーダムを‐そして出来れば、セイバーもともに・・・。
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by shunichiro0083 | 2005-01-20 01:40 | 設定
2005年 01月 16日

PHASE‐14 明日への出航(たびだち)

・アバンタイトルは前回のおさらいでしたが、OPは今回から変更です。それに伴い、映像も変更されているのですが・・・なんじゃありゃあ?! と思わずTVの前で叫んでしまったのがあの、「金色のMSと虎」ですよ!
 まあ、両手両足が満足になったのならアークエンジェルのブリッジにはじっとしてはいられないだろうし、何よりあの艦にはマリューという正式な艦長がいますから。まあ、判らんではないのですが、それにしても金色のMSとはねえ。今度は“砂漠の虎”ならぬ“金色の虎”とでも呼ぶようになるのでしょうか。
 また、ザクのパイロットとして新キャラも登場するようなので、ここいら辺も今後のお楽しみですな。何となく、ギル絡みだろうという予想はしていますが。

・本編の冒頭でアッシュがザフトの最新鋭MSであると、虎の口から語られました。カガリとユウナの関係もマーナの口から公表されて、この辺りの錯綜していた情報は整理されましたね・・・っていうか、これをアバンタイトルでやればいのに、とも思います。
 そのマーナがカガリから預かった手紙にはその心情が伝わってきます。これも本編からの印象とは大きく異なっていると言う感じもないので、やはりカガリというキャラクターは不幸な役回りを貰ってしまったのだなあ、と思います。マリューも虎もキラも、事情はあるにせよもう少し力になってやっていればこんなことにはならなかったろうに、とさえ。

・ウェディングドレス姿のカガリの回想シーンはちょっと長いですが、あそこら辺はやっぱりいいシーンですね。あれこれ言いますが、「種」も戦争の非道さ、理不尽さをキラとアスランというキャラクターに集約したそのやり方は良かったと思うんですよ。
 特にあのカガリの台詞‐殺されたから殺して、殺したから殺されて、それで本当は最後に平和になるのかよ?! というのは出色の出来ですね。ただ、その後が続かなかったんだよなあ。そこが一番の問題なんだよねえ、「種」の。

・閑話休題。セイラン家に半ば幽閉のようにして花嫁修業をさせられていた日々は過ぎ、事態は結婚式当日に。ここでもどれくらい時間が経過したかははっきりとはわかりません。それにしても髪を長くしろとか、口の利き方が悪いとかカガリに小言を言うユウナはいよいよ、これまで隠し通して来た傲慢ぶりを発揮し始めたようです。うーん、小悪党っぷりとダメ亭主ぶりがいっそお見事です。
 一方のキラサイドはメンバーが集結し、いよいよ本格的な活動を開始します。キラママやマルキオ導師とその子らに別れを告げ、アークエンジェル発進です。で、少なくともハンガーにはフリーダムの他、ムラサメと思しき可変MSと、更にその奥にもう1機MSがあるようです。OPから察するに、ストライクルージュではないかと思われます。
 まあ、断言は出来ませんが前話のフリーダムの地下ハンガーと言い、今回のアークエンジェルの地下ドックといい、なんらかの大きな力が働いていると考えるべきなんでしょうね、裏設定的には。マリューの偽名の立場がモルゲンレーテであったことから、前述の二点にも関わっていると考えても然程不自然ではないと考えます。
 また、今回のアークエンジェルは完全に可潜艦としての機能が備わっていますが、「種」での描写からはあり得ない筈です。それが出来るのなら、海上であんなバレルロールなんてことをしなくとも良かったでしょうから。と、なると、2年間の沈黙で大幅な改修がアークエンジェルには施されており、それにはいくら個人の力を結集しても限界があるだろう、という結論にならざるを得ません。
 が、この辺りの考察はまた後日に。

・そんなこんなでアークエンジェルは出撃し、フリーダムも発進(この辺りも問題はありますかね。核エンジンの整備施設の有無とか)。キラは一路、結婚式場へ。式場では「カリ城」を髣髴とさせる政略結婚のクライマックス、神への誓いがカガリの唇から紡がれようとしたまさにその瞬間、何故かフリーダム来襲の報が流れます。
 その直後、M1アストレイ4機を一瞬にして戦闘不能にして、フリーダムが舞い降ります。で、セイランはこの時なんとカガリの後ろに隠れてしまいます。どうやら、頭の中で自分が思い描いたシナリオ以外のイレギュラーが起きると、何も出来なくなってしまう秀才クンのようです。フリーダムの手がカガリに伸びると、それを庇いもせず一人だけ逃げ出してしまうし。いや、お見事です。いい味、出してます。
 こうしてカガリを無事、拉致したキラは平和の象徴たる鳩を追い越して、追撃するムラサメ2機を小破させ、無事帰還します。そしてアークエンジェルは第2護衛艦群が取り囲む中、も一度海に潜って姿を晦ませてしまいました。でも、なんで海に潜られると何も出来ないんでしょうねえ。オーブの艦船には対潜装備はついていないんでしょうか? カガリがいるから攻撃出来ないのなら、そもそも空も飛べるアークエンジェルには何も手出し出来ませんがな。
 まあ、そんな機材の不備はこの際問題ではなく。波間に姿を消したアークエンジェルを、トダカ司令を始めとする各艦の艦長達は無言の敬礼で見送ります。その際にカガリを奪い返せなかったと喚き散らすユウナと対比させることで、艦長達とトダカ司令の漢っぷりが余計に引き立つってもんです。
 こうして司令らの、おそらくは侍女のマーナの願いも受け。カガリと世界の希望を乗せて、アークエンジェルは旅立ったのでした。

・うん、今回も面白かったですね。喜久子さんの台詞もあったし。
 このところ、いい話が続いていて嬉しいです。願わくは、話の波の幅を出来るだけ小さくした構成をお願いしたいですねえ。戦闘のない話を三週続けて、その後に盛り上がる話を三週続けるという、振幅の激しいのはちょっと勘弁して欲しいっす。
 来週はミネルバにセイバーが着いてからの話になるようですが、まだアークエンジェル側の視点もある様子。“敵の敵は味方”理論で、ミネルバとアークエンジェルは共闘するのか。或いはプロパガンダの一環として、カガリはギルに取り込まれてしまうのか。カガリとアスランは痴話喧嘩をし、その溝をミーナは突いて来るのか、とか。興味は尽きませんなあ。
 まだ、暫くは「種運」で楽しめそうです。

 満足度=☆☆☆★/2★(三個半:ユウナのあまりのヘタレっぷりに)
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by shunichiro0083 | 2005-01-16 15:03 | 感想
2005年 01月 12日

作劇上のシルエットシステムのこと

・実はここ数日実家に帰省しておりまして、コメントの返事が遅れたのはそういう理由でした(実家はあまりネット環境が整っていないのです)。
 で、そんな中、フッと思いついたことがあります。そう、何故、今回の主役機に合体分離機能が導入されたか、です。無論、この場合、劇中での理由ではなく製作サイドにおける理由です。
 買ってまだ読み込んでいなかったとある同人誌をパラパラとめくっていた時、眼に入った一文‐前作ではエールストライクで発進したのに、次のシーンではソードストライクに換装していた‐。
 これですよ、これ。
 「種」や「種運」ではバンクが多用されているのは皆さんもご存知だと思いますが、これの管理がしっかりされないと前述のような間違いが起きてしまう訳です。しかし、発進時に分離しているなら、最悪、射出されるのはコアスプレンダーだけで、途中は飛ばして一気に合体シーンに行っても構わないのですよ。
 これならば、「種」で起きた不幸な間違いを極力排することが出来るのですね。まあ、「ブラスト射出!」とか言いながらフォースのカットを使う、なんてことまではフォローしきれないでしょうが(微苦笑)。いくらなんでも、そこまでの間違いは起きないでしょう。
 いや、製作工程上の問題を、メカデザインで突破したその慧眼は掛け値なしに素晴らしいと思います。そしてそれを、ガンダム固有の設定とリンクさせたlことも。

・勿論、これは僕・shunichiro0083の勝手な想像であり、これが「種運」の事実である訳ではありません。ただ、僕の想像と状況証拠がたまたま一致しただけ、という可能性の方が大きいでしょう。
 ですので、この記事はこのブログの創作であり、実際の「種運」には全く関係のないことを改めて記しておきます。無論、この記事だけに限ることではありませんが、念の為。
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by shunichiro0083 | 2005-01-12 21:16
2005年 01月 10日

PHASE‐13 よみがえる翼

・さて、前回の回想が終わると視点はミネルバからオーブに切り替わります。と、言うことはシンの出番もここまで。
 そんな中、ギルの専門がDNA解析であることがアーサーの口から語られます。そして、その会話の中からはやはりコーディネイターの中でも一種の選民思想があることが類推されて興味深い所です。
 まあ、コーディネイターとナチュラルの対立の一方の根は選民思想な訳ですから、当たり前と言えば当たり前なのですが。コーディネイターの社会と言うものがどういうものなのかは今ひとつはっきりしませんが、少なくとも遺伝子の優劣が社会に出る際のはじめの一歩を左右する程度のことはあるようです。

・さて、そんなこんなで場面は(多分)首長級の方々専用慰霊碑にお参りするカガリと、そこへやって来るユウナ。ここでユウナが黙祷を捧げるあたりは上手い、と思います。変なとこは描写が細かいんですよ。
 ここからの車中での会話は爆笑モノです。本来なら関係ないんですよ、アスハとセイラン家の結婚なんて。少なくとも、オーブがまともな国なら。中立を破ってどこと条約を結ぼうが、世界情勢が不安だかろうが、それと今回の結婚話はなんの関わりもないんです。
 まして、自分が好きな男と結ばれたいから、その想いを優先させて国を滅亡に追いやるなんてことと、ユウナとの結婚は完全に別の話なんですよ。余談ですが、カガリの追い込まれ方は自己啓発セミナーの遣り口にそっくりです。頭ごなしに人格を徹底的に否定され、本当にどうしていいか分からなくなるまで責め続けられて自身を喪失した所に救いの手を差し伸べられると、その手にすがり付かざるを得ないと言う。セイラン親子の手法はまさにそれですね。尤も、それをまんまと成功させた要因の一つはアスランがいなくなって、カガリが孤立無援になったことな訳ですが。
 もうちょっと話がずれますが、今回カガリが政治絡みでここまで苦境に追い込まれるのは事情はどうあれちゃんとした側近やブレーンを置くことが出来なかった‐これに尽きると思います。だからこそ、カガリは老獪なセイラン親子にあそこまでしてやられている訳です。古い喩えで恐縮ですが、パタリロにはタマネギ部隊や長官がいるように、年若い元首にはそれなりの質と量を持った輔弼する人々が必要なんですよ。
 勿論、製作者サイドとしてはそれではオーブがまともな国になってしまい、お話を転がす上では旨味があまりないということもあったのだと推測出来ます。まあ、お話の持って行き方も関係しますが、もしカガリがちゃんとした側近集団を手に入れていたら、セイラン親子にあそこまで翻弄させられずに済んでいたでしょう。アスランも、単身プラントに上がるという選択が今以上に説得力のないものになっていたであろうことは明白です(いや、ちゃんとした人達が揃っているから、安心して旅立てる‐とかいう展開にはなったかもしれない)。
 で、劇中の事情を言えば本来、その役目を負う者こそ、セイラン親子であった筈なのですね‐多分。ここいら辺はセイラン親子がカガリの前で上手く振舞ったのでしょう。協力者であると見せかけてカガリを安心させ、その有能さを見せ付けて信用を取り付け、その一方で自分達の邪魔になりそうな人材は慎重且つ巧妙に政治の表舞台から排除して行く・・・。キサカがカガリの傍にいないのも傍証になるかもしれません。

・で、短くも醜い遣り取りが終わるとマルキオ邸です。マリューさんと虎がなにやら、いい感じです。この時、虎がプラントへの移住を口にします。それにマリューを誘うのはさておき、ならば何故最初からプラントではなく、オーブに移り住んだか、ですよね。故国を捨てるのなら、そこには何らかの理由がある筈ですから。
 なんで、個人的にはマリューや虎っていうのは父の後を継いで国家元首となったカガリをサポートする為に敢えて、オーブに移り住んだのかなあ、と思っておりました‐最初は。ラクスはね、プラントに居辛いというのはなんとなく分かります。旧政権時代とは言え一度は国家に対する反逆者となり、そのあともはぐれ部隊の指揮官となっていた訳ですからね。そりゃあ、居心地も悪いでしょう。民衆に多大な影響力を持つ彼女がプラントにいることは、現政権にとって都合の良いことばかりではないでしょうしね‐アスランの場合も、これと似たり寄ったりだと思います。
 けど、こうなるとなんでマリューや虎がオーブにいたのかは分かりませんね。まあ、人間のやること全てに理由がつく訳ではない、と言ってしまえばそれまでですが。けど、その方法論で架空のキャラクターに納得力を持たせるのは至難の技でしょうねえ、とか言ってみたり。

・で、夜‐その夜かどうかは分かりません‐、コーディネイターの特殊部隊がラクス暗殺に動き出します。いやあ、ハロは優秀です。キラでさえも気が付けなかった敵の来襲を察知するのですから。これ作ったアスラン、天才かも。
 そういう訳で戦闘に突入です。マリューと虎の粉骨砕身の活躍と、キラの捨て身の行動でなんとかラクスの身は守られるのですが・・・なんで、夜襲してきた連中がコーディネイターって分かったんでしょう? これがブルコスなら、例のスローガンを叫びながら突入して来るだろうから、あっさりばれるんでしょうが。
 まあ、暗視ゴーグルを備えている特殊部隊員と、裸眼でまともやりあってるマリューと虎、なんてえのは野暮な突っ込みなんでしょうねえ。けど、これが逆ならね。「こんな暗闇の中、ゴーグルも付けずに立ち回るなんて‐夜目を強化されたコーディネイター?」とか。台詞にするとすっごく、間抜けですが。
 あと、バルトフェルドの仕込み銃もちょっとおかしかったですね。アレをサイコガンと表現している所もありましたが、あのサイズのちぐはぐさはサイコガンはサイコガンでもしげる・松崎が映画の記者会見でやった方じゃないの、という感じですが。
 そんなこんなでMSアッシュ登場。そして、フリーダム復活です。しかしここの遣り取りから推測すると、どうやらキラはフリーダムが秘匿されているのを知らなかった様子ですね。で、発進シーンがセイバーと酷似していたのはご愛嬌。
 アッシュも背中のミサイルポッドや肩部の2連装砲、腕部のビーム砲や果てはビームクローと、武装てんこ盛りだったのですが。フリーダムで、しかも種が割れちゃあ敵いっこありません。案の定、マルチロックオン攻撃でやられてしまいました。お気に入りだっただけに、少し残念です。こっちも武装を簡略化して、水中戦に特化した一般部隊向けの水中戦用量産型アッシュとかいう感じでの再登場を希望します。
 しかし、「剣心」でもそうでしたが、「不殺」というのは時に残酷なものなのだなあ、と思います。やられる方は生殺しだし、「戦いを生業とする者」としてのプライドも傷付けられてしまうのですからねえ(まあ、そんなものはない方がいいのですが)。今回のキラはちょっとナニでしたね。
 それにしても喋らないなあ、マルキオとキラのお母さん。マルキオはまあ、いいのだが喜久子さんにはちゃんと喋って欲しいと思う今日この頃。
 あと、最後に。あれだけのドンパチをやられておきながら軍も警察も動かないのは正直、疑問でしたね。あの特殊部隊はどうやらザフトの所属らしいですが、だとすれば裏の外交チャンネルかなにかを通じてセイラン親子に連絡行っていて、それでオーブ当局が動かなかったとしか思えませんがねえ。どうなんでしょ。

・で、来週はいよいよ旧クルー勢揃いでアークエンジェル発進です。何処にあんな図体でかいのを隠していたのか、とか。ノイマン達はみんなモルゲンレーテに入社していたのか、とか。サイは一体どうなっちゃうのか、とか興味は尽きません。
 そして、キラは「卒業」宜しくカガリを式場から奪い去るのでしょうか? ああ~、楽しみでしょうがありません。

 満足度=☆☆★/2★★(二個半)
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by shunichiro0083 | 2005-01-10 11:16 | 感想
2005年 01月 05日

本編とのリンク併せてアウトフレームのこと

・さて、今回の「種運アストレイ」では直接本編とはリンクしない方式を採ったのは皆さんご周知の通りです。
 ぶっちゃけた話をすれば、集団作業で分業体制を取るアニメの製作では細かい詰めを雑誌連載のスタッフと行うのが無理なのは容易に想像出来ます。どんなに打ち合わせを重ねても、細かな部分での整合性を求めるのはやはり難しいのでしょう‐個人的にはこれが連続TVアニメでSFというジャンルが確立し得ない理由であるとも思っています。
 その点、作品世界の時間を本編とずらせば、作品中の差異も然程目立たなくなるのでしょう。加えて、模型誌では「種運MSV」の企画も進行していますから、そちらとリンクさせる方向にすれば本編への影響は最小限に抑えつつ、「種運」という舞台との繋がりも維持出来る。そういう判断が働いたのかもしれません。

・「種運アストレイ」の物語は小説と漫画、それにジオラマストーリーの三種類ですが、今の所大きなストーリ-は見えて来てはいません。ただ、出自不明のアストレイ・アウトフレームなる非武装の機体の謎を巡る話になっていくようです。
 このアウトフレームの謎で現状明らかになっている項目は三つ。
 1.ジェネシスαで見付かったことから、ザフト製である可能性が高い。
 2.この機体を見たザフトのテストパイロット・ヒエロニムスが『12号機』という発言をしている。
 3.X105系のストライカーパックが使用可能。
 前者二つを重視するなら、まずこのアウトフレームというのはザフト製と考えて間違いないのですがね。ただ、三つ目の存在がそういう単純な推論を不可能にしてくれています。
 個人的にはこの機体を最終的に仕上げたジャンク屋のロウが、非武装且つ汎用性が高いように外装を仕上げたのではないかと疑っています。非公式にではありますが、度々三隻同盟と接触していることになっているロウですから、昔馴染みの連中からストライクのデータを譲って貰っていても然程おかしくはないと思うのですがねえ。
 また、アウトフレームはバッテリー駆動なのですが、これがザフトガンダム12号機ならば、核エンジンで駆動する筈。もっとも、11号機のリジェネイトはそうではなかったと記憶しているので、微妙なのですが。
 で、個人的には12号機の核エンジンはバックパックによる後付式ではなかったかと想像する訳です。何故、核エンジンをわざわざ後付式にしたのかと言うと、それはザフトが自軍の既存のMSを全て核駆動にするという構想があっても不思議ではないから。Nジャマーキャンセラーがあり、核エンジンの小型化が可能であるなら、活動時間が大幅に制限される現行のバッテリー式よりもその方が望ましい筈。現に9ザクはそういうコンセプトで開発されていますし。
 ドレッドノートで核エンジンのMS搭載が可能と分かったザフト上層部が次に目指すものが、現有兵力の核駆動化であってもおかしくはないし、それならば全面改修が不可欠な内蔵型にするより、簡便なバックパック方式を指示するのも自然であると言えるのではないですかね。
 MSに核が使われることを嫌ったロウが、ザフト製の核駆動パックが使用出来ないようアタッチメントを連合側のものに変更した、というのもありえない話ではないと思うのですが。

・まあ、もう少し話が進まないとどうなるのかは分からないですね。素直に待ちましょう。
 長々書いて来ましたが、個人的にはアウトフレームの謎よりも「アストレイ」という作品が本当に「種運」本編と何も絡まないのか、という点が気になっています。
 本音を言えば、「種運」本編とは違う時間の話ではなく、前回と同じように同一の時間軸でのストーリーを期待していましたから。もっとも、今回はそれを「A」でアスラン視点から描く漫画をやるので、それとダブるのを避けたのかもしれませんが。
 それでも「Gガン」以来のときた先生のファンの身としては、「そっちをときた先生に描かせてくれよなあ~」と思わずにはいられないのです。

(1/7追記)
・ちなみに、ザフトの核駆動MSはそれとは別にバッテリーを搭載しています。少なくとも、フリーダムとドレッドノートは搭載しているのです。
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by shunichiro0083 | 2005-01-05 00:07 | アストレイ
2005年 01月 01日

オーブ艦隊司令のこと

・新年明けましておめでとうございます。本年も当ブログを宜しくお願い致します。

・さて、新年一発目のお題は「オーブ艦隊司令」‐12話にて、ひょっとしたらシンよりも視聴者の心に残ったかもしれない人物であります。
 では、何故今頃取り上げるのかと言うと・・・前回、きちんと取り上げるのを忘れていたからでありまして。あと、それに加えてネット上では賛否両論毀誉褒貶が激しい人物だから、というのもあります。
 あの名も無き司令の発言は、単なる一般市民の気持ちの代弁だったのでしょうか。それとも、政治と言うものを理解していない、単なる無責任な軍人としてのものだったのでしょうか。
 僕としてはコメントにも書いた通りですが付け加えるなら、あの司令は政治と軍隊というものの関係を知りつつ、その上で個人としての筋を通したのだと思っています。そして本来、カガリというキャラクターが目指しているのも、ああいう方向性であった筈なのです(清濁併せ飲み、かつ、正論をねじ伏せられる器量の持ち主)。
 司令のあの発言と行為は単なる無責任ではなく、自分が責任を取れる範囲で現場の判断を優先させたのでしょう(実際、オーブの海軍の優秀さは「種」でアークエンジェルが逃げ込んだ時のエピソードで証明されています)。
 確かにあれは、シビリアンコントロールが原則の現代の軍隊から見れば決して褒められた行為ではありませんが、極端な逸脱でもないと思うのです。司令のあの発言を単なる感傷‐センチメンタリズムと切って捨てることは可能ですが、別にオーブの領海内に再進入させないだけだったら命中させなくても構わないでしょうしね。
 そういう意味では下した命令の因果を含めず、司令に個人の判断を優先させてしまったユウナの詰めが甘いのです。
「オーブは連合に付き、プラントとは遅かれ早かれ敵対する。その時、ユニウスセブンを破砕せしめた程の戦闘力を持つミネルバという艦があるのは戦術上問題がある。隙を見て撃沈するんだ。それが来るべきナチュラルとコーディネイターの戦いにおいて、君の部下の損失を少しでも防ぐことにも繋がるだろうから・・・」
なんて風に囁かれていたら、あの司令の判断も変わっていたでしょう。それでも悩みぬいた上での決断、となるなのでしょうが。

・と、まあ、とやかく書いては来ましたが、ネット上でもありましたがスタッフ側の意図としてはユウナ親子の正論に対する対比、というものが第一義だと思います。実際、ユウナ親子のアレがなければ、吐かれることのなかった台詞でしょうし。そういう意味では成功していると思います。
 個人的には誤射の振りして連合軍艦隊の艦船の一隻や二隻、沈めてくれればなお良かったのですが。それは流石に悪ノリでしょうからね。

・そんなこんなで、色々と思う所はあったのですが、ザムザザーの意外なまでの格好良さ、素晴らしさが全て蹴散らしてしまいました。惜しむらくは連合軍艦隊が全滅してしまったので、インパルスをあわや、という所まで追い詰めた高性能さが製造先に伝わらないことでしょう。
 嗚呼、見たかったなあ。量産型ザムザザーとか、空間戦闘用高機動型ザムザザー:通称・ザムザザーIIとか、南方戦線用トロピカル・ザムザザーとか、現地改修型ザムザザータンクとか。
 真面目な話、あれだけ攻守のバランスが取れた期待ならば、(複座式だし)前線指揮官機として少数生産されてもいいような気もします。何せ、極端な接近戦に持ち込まれなければほぼ鉄壁の守りを見せますからねえ。TP装甲を搭載すればもう、言うことなし。
 ・・・見たいなあ、指揮官専用ザムザザー(鶏冠付きで、三倍のパワーとスピードです)。
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by shunichiro0083 | 2005-01-01 19:35