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shunichiro0083のアイのダメヲタ日記-感想と推測と妄想の終わらない円舞曲

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2004年 11月 09日

TP‐トランスフェイズ‐装甲のこと、加えて3大ガンダムのこと

・TP装甲というのも中々に謎の多い代物である。
 無論、それはこれを紹介する書籍によってまちまちだから、なのは「ユニウス条約」と変わりがない。それでもまあ、内部の1次装甲材にPS装甲を用いている、というのは共通している。何故なら、これは本編中で色が変わらなかったからで、そもそも例の3大ガンダムのディアクティブモードの色設定を起こしている暇がなかったから、とまことしやかに囁かれているのも事実なのだが。
 このTP装甲の機構について一番詳しく説明しているのは「アストレイ」の小説だろう。ここではブルーフレームがジャンク屋のロウによって改修される際、コクピット周りにPS装甲材を用いているとされている。感圧センサーが作動すると、PS装甲が発動すると言うこのアイデアこそ、TP装甲そのものだと小説では解説されていたと記憶する。
 3大ガンダムの場合はコクピット周りに加え、動力部などバイタルパートと呼称される部分にのみ使用されているとする書籍は多い。が、おなじみデータコレクションにはこの記述がなく、全身に使用されているとも取れる。まあ、後付けくさいがそれが正解だろう。着弾時にのみ作動するのならば、敢えて局所装甲とする意味はないのだから。
 これによって3大ガンダムの2次装甲が対ビーム仕様になっていたなら、もう完璧だったろう。実体弾にも、ビーム兵器にも致命傷を喰らわない、最強の機動兵器の誕生も夢ではなかった。が、連合軍は不思議とこのアイデアは思いつかなかったようだ。

・で、3大ガンダム‐レイダー・フォビドゥン・カラミティだが、何故、アズラエルは二ヶ月の空白期間にNジャマーキャンセラーと核炉をこれらに取り付けなかったのだろう。そうすればフリーダムらザフトガンダム同様、無制限の絶対防御とビーム兵器展開能力を付与することが出来たのに。
 まあ、この3機は機体への各種補給の他にもパイロットである生体CPUへの定期的な薬物投与が必要だから、あまり意味がないと判断されたのかもしれない。
 しかしこの生体CPUというのも矛盾していて、(敢えて言うが)これがないと3大ガンダムはまともに性能を発揮出来ない割りに、予備のそれも用意されていない。なんでも、3大ガンダムは機構が複雑すぎて、ナチュラル用OS程度ではまともに運用できないらしい。そこで新たたに“パーツ”として開発されたのが、彼ら生体CPUだった、ということのようだ(データコレクションより)。
 これで何故、生体CPUが必要とされたかという疑問は解消されたが、そうなると、再び疑問が起こる。結局、MSという兵器体系はナチュラルの手には余る代物なのではないか、という疑問だ。ナチュラル用OSが開発され、元来コーディネイターでなければ操縦出来なかったMSはナチュラル側の兵器にもなった。量産され、連合軍主力兵器の座を労せず手に入れたMSも、それは実は数において優っていただけなのかもしれない。ザフトMSと連合軍MSの戦力比は1:2~3くらいはあるのかもしれないのだ。結局、その差を埋めたのは物量だった、ということになる。
 これはユニウス条約の内容にも絡んで来る重要なことだが、そうなると単純に両者のMS保有台数を同数にする、ということではないのだろう。お互いの領土が考慮されていて、連合側とザフトでは最大保有数も違うのだろうと推測する。だからこそ、ザフトはニューミレニアムシリーズの開発を急いだのだろうし、それの開発と配備が軌道に乗った所で新たなる「ガンダム」の開発に着手したのだろう。
 話がずれたが、要は単機であるが高性能な機体‐すなわち3大ガンダムというのは一般的なナチュラルのパイロットの手には負えない機体、ということになるのだろう。それが判明しているからこそ、ザフトは高価だが高性能な量産機を開発し、戦闘での優位性を確保しようとしているのだと思われる。数が確保出来る機体の性能が底上げされるのなら、そこには戦術が介入出来る余地も生まれる。彼我の物量差がありすぎては、そこには戦術が存在し得ないのだ。
 未だ、連合軍側のガンダムは登場しない。しかし、今後登場することは想像に難くない。ステラはミネルバに寝返るとして、後半はどんな新しいガンダムが登場し、誰が搭乗するのだろう‐個人的にはもう、楽しみはこんなことくらいだ。

by shunichiro0083 | 2004-11-09 21:47 | 設定


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