2008年 03月 30日

#25 刹那

・と、まあ、そういう訳で「00」第1シーズンは幕を下ろしました。
 個人的にはこのまま「end」でも良かったんじゃないかなあ、と真剣に思ってますが。しかしながら、そうは思っていない人がいるのも事実ですし。
 なんでも、今回の話のエピローグの部分は「再生」のさわり、ということらしいですが…まあ、この辺りの話は総括の時にでもゆっくりしましょう。
 今は第1シーズン最終回についてのみ、集中したいと思います。

※3/31 追記しました



・しかし、アレハンドロがのっけから名乗るというか、自分から暴露する意味はないよねえ。これでもう、なんかグッタリしてしまいました。
 繰り返しますが、CBの誰もアレハンドロが今回の件で暗躍していたなんて知らなかったんですから。どうして自分からばらすんでしょうねえ。
 加えて、どうしてリボンズがあそこにいないかも。そりゃあ、アレハンドロが実は傀儡だったってことにしたかったんだろうけど、それにしたって今までの流れを考えればあそこにいない方がおかしい訳で。
 なんか一言あればまた印象も変わって来るんでしょうが、この辺り構成が悪くて最後が詰め込みになる、っていうのも「種運」なんかの轍を踏んでる感じがします。

・結局、スメラギ嬢ら三人は逃げおうせたということのようで。ラッセが死亡したのでトレミーのクルーで生き残ったのは三人だけ、ということになるんですかね。

・ファングももうグダグダな兵器になってしまいましたねえ。アレハンドロも使えるという。だから、どうしてGN粒子が散布された空間で遠隔操作が出来るのか、と。
 せめて、超兵のみが使えるとかにしておけば良かったのに(で、実はアリーは強化人間だったことにする)。

・なんでも、脳量子波が使えると反射速度が常人の域を超えるそうで。で、真の超兵は反射と思考が融合しているらしいですよ。
 よく分からないですが、通常の鍛錬では不可能な神経伝達の速度が上がるってことなんですかねえ。

・ソーマはキュリオスを倒す好機を捨てても、セルゲイを救うことを選んだというのは納得の行く展開です。逆に言うと、最低でもこの二人程度の描写を積み重ねなければ説得力がない、ということなんですよね。
 だからマリーがどうこう、というのが実に薄っぺらく感じられてしまうんです-気の所為ですかね。

・刹那のことを未熟と言う貴方がどれだけ凄いパイロットなのか、なんて唐突に言われても分からないですよ。事後承諾なのかもしれませんが、MAの時もMSの時も、結局機体性能に頼った戦い方しかしてなかった気がします、アレハンドロも。

・どうしてロックオンは「対ガンダム戦」なんてことを知っていたんでしょうね-ティエリアが言うならまだ分からなくもないですが。
 第一、ヴァーチェのGNフィールドをGN-Xのビームが貫通してダメージを与えている、という描写の後では著しく説得力に欠けると思います。

・で、結局、物語の落とし所が必要だったのでアレハンドロを倒せばめでたしめでたし、ということにしてしまったようです、スタッフ-これのどこが「リアル」なんでしょうね。
 更にリボンズは第2シーズンの敵役として登場する、という…結局、陰謀論でしかないという辺り、「種」の時と非常に似通った印象を持ちます。尤も、あちらは確信犯でしたが、こっちは限りなく天然に近いのかな、という違いは感じますが。

・で、最後の最後で唐突にGNフラッグ登場。出せばいいってもんでもないでしょうにねえ。完全に蛇足だったと思います。
 刹那を退場させたかったのなら、アレハンドロと相撃ちにすれば良かったんではないでしょうか。

・えーと、そういう深遠な問題の答えを安易に他人様に求めてはいけないと思います。そんなことから、何も考えずMSテロに走るのではないかと思います、刹那。
 結局、刹那はクルジスで少年兵をやっていた時と、CBでマイスターをやっていた時も本質的には変わらなかった、ということだったんですよ。冷たい言い方ですけれど。
 自分以外の誰かの言葉を信じて家族をも殺した少年兵は、再び誰かの言葉を疑うことなく信じてテロリストになったのですから。
 マリナの流した涙は、そんな哀れな兵士に対する同情の涙だったのだと思います。どうして、自分で考えることを放棄し、現状に流されるまま人を殺し続けるのか、と。己の行為の結果を、どうしてもっときちんと考えないのか、と。そういうことだったんじゃないですかね。

・で、エピローグでは地球連邦がたったの2、3年で発足し、その後各国の軍隊を解体して新たに平和維持軍を設立したことが語られます。いやあ、リアルだなあ。
 その前の沙慈の台詞から、結局疑似GNドライブは正式に採用されたということになったようです-個人的には直接サイクル式原子力ジェットエンジン並みに危険な代物だと思いますが。
 で、その平和維持軍にはセルゲイ氏やマネキン姐さんの姿が確認出来ます。なんでも、オフィシャルファイルではコ-ラサワーは生存しているそうなので、後ろにいた生意気な容貌の軍人くんがそうなのでしょう、多分。
 また、グラハムやアリーの生存も確認出来ますので、これではロックオンやら刹那が死んでるとは誰も思わないでしょうね。
 ティエリアはなんか髪にパーマを当てているような気もしますが、あれは単なる赤の他人様なんでしょうか。けど、それより気になるのは、その後ろにいたルイスっぽい女性なんですけどね。
※この時には流してしまったけど、よくよく考えるとなんで地球連邦が設立されたのかって部分が全く持って見えて来ませんよね。
 ユニオン、人革連、AEUの対CB軍事同盟が有耶無耶の内に継続している、っていうのなら分かります。何故なら、ガンダムがお釈迦になってしまったというのはあくまで視聴者にしか伝えられておらず、各国はCBの脅威に晒され続けていると思い込んでも別段、不思議はないので。
 けど、それと国連が発展的解消をして地球連邦になりました、というのとは訳が違いますから。それまでの25話でそれらしい伏線が張ってあった、ということもないのですし。
 これはもう、単なる年数の問題では片付かないですよ。リアルとか、リアルでないとか、そういうこと以前の問題なんではないですかね。

・と、まあ、これ以外にも色々映像は出ていますが、現時点ではよく分かりませんね。この辺りは半年後への興味を繋ぐ、ということなんでしょうから。シーリンやら、ネーナやらの描写が取りこぼされないことを期待しましょう。
 そう言えば、ソーマが軍人さん勢揃いの所に見えなかったのが気になります。こっちの見落としか。それとも、セルゲイさんと結婚したので軍を除隊したんですかねえ。

・しかし、新型機の見学に来てるのに、どうして0ガンダムを見たがるのかが分かりませんなあ-個人的には最後の最後まで不自然な展開だったですね、「00」。
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by shunichiro0083 | 2008-03-30 21:02 | 感想「00」


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