2008年 02月 23日

#20 変革の刃

・今回はほぼ、オールスターキャストでしたね。で、美味しい所はセルゲイさんとコーラサワーが。汚れ役はアリー、という久しぶりに登場の方々がドラマチックな所を持って行かれました-グラハムはちょっと弱い感じ。
 そう言えば件のラグナさんのフルネームはハーヴェイということですが、総帥だか総裁だかをやっているというリニアトレイン公社というのも曖昧な設定ですねえ-今まで碌に出て来なかったものの元締め、とか言われてもピンと来ませんがな。
 よもや、軌道EVのものも全部こちらが管轄している、なんてことはないとは思いますが。

※2/24追記しました

※2/28もう一回、追記しました



・いや、GNビームの直撃を受けてはいないと思うのですが、ルイス。射出された後、浮遊していたGN粒子の影響で細胞に異常が出来るってとんでもなさ過ぎじゃないですか、これ。っていうか、普通、細胞に異常が発生するって言うことは癌というか悪性腫瘍というあ、つまりはそういうことですよねえ。
 まあ、マスターやらトレミー組やらCBの連中もそうですが、ガンダム相手に戦ってる方々がピンシャンしているので皮膚に接触する程度では異常は発生しないのだとは思いますが。傷口があるとそこから侵入して、細胞に急激に異常を起こさせるなんてかなり性質の悪いウイルスとしか言いようがありませんな。
 というか、べつにこんな設定いらないんじゃないですかねえ。GN粒子に発ガン性がある、なんてこと誰も喜ばないような気がします。大体、こんな深刻な問題が報道されてないって言うのも凄いですが-今回のルイスが初めての症例、なんてことはないでしょうから(だとしたら御都合主義、ここに極まれりですが)。
※ルイスに施される筈だった再生治療はおそらくES細胞技術を用いたものでしょうが、これは事故の体組織から欠損部位を培養し、移植するというものではないかと思われます。
 これを前提に考えると、アバンタイトルでの看護師の台詞とはルイスの負傷した腕部だけの幹細胞にのみ異常が出ているということではなく、全身の細胞に異常が見受けられるのではないかと愚考します-ES細胞を用いた再生医療ならば、別に採取するのは特定部位に限られないからです。
 これで実はこの症例はCBには当然のこと、軍関係者には公然の事実として知られていて、“GNガン”とか“ガンダム・シンドローム”とか呼ばれていた、なんて話が出て来たら嫌だなあ。

・人革連、ユニオン、AEUのそれぞれの軍隊が被害を受けているなら、尚更残存兵力を一本化する意味はあるのではないかと思います-どれだけの被害が出てるのは知りませんが。
 で、ロックオンは今回の国連軍統合が計画の第一段階だと言っていましたが、先週はアレハンドロが口にしたのは第三段階への移行。ということはあの時点で第二段階にあった、ということなのだと思いますがこの違いははたして何処から来るのでしょうね。
 単純にヴェーダとラグナ、それぞれのプロジェクトの違いとするにはあの時点でアレハンドロがラグナ側にいることが前提となります。が、今回の話を見ているとどうもどちらにも属さぬまま動いているようですし。それとも、ロックオンらが第二段階が何だったのかを知らないだけなのかな。

・眼鏡侍女はこれがCBの目的だったのではないか、と推測しますがそれでは地域ブロックに加入していない地域はまたもや取り残されてしまいます。まあ、だからこその第一段階なのかもしれませんが。
 結局、これって冷戦下大国の圧力で表向き小国が平和だった、ということと同じですよね-っていうか、各地域ブロック内では西暦2307年現在でも似たようなものだというのはこれまで繰り返し描写されていたと思いますけれど。
 それとも、トレミー組は国連の勢力をもっと強めるつもりだったんですかね-よっぽど、説明台詞を多用しないとそこまでは辿り着けないという気もしますが。

・と、まあ、そんなこんなで各地域ブロック軍には10機づつ疑似GNドライブ稼働式MSが無償か有償かは分かりませんが、提供されたようです。
 このMSは単に疑似GNドライブを搭載しているだけでなく、ピーリスの台詞から想像するに追従性もタオツーとは比べ物にならないようですから、ひょっとするとガンダムよりも機体性能が上という可能性は否定出来ません。
 主なパイロットはセルゲイ、ピーリス、アリー、コーラサワーってところでしょうか。グラハムはあくまでフラッグに拘るつもりのようなので、カタギリがきっとGNビームサーベルくらいは回してくれるでしょう。
 実際、今挙げたパイロット達は技量だけを言えば刹那らマイスターの皆さんよりも上か互角のようですから、機体性能が五分になればそれだけでガンダムを圧倒出来たとしても全然おかしくはないんですよね。
※この提供された機体はGN-X(ジンクス)というらしいですが、公式サイトの記述では三軍共通のもののようですね。カスタム機も存在しないようです。
 人によってはGN-Xが提供されたらそのまま使わないで分解、解析してその技術を手に入れるようにするのではないのか、という意見もありますし、それは決して少なくないようです。確かに、リアルな発想ではそれが自然ですよね。
 しかし、この機体に付随してメカニックが同行したという痕跡も特にはないので、提供者はそうした様々なデータや基礎理論なども一緒に渡したのではないかと僕は思います。そうでなければ、きちんと運用は出来ないですからね-兵器なら尚更です(ちなみに、公式サイトではこの機体、CBから流出したデータによって作り出された、ということになってます)。
 逆に言うなら、だからこその疑似GNドライブなのではないでしょうか。不完全なGNドライブならば敵陣営に渡してもそれなりの脅威にしかならないのではないか、ということですね-まあ、本編を見ているとそれはとてつもなく甘い考えなのではないか、としか思えませんが。
 或るいは、あの疑似GNドライブにはイアンも気付かぬ、何か重大な欠陥がまだ隠されているのかもしれませんね。

・なので、戦局をトレミー組に優位にする為にもGNアームズとかいう追加パーツは必要不可欠な訳です-何せ、マイスター連中は原則機体の高性能さで勝ち続けて来たようなものですからねえ。
 なので、そのアドバンテージが失われると途端に弱体化するという体たらく。じゃあ、そこを戦術予報で上手くカバーするのか、と言えばそういうことでもない訳で。じゃあ、なんでそれが三兄妹には出来ないのか、というとこれはもう半ば御都合主義ということなのかな、と。
 その気になればタクラマカンでの合同作戦の再現は可能な筈ですが、画面には見えない所で各軍は消耗しているらしいですし。正直、一年経ってもまだ余力があったのにも関わらず、例の三兄妹が出て来ただけでそんなに戦力が減少した、というのも説得力に欠けるのではないでしょうか。

・しかし、現実問題としては緊縮財政で軍事費が減少すればするほど民間軍事会社への依存が高まるというのに、何故アリーは今更正規軍に入ろうとするのでしょう…というのは大きな勘違いでして。
 アリーは幾ら身分を詐称していたとは言え、フランス外人部隊に所属していますから彼はれっきとした正規の軍人です。傭兵ではありません(フランス外人部隊はフランス陸軍の常設部隊ですから、そこに属する兵士は身分の保証されたフランス軍兵士なのです)。
 それに虎の子のアグリッサを預けられる程の技量の持ち主なのですから、黙っていても例のMSは回って来るんじゃないかとも思いますけどねえ…まあ、あの時代のフランス外人部隊が傭兵団に変わっている、という可能性も否定出来ませんが、だったら一言あってもいいんじゃないかなあ。

・で、大方の予想通り、絹江嬢は死亡。ただ、死因がアリーの私的事情だった、というのはちょっと意外でしたねえ。それはつまり、少なくともラグナは謀殺された兵士と会って話を聞いていた記者が絹江である、ということを摑んでいなかったということになりますから。
 だとすると、あの情報をリークした兵士を密殺した人間と言うのもラグナ一派以外が行った可能性の方が高い、ということになりかねません-あんな路地に入ってから兵士を殺した人間が、その直前に何者かと会っていたなんてことを知らなかったら、それこそ御都合主義なんではないかと愚考します。
 しかし、あんな雨の夜の映像なんだから、血だまりはせめて黒で表現して欲しかったと個人的には思いました。お子様への配慮と言うのもありますが、あんなに赤いのも不自然のような気がしたもので。

・で、アレハンドロはリボンズの手腕でヴェーダの場所を特定した模様です。うーん、なんという御都合主義なのだろうか。
 いや、これも単なる謀略で、実はリボンズがアレハンドロと出会ったのも偶然ではなく、定められた計略に過ぎず。その後の奇跡的な情報収集も実は勿体ぶっていただけで、最初から知っていたことを小出しにしていただけだった、ということなのかもしれませんが。
 だとしたら、アレハンドロはとんだ道化ということになってしまいますけど。だって、大国の情報部や天下のJNNでさえ調べられなかったことを、たった一人で嗅ぎつけて来るということに何の疑問も浮かばなかった、ということになってしまうのですから。
 隠された設定があるにせよ、この期に及んでまだ分からない、というのはどうなんでしょうね。伏線はもう少し張っておくべきだと思います。

・CB、というかGNドライブに関わる陣営はトレミー組、ラグナ(三兄妹)の二つかと思っていましたが、今日の話を見る限りでは三兄妹はラグナに裏切られ。王留美は、予想通り。アレハンドロも個人の思惑で動いている様子。
 まあ、こんなので収集がつくのかいな、と思いますがいざとなったら全部第二シーズンに先送りしてしまうのかもしれませんね。
 あとはもう、眼鏡のマネキン大佐に死亡フラグ立っていないことを祈るばかりです。
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by shunichiro0083 | 2008-02-23 22:49 | 感想「00」


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