shunichiro0083のアイのダメヲタ日記-感想と推測と妄想の終わらない円舞曲

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2008年 01月 21日

#15 折れた翼

・個人的には演出ではなく台詞でのみ、時間経過を伝えるというのはどうかねえ、と首を傾げてしまいました。なので、これはもう書くまいと思っていたことを敢えて書きます-沙慈とルイスのコント入れるくらいだったら、もっと本筋の描写を増やすべきなんじゃないでしょうか。
 ついでに言うなら、クルーの描写もあんなに要らないと思います。最初のスメラギ嬢の台詞「B2云々」を言わせてしまえば、あとはもうばっさりカットして、その分も戦闘描写に回すべきだった、と。
 ああいう状況にガンダムマイスターを置かせるのなら、最低でもそれくらいしなければ視聴者に臨場感や緊張感というものは伝わらないのではないでしょうかね。少なくとも今回の話を見終わった時、僕はそう思いました。

※1/21午後、追記しました



・しかし、スメラギ嬢の立てたミッションプランのファーストフェイズって、どういう目論見で立案されたんでしょう。
 数こそ不明であっても、三つの軍隊が対面を捨てて対ガンダムの共同戦線を張ったということは分かっていたのですし、現にプランB2という戦力の追加投入という事態を想定しての戦術も作成されていました。
 なら最初から、ガンダム4機をまとめて運用し、どのような敵の作戦にも対応出来るようにしておくべきだったんではないかな、と-これは別に結果論で言っているのではなく、スメラギ嬢も最初から予測していた、ということを受けてのものです。
 たったガンダム4機しか戦力がない以上、それの逐次投入は最も忌むべき戦術なのではないかと思うのですが。

・実際、ガンダムマイスターに与えられたプランB2は二手に分かれていたものが合流し、戦線を離脱するというものです(少なくとも、自分はそう判断しました)。
 また、スメラギ嬢はユニオン・AEU・人革連の三軍合同の作戦部隊が総力を結集してくることが予測の出来たていた訳で、にも関わらず今回の作戦では4機のガンダムを分散させ、戦力の逐次投入をするという謎の決断を下しました。
 これがCB側に三国の合同演習はない、という偽の情報でも流されていれば別ですが、そういうこともありませんでしたし。
 このテロリスト排除の作戦を弁護するなら、他の3機に比べて足の速いらしいキュリオスと、遠距離射撃に秀でたデュナメスの組み合わせなら、三ヶ国合同部隊の攻撃が開始される前に逃げ切れる、という目算だったのかもしれません。
 が、それでもやはりスメラギ嬢は最悪の局面を想定して戦術を組み立てるべきではなかったのかなあ、と思うのですよ。最初からヴァーチェがいればミサイルの一発や二発は平気の平左ですし、他の3機でチャージの為のタイムラグのフォローも出来る。死角を少なくすることが出来れば、それだけ生存率も上がると言うものです。
 
・で、今回の山場であるラストシーン-ガンダムスローネ登場は先週の感想で書いたまんまだったのでちょっと萎えました。
 確かにあのやり方は王道ではありますが、その王道を生かす為にはそこに至るまでの下準備として救われる対象が全力を出し切りながら、それでも追い詰められ死地に立たされる、という執拗な演出と描写があってこそなのではないですかね。
 もっと言うなら、前回の分も尺を使った前後編にする、くらいの力の入れ方が必要だったと思います。その反面、あんなシールドやらGNフィールドで十何時間も穴熊のように耐えている、という描写が殆どなのだったら尺などはいらない、ということになるのかもしれませんが-幾らなんでも、30分しかないから状況説明は全て台詞で、ということではないと思いますし。
 そうした点から、今回のスローネの登場は単なるルーチンワークにしか見えなかったなあ、というのが正直な所です。エクシア(と刹那)を苦しめたアグリッサーを一撃で粉砕したとは言え、それまでの下地がないから盛り上がりに欠けるんですよね。
 けど、二週に渡って対ガンダム作戦を描く、というのは人革連のアレで上手く出来なかったという過去もありますからねえ。そうして考えるなら、無理しないで力技で乗り切るという選択も仕方ないのやもしれませぬ。
 で、結局両方の作戦が(途中までとは言え)上手く行ったのはスメラギ嬢の戦術予報が外れたから、という共通点もあり。っていうか、こんな失点でもなければあの無敵のガンダムズを窮地に追い込む、というのは不可能なのかもしれませんが。

・で、ここからは思いついたものを箇条書き-で、結局リークがどうこうと言うのは濃縮ウラン埋設施設へのテロを企んだ組織を敢えて泳がし、CBを誘き出す餌にしたということだったようで。
 しかしながら、世界規模で合同軍事演習が行われるという報道があったのです。幾ら一般向けの報道では場所や日時は非公開とされていても、AEUなどは隠しもせずに堂々とMSを飛行させたりしている訳で、それなりの情報はテロ組織なら摑めるのではないですかね-非合法活動をするなら、情報網は生命線でしょう。
 にも関わらず、あの謎のテロ組織は計画を実行してしまうという…。まあ、MSと輸送トラックで世界第二位の広さを誇るこの砂漠を走破して来るような組織ですから、そんな大層な情報網は持っていなかったんだよ、と言われればそれまでですが。

・AEUって、何故か人革連の領土内にも軍事基地を持ってるんですね。それとも、今回の作戦の為に突貫工事で建設したのだろうか。

・今回、MSリアルドによる特攻が見られましたが、多分ですがあれは単なる自爆ではなくフラッグにある上下パーツの分離機能を用いたものであると思われます。つまり、パイロットは死んでいないんですね。
 けど、そんなことは本編では分からないし、公式サイトの解説にもありません。HGフラッグの解説にしか書いてませんし、更に言うならリアルドにこの分離機能があるかどうかも不明です。
 ただ、リアルドとフラッグは機体の構成に類似している部分が多いと思われるので、そういうことではないだろうか、という僕の想像です。個人的には人の生き死にに関わってくる部分なので、そうした所もきちんと描写して欲しかったですね。

・しかし、外部の迷彩機能は完全に活動と言うか機動を停止していないと使用出来ないんですかね。飛行の最中にこれが使えてたら、ヒロシ(仮)の攻撃は防げていたと思うのですが。
 それが駄目なら、敵包囲網から抜け出した段階で着地し、迷彩機能を使って一休みするとか。

・アレルヤがソーマに襲われる直前のスメラギ嬢のモノローグは分かりにくくて、ここでの『あの機体』というのは勿論、タオツーのことなんですが最後まで見るとまるでスローネの出撃を予言しているようにも思えるんですね。
 まあ、どっちにも取れるような曖昧な台詞にわざとしたのかもしれませんが、だとしてもあんまり成功してる演出じゃないよなあ、とか思ってしまいます。

・で、相変わらずアレルヤはソーマの脳量子波と干渉して頭痛を起こしてます。ソーマの方は人革連脅威のメカニズムで問題なしなのに。
 これはあれですかね。自分の秘密をスメラギ嬢とだけ共有していたいとかいう幻想を抱いているからなんでしょうか(けど、ティエリアには知られているッポイ)。
 それとも、CBはそうした脳量子波関連の研究は立ち遅れているんでしょうか(その割りに、ビットもどきは開発しているようにも思えます)。
 これは余談ですが、例の脳量子波の干渉というのは超兵全員で起こる問題ではないのだそうで。この脳量子波の波長が非常に近い者同士にのみ見られるそうですが、そうすると脳量子波を用いる兵器と言うのはチューニングが面倒くさいものになる筈だったのだなあ、と。
 機械なら兎も角、人間の発するものにそんなに大きな違いがある、というのもあんまり説得力が高いようには思えませんが…そういうことだというのですから、丸呑みするしかないですね。

・しかし、コーラサワーは出る度にMSの操縦が上手くなってますね。上官のキティとも中々の夫婦漫才を見せてくれますし、今後に期待出来るのかな。
 一方のユニオンは一般兵のリアルドは兎も角、なんだかあっさりエースパイロットが死亡しちゃったりと、オーバーフラッグスは出番がない(貰えない)所為もあってパッとしません。相変わらず、目立つのはグラハムだけです。

・『消えて行く…ガンダムマイスターの命が』とか言ってるスメラギ嬢ですが、その理由は自分が立てたミッションプランの拙さだということは無視のようです。

・鳴り物入りで登場したアグレッサーではありましたが、ほんの数分で画面から退場してしまいました。アッザム+ゲルズゲーという風情でそれなりに強かった機体のようですが、形状と武装だけで考えるなら、MSに飛行能力と白兵戦能力を付与するだけのもののような。
 だって、あのプラズマフィールドとやらはどう考えても一騎打ち用の装備にしか見えませんから。なんだってAEUはあんな追加パーツもどきを開発したんでしょうね。

・最後の一連のシーンでの刹那のモノローグですが、刹那って自分が奪われたということは覚えていても、自分が当時も今も他人様の生命を奪い続けているということに気がついてないんですね。
 やられたからやり返す。被害者だから、何をしても許される、という子供の論理で動いていたのだなあ、と改めて思いました。
 “ガンダム”に拘っているのも、それが全てを破壊し、望みを叶えてくれる力の象徴だったからなのかな、と。上のような論理で物事を処理しようと思えば、それに必要なのは何者にも束縛されない圧倒的な強さであると、そう刹那は考えているのだということなんでしょう、多分。
 だからこそ、アグレッサーにやられそうになったりなど、自分の持つ力=エクシアでは及ばない敵が現れるとガンダムになれない、とか言い出すのだと思います(自分のMSパイロットとしての技量不足は棚に上げて、ですが)。
 今回、刹那の救い主となったスローネをガンダムと呼んだのは、それがかって死地を救われたOガンダムにシチュエーションも、シルエットもよく似ていたからなんでしょうね。これで刹那がスローネを神格化しなければいいのですが…。
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by shunichiro0083 | 2008-01-21 00:02 | 感想「00」


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