2007年 11月 11日

#06 セブンソード

・なんか、今回はあんまり記憶に残らない話だったような。まあ、本格的なお話は次回「報われぬ魂」なので、仕方のないことなのかもしれませんが。
 それはそうと、一般兵が乗ったMSには滅法強いが、名のあるパイロットの乗ったMSには弱いということは刹那は機体の性能で戦っている、ということになりかねないのではないですかね。他のマイスター達にそういう描写がないだけなのかもしれませんが、ちょっと気になります。
 専用機としてカスタムチューンされているようでもなかったノーマルティエレンでも、セルゲイ氏が乗った途端に押されてたからなあ、刹那。もうちょっと上手く見せて欲しいような。

・そう言えば、本作の設定協力である岡部いさく氏似の軍事評論家がTVショーに出てましたね。どうせなら、声も当ててもらえば良かったのに(それとも「種運」の不評で懲りたのかな?)。



・冒頭、アリー・アル・サーシェスが登場。終盤の回想シーンに拠るとこの人物はどうやら、少年兵時代の刹那となんらかの関係にある様子。
 アリーの裏切り等が原因で刹那が彼を憎んでいるのか。それとも、良好な関係のまま生き別れたかで今後の展開が変わって来るのでしょうね。
 取り敢えず、西暦2307年現在は民間軍事会社・PMCトラストの敏腕社員になっているようです。現地指揮官としてだけでなく、MS操縦のスキルもエース級と言う万能ぶりで刹那も押されてます。

・アバンタイトルと言えば…AEUの首脳会議、要らなくないですかね。ここでの台詞で世界観を説明する、って試みなんだとは思いますが「00」に今必要なのは沙慈以外の一般市民の視点なんじゃないかと。
 ここで判ったことの一つに、今回の作戦の舞台となるモラリアって、AEUに加盟していないらしいということがあります。だから、戦力の派遣が議題に上がるのでしょう。
 しかしながら、それが今回の話に関わっているのかと言えば正直、あんまり関わっているとは思えません。別に普通にAEUがモラリアに軍を動かした、でも大勢に影響はないような。それとも、次回の話への重要な伏線なのかな。
 
・あと、宇宙開発云々という台詞もありましたし、スペースコロニーの建設も進められているようですが、仮に地上1万kmでオービタルリングが建造されているとすると円周は約10万3千kmになるのです。
 これって、単純に内部空間が10mの幅だとしても103万平方キロの床が確保出来る、ってことですよね-違うかな-。だとすれば、日本の国土の2.7倍の面積が手に入るってことなんですよね…前回を見た時から気になっていたんだけど。
 その反面、人革連の低軌道ステーションも、画面で見た記憶ではオービタルリングなんで長大なものではなかったようだったし-どうなってるんだろう。無視すべき問題なのかな、これ。よく判らない。
 まあ、宇宙開発が必要だと画面で言っているならそう言うことなんでしょうが。どうにもちぐはぐな感じです、はい。

・ソーマ-というか超兵-は脳の9割を占めるというグリア細胞に強化処置を受けているということで、それによって脳量子波を扱うことが出来るそうです。
 で、前回の彼女の暴走は他の個体が発する脳量子波の干渉によるもの、ということで落ち着きました。って、だからそれだと研究所はとうの昔に超兵同士の干渉による暴走で壊滅している筈なんですが。それとも、一人に一つづつ研究所があてがわれているのだろうか…判らんですなあ。
 あと、この辺りはデザインベイビーとしての遺伝子調整に由来するものなのか。それとも、後天的な強化処理に拠るものなのかは不明です-デザインベイビーよりも、デザイナーベイビーの方が一般的な言い方ですね。
 ちなみに、このグリア細胞と脳量子波という概念はペンローズ博士が提唱した脳量子論というよりも、ノートルダム清心女子大学情報理学研究所講師の治部眞里氏が、同研究所所長の保江教授との共著「脳と心の量子論」で展開した“脳細胞内での量子場が意識を生み出す”という理論に準拠していると思います。
註:どっちも読みましたが、純粋文系の脳味噌には本当に荷が重かったと記憶しています。上の文章もかなり乱暴な要約ですので、興味のある方はご自身でお調べ下さいませ。

・さて、意気揚々と祖国を出発したマリナ姫はAEUorフランスに太陽光発電の技術支援を申し出ますが、やんわりと拒絶されてしまいます。
 が、そんな現実味が薄い要求ではなく、現在禁止されている原油の輸出許可とか、人革連からエネルギー供給を受けるとかの方がまだ実現可能なんではないでしょうか。
 そう言えば、産出する石油を国内の消費に回すという発想はないんですかね、アザディスタンには。別に地球温暖化とかの問題はないようですし、あの世界情勢の枠組みの中で一国が石油を使用した所で問題ないと思いますが。
 急場凌ぎでも、これで一時でも国内が安定すれば大国の太陽光発電の技術支援を断る口実もなくなるから一石二鳥じゃないですかね。

・沙慈と刹那の会話は一見ギリギリですが、それほど危なくはなさそうですね。CBの行為を知っている人間なら、あそこで救助活動を行うとは夢にも思わないでしょうから。
 刹那の台詞もそれほど不自然ではないと思います。

・コーラサワーは相変わらず頭悪いですね。その割に、MSパイロットとしての腕は一流のようですが-何せ、ヴァーチェと戦って生き残ったのは画面上で確認出来る限り、彼が初めてですから。

・スメラギ女史とオペレーター二人は今回の作戦の難易度が高く、前線指揮が必要と判断して地上に降りることとなりました。
 このこととロックオンの台詞から推測するに、ある程度の距離であればCBはGN粒子散布下でも無線通信を可能にする技術を確立しているようです-『ある程度』というのは、宇宙空間に位置するプトレマイオスからではそうした指示が出せていないと思われることから。
 あれだけ目まぐるしく位置を変えるガンダムの位置を捕捉することは不可能でしょうから、レーザー通信ではないと思いますが、どういうものなのかは不明です-まさか、GN通信ってことはないと思いますが。

・エクシアにGNロングブレイドとGNショートブレイドが装備され、これが今回のタイトルと活躍に繋がる訳ですね。
 この二振りのシステムがGNソードと同一-圧縮したGN粒子を刀身に帯びさせることで、切断力を飛躍的に増強させるというもの-なのに開発が遅れていたのは、強化システムの小型化が難航したから、という感じでしょうか。
 また、ガンダム2機とイアンが別行動を取っていたところを見ると、プトレマイオスとは違う何処かからやって来たようですね。おそらくは、それがCBの本拠地なのでしょう-意外と、あのコンテナの中には“アバランチ”のパーツも入っていたりして。

・ユニオンの技術顧問であるビリーとスメラギ女史は、今も連絡が取り合える程度のお付き合いが続いている同窓生のようですね。しかも師事したのはエイフマン教授のようです。
 この一連のシーンから分かるのは、スメラギ女史はかって「クジョウ」を名乗っていたこと(九条か)。大学院在籍中になんらかの軍事的事件に巻き込まれており、それがきっかけで大学院を離れたと思われること。
 そして、その事件が起きた時には既に「戦況予報士」として活動していたこと、などが挙げられるでしょう。戦術予報士ではないんですね。
 しかし、エイフマン教授やビリーはMS工学の専門家だと思われるのですが、そこにスメラギ女史がイコールで繋がるとはちょっと考えにくい所です。一体、どういう関係なのでしょうね。それとも、軍事関連で生計を立てると早くから決めていたスメラギ女史が、その方面に役立つスキルを習得する為に教授のゼミに部外者ながら入り浸っていた、ってことなのでしょうか。

・と、まあ、そんな具合に色々あったもののモラリアでの戦端は開かれ、その報道に接した沙慈はまたも途方に暮れます。この反応は大多数の視聴者のそれではないかと想像しますが、謎のアレハンドロはこれをあたかも予定調和のように受け止めます。
 確かに、二次大戦後戦禍を被っていない日本人であるならそう思うでしょう。他方、世界は未だ戦闘の混乱の最中にあり、平和ならざる地域は決して少なくはありません。
 そうした人々からすれば、CBが掲げる「戦争根絶」は歓迎すべきことなのでしょうか。それとも、支配者が変わるだけだと冷笑されて終わりなのでしょうか。それは分かりません。何故なら、本編で描かれないから-あ、ここではマリナは除いてます。彼女は支配する側なので、CBを快く思わないのは当然です。
 少なくとも、CBの理念や本懐はそこに身を置いている者以外には誰一人信用されていないというのが現在描かれている全てでしょう。忌むべきテロリストでさえ、少数とは言え民衆の支持を取り付けているものも少なくないのですが。
 果たして「00」の物語はどちらに向い、どこに辿り着くのでしょうね。
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by shunichiro0083 | 2007-11-11 22:37 | 感想「00」


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