2007年 10月 26日

P-FILE NO.1のこと

・「00」の外伝は三種類ある訳ですが、さし当たって今回は電ホで新連載の「P」をチョイスします-「V」の実質1頁の為に780円は正直きついのです-。
 目は通しましたが、あちらはエクシアの加速性能を一時的に増強させる追加パーツがお題だったと記憶しています。GN粒子を蓄えるGNコンバーターというデバイスがある、ということなのでガンダムを送り出したあとのプトレマイオスはこれを使って適宜、ステルスを行っているのでしょう。
 えむしーさんのコメント、大当たりの予感。



・GN-000 OガンダムはCBが作った第一世代ガンダムで、イオリア翁は200年も前にこうした人型兵器が戦場の主流になることを予見していたらしい。このことでもイオリア翁は歴史に名を残しているという。
 Oガンダムの成功を受けて次に開発されたのがGNY-001 アストレアで、エクシアの事実上のプロトタイプというべき機体である。と同時に、他の3機のプロトタイプである、とも言えるのだろう。
 この時点で完成したGNドライブは5基しかない、ということであるが、これが一体どういう事情によるかは不明。ただ、個人的にはGNドライブというのは生産が非常に困難で、少数量産すら不可能なのではないかと考えている。

・CBの設計思想はガンダムに非常に少ない人員と機体数で運用するという前提から、宇宙から地上までを装備の換装なしにカバーするだけの汎用性を求める反面、ミッションに応じたカスタマイズが必要である、というもの。
 つまり、戦術的には得意分野を持ちつつ、戦略的には得手不得手がないということなのだろう。ただ「V」での話によると、GN粒子の噴射による飛行は運動性に優れる反面、スピードにおいて航空機に劣る、ということらしい。
 可変型のキュリオスが開発された、というのはそういう事情が関係しているのかもしれない。

・本編を見ていただけではスペースコロニーの完成はまだなのかと思っていたのだが、こちらの話によると西暦2292年-本編より15年前には既に数基のコロニーが建設されていた、ということらしい。
 CBはラグランジェ3-ご存知、月の裏側に位置する場所-にタイ語で『天使宮』を意味するクルンテープなるコロニーを独自に建設しており、そこでガンダムの開発を行っているという。おそらくはここで独自規格の弾薬なども生産されることになるのだろう。
 また、どこにあるかは不明だがCBには『ヴェーダ』なるコンピュータが存在し、これが組織を統括しているとのこと。

・イオリア翁が提唱した太陽光発電システムは何故か、宇宙空間でしかその効力を発揮しないようである。少なくとも、そういうものとして描写されている。
 また、これによって持てる国と持たざる国の格差も広がる、ということらしい。
 が、本当に太陽光発電システムが実用化されているのであれば、砂漠の地域にとってこれほど有り難いものもないのではないだろうか。砂漠に降り注ぐ太陽光を利用すれば、一国の電力量を賄って余りあるだけのものが発電出来ることは間違いないのだから。
 事実、ゴビ砂漠の半分に太陽電池を敷き詰めれば、全人類のエネルギー需要量に匹敵するだけの発電量を得ることが出来るという試算もある(下記リンクを参照のこと)。
 これはイオリア翁が発明したシステムを使わずとも、現行の太陽電池だけで実現可能な計画であり、中東諸国やアフリカ北部などの砂漠地帯を国土とする地域ならば軌道エレベーターの恩恵に与れなくても充分にエネルギー問題は解決するのではなかろうか。
 しかしながら、「00」の世界ではこうした試みは為されていないらしい。アザディスタン王国も世界各国に救援要請をするくらいなら、そうした発電システムの建設の為のODAを依頼すればいいのではなかろうか。「中東地域のエネルギーの安定供給が世界安全にも寄与する」とか言って。
砂漠からのエネルギー(みずほ情報総研)

・GN粒子に関連しては、前述の通りこれを噴射することで推力が発生する。これがガンダムが飛行出来る原理である。このデバイスをGNバーニアと呼ぶ。
 また、ガンダムが使用しているビーム兵器も全てGN粒子を用いたものであり、それ故に他の陣営が実現することは極めて困難であると考えられている。無論、GNドライブそのものを開発すれば話は別だが。
 こうして放出されたGN粒子はフォトン崩壊により、光を発しながら消えて行く。この現象により、周囲に深刻な電波障害を引き起こすらしい。この場合のフォトン崩壊とはフォトンになるのではなく、フォトンそのものが崩壊していることが本編中の台詞から確認出来る。
 しかしながら、フォトン=光子が安定した素粒子であり、崩壊しないことは現代物理学の基礎というべきものであることも事実である。にも関わらず、GN粒子はフォトンの崩壊と言う現象を顕現させている。
 ひょっとしたらこれは、「00」の西暦が今我々が生きている世界の延長線上にはない、というスタッフからのメッセージなのだろうか。
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by shunichiro0083 | 2007-10-26 10:45 | 外伝「00」


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