2004年 10月 30日

艦船に関すること

・先に艦船の動力源についての問題を指摘したが、これはどうやら宇宙用艦艇だけではなく、むしろ地上用のものにこそ問題なのではないかということに今更ながら気付いた。
 しかし、通常の水上艦艇ならば問題はない。ガスタービン等、核分裂に依存しない動力を用いれば良いからだ。アークエンジェルが普通に地上を飛行している以上、『レーザー核パルス融合推進システム』も地上での使用には問題がないらしい。
 そうなると、問題になるのはザフトの水中用艦艇である。ボズゴロフ級潜水母艦はNジャマー影響下での行動を考慮されて設計されており、そうなると原潜では有り得ないのである。原子炉は搭載出来ないながらも、MS母艦としての機能を持たねばならない以上余裕のある発電能力も必須である。
 その上でさらに話を進めるなら、いくら地球侵攻作戦が順調に推移していたとしても、Nジャマーが通用しない航空戦力や水上戦力に発見されない秘匿性を確保する為にもその推進機関にはAIP方式(大気独立型推進)が必要とされるだろう。そうなると使える推進機関というのも限られて来るのではなかろうか。
 よもやCCD(クローズド・ディ-ゼル)機関やワルター推進、スターリングエンジンという訳にも行くまい。このボズゴロフ級は全長270mはある巨大潜水艦なのである。世界各地に母港となる基地がある、というのであれば超高性能燃料電池、というのでも良かろうが戦略兵器という観点から見た時には不安が残る‐そもそも、物資の補給ということを度外視して、の話でもあるが。最悪、衛星軌道上からコンテナを落下でもさせ、海上で受けとるのであろう。しかし、この方式は敵に発見される可能性も大きい。かってのUボートも、こうした洋上補給時を狙われて撃沈されたのである。
 となると、一番手っ取り早いのはやはり『レーザー核パルス融合推進システム』を水中でも使用する、ということになるだろう。宇宙空間での推進力としては毎秒200発の核ペレットを断続的に爆破するというが、抵抗が大きくとも出す速度に限りのある潜水艦であるならその規模は少なくともいいのではないかと推測する。
 また、これと併用する形でMHD発電(電磁気流体発電)を、核反応の際の熱エネルギーを回収するやり方で行えば発電機能もそれなりのものが得られるのではないだろうか。無論、この方法は宇宙用艦艇でも可能である。アークエンジェルなどはこれと太陽光発電を組み合わせて、必要とされる電力を得ているのだろう。
 ちなみに、レセップス級に代表される陸上戦艦の動力はガスタービンエンジンを主機関とし、これに上記のMHD発電や太陽光発電を補機として用いているのではないかと推測する。その主な用途が砂漠地帯であるなら、太陽光発電の使い勝手も良いだろう。ガスタービンは熱効率が低いのが欠点だが、そこはプラントの工業力でクリアしていると考えたい。
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by shunichiro0083 | 2004-10-30 01:00 | 設定


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