2007年 07月 03日

軌道エレベーターのこと

・さて、「種運」で軌道エレベーターと言えば勿論「アメノミハシラ」ですが、こちらは多分に未完成で終わってしまっています。
 逆に言うと、これが出来ていなかったからこそ連合軍/ブルーコスモスのお目こぼしがあそこまで続いていたのだろう、という推測も成り立つのですが(後述)。
 軌道エレベーターは簡単に言ってしまえば地上と宇宙を結ぶエレベーターで、その最大の利点は安全かつ安価に人員や物資を宇宙空間に送り込める、ということです。マスドライバーよりも、更に。
 ただ、一国家で可能となるプロジェクトでもない筈ですが、スペースコロニーを所有、維持出来るほどの金満国家でもあるオーブならそれも可能なのでしょう。

・製作方式としては最初に衛星軌道に宇宙ステーションを建造し、そこから地上に向けてエレベーター部分を延ばして行く、というやり方が採られています。この宇宙ステーションが後にサハク家の拠点となって行く訳です。
 アメノミハシラ内部に各種ファクトリーがあるのも、本来は軌道エレベーターのパーツを製造する為だったのでしょう。それが情勢の変化によってMS工廠となってしまった訳です。
 そう考えるなら、アメノミハシラに何故地球圏でも数少なくない高精度工作が可能な設備-それこそ、NJキャンセラーを造ることが出来る程のものがあったのかも説明出来ます。軌道エレベーターという代物のパーツを生産する為にはそれだけ精巧な生産設備が必要とされたのでしょう。
 ロウがそうと知っていたということは、裏を返せばサハク家がステーションを掌握した後に改良されたのではない、ということでもある訳です(だとすれば、一介のジャンク屋でしかないロウがそれを知る筈がないので)。

・こうして軌道エレベーターは完成せず、大規模宇宙ステーションにのみアメノミハシラの名は残ることになりました。
 が、もし戦争前にこの軌道エレベーターが完成していたとしたら、最悪の場合連合・プラントの双方から狙われていたのは必然でしょう。というのも、軌道エレベーターに期待されるもう一つの役割に「衛星軌道上による太陽光発電で得られた膨大な電力を安全に地上に送る送電塔」というものがあるからです。
 これがあれば規模さえ別にすれば、Nジャマーによるエネルギー危機も恐れるに足りませんから、連合にすれば喉から手が出る程に欲しいものでしょう。モルゲンレーテの技術力どころの騒ぎではありません。
 また、プラントにしてみても折角、地上を混乱に陥れる為のNジャマーが全く意味を成さなくなってしまう可能性もあるものをみすみす放置しておく、というのも考え辛いでしょう。
 加えて、両陣営からすれば安全かつ大量に地上若しくは宇宙に兵力を送り込める唯一の施設なのですから、これを巡る大規模な攻防が起きていたであろうことも想像に難くありません。それこそ、オーブの中立もへったくれもないでしょう。
 そういう意味で、オーブにとってはアメノミハシラが未完成だったことは僥倖とも言うべきものだったのかもしれません。



・ちなみに、「00」でも軌道エレベーターは重要な役割を持たされているようですが、そこには前述の通り太陽光発電を送電する、ということもある訳です-っていうか、公式サイトでもその辺りが説明されてますね。反省。
 まだ、説明されてはいませんが軌道エレベーターがあるということは宇宙開発もそれなりに進んでいる、ということなのでしょう。何せ、安全で安価に宇宙に上がることが出来るのですから。
スペースコロニーはなくても、月面開発とかはやってくれいるのですかね。
 しかしそうなると、ソレスタル・ビーング(以下CB)はそうした無重力空間における新素材とかの恩恵はなしで最強のMS・ガンダムを造ってしまったのでしょうか。それともGNドライブがあれば全てOKなのかな。

・軌道エレベーターの立地に赤道地域というのは必ずしも絶対条件ではないらしいですが、建設や維持の難易度のことを考えるとそれ以外のところではあまり現実的ではないようです-その意味では、ソロモン諸島周辺とされているオーブは少々外れてしまっている。
 そうして考えると「00」ではユニオンが南米及びオセアニアを。人革連はインド洋沖。AEUがアフリカ大陸をそれぞれ押さえているので、各陣営ともに軌道エレベーターの建設に問題はないのでしょう。
 まあ、素人考えではCBが西暦2307年時点での平和的解決を望むなら、神にも等しい力を持つというガンダムで3基の軌道エレベーターを全部破壊。その後、GNドライブを供給を盾に三国家を解体し、世界共同体に再編する-というのは一番現実的のような気もするのですがねえ。
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by shunichiro0083 | 2007-07-03 16:08 | 設定


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