2007年 06月 24日

機動戦士クロスボーンガンダム 鋼鉄の7人 第14話のこと

・さて、今まで僕らを楽しませてくれた「鋼鉄の七人」も次号で最終回だそうです。大団円を迎えられるかどうかは正直不明ですが、御都合主義でもいいので出来れば七人全員がハッピーエンドを迎えてくれたらなあ、と。心からそう思います。



・トビアの猛攻は総統兄弟の駆る“両掌”相手に一歩も引かず、そればかりか互角以上に戦っています。
 が、それは単純に過去の二度の戦いでカリスト兄弟の動きの癖を覚えただけではなく、防御は機体の装備に任せ、自身は攻撃のみに専念している、ということでもあります。ここで防御力を上げるフルクロスの存在が活きて来る訳ですね。
 その戦いはあまりに苛烈であるが故に、並みのパイロットでは加勢することすら許されません。にも拘らず、そこに割って入るのですからエウロペのパイロットとしての技量もなかなかのものと言えるのでしょう。

・しかしながら、トビアのこの捨て身の戦法は自身の生存を度外視したやり方でもある訳で。
 事実、X1フルクロスの機体性能は限界まで引き出されていて、あとはそれをどこまで持続させることが出来るか、ということにまでなっているのですから。
 しかしながら、トビア達からすれば総統兄弟を倒すことは出来なくても、最悪シンヴァツを使用不能にしてしまえば地球焼亡という事態だけは避けられるのですよね。後事をテテニスに託すこととなりますが。
 まあ、この後先考えない無鉄砲さ、というのがトビアのトビアたる所以であり、魅力なのですから仕方ないんですが。

・が、だからと言って周囲の人間がトビアのこの戦いを見てじっとしていられる、という訳ではなく。矢も楯もたまらずエウロペが飛び出し、その姿を見たグレッグも己の一瞬の閃きに従ってフォーメーションを崩します。
 一方のエウロペはトビアと“光”の間に入り、自らの死を武器にして戦いをトビアに有利に運ばせようとしますがこれは適わず。ただ、一瞬でも水入りさせたことは大きかったのではないかな、と。
 そしてグレッグは“掌”がコルニグスの時ほどは避けず、攻撃をIフィールドで受けていることに一縷の勝機を見出します。そしてそれは、強力なV.S.B.R.を搭載しながら、卓越した運動性を誇るF91にのみ可能な戦法でした。
 遠距離攻撃でスズキ教官の窮地を救ったグレッグはさながらニュータイプと同等のマニューバを行い、残像現象を引き起こしつつV.S.B.R.の精密射撃を行います-この時のグレッグの操縦の冴えは素晴らしく、バイオコンピューターが機体のリミッターをカットした程です。
 そしてこの超絶のマニューバが、“掌”の唯一の構造的欠陥たるIフィールドのない無防備な背面への攻撃を可能にしました。
 無論、並のパイロットと量産型にだったらカリストもここまで追い込まれはしなかったのでしょうが、残念ながらグレッグもF91も超一級のMSパイロットでありMSだったのです。

・が、己の限界以上の力を引き出し虚脱状態となったグレッグはカリスト弟の攻撃を喰らい、大破してしまいます。目の前で弟子三人を亡くすこととなったスズキ教官の無念の叫びが木星の宇宙に哀しく響きます。
 こうしてさしものカリスト弟も木星圏の塵に消えたのでした。
 それに比べるとカリスト兄の弟を失った嘆きには何処か、利己的な感じがします。その己の感情の赴くままにトビアにビームサーベルを振り下ろすカリスト兄に対し、トビアはムラマサ・バスターを握ったまま断ち切られた右手をシザーアンカーでキャッチ。そのまま機体をのけ反らせての奇襲で左足、左手を斬断するのでした。
 
・という所で今回は終了。兄との戦いの結末は次回最終話に持ち越しですね。次号は大増頁、ということらしいので色々な人々の決着が付くことを祈ります…ヨナとジェラルドがくっつくのか、とか。ハリソンとトゥインクは、とか。鋼鉄の七人はやっぱり死んじゃったのかな、とか。
 まあ、ハッピーエンドになることを盲目的に信じてはいるのですがねえ。
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by shunichiro0083 | 2007-06-24 11:23 | コミック


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