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shunichiro0083のアイのダメヲタ日記-感想と推測と妄想の終わらない円舞曲

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2007年 06月 08日

RX-0 ユニコーンガンダムのこと

・そう言えば今回のカラー口絵では早速、カトキ氏によるユニコーンの解説が行われました。が、これはまあ、取り敢えずの、ということでしょうね。まだまだ、隠し玉はあると考える方が自然だと思います。
 事実、今回公開された設定画にはフェイスオープンしたあとのものは含まれていませんしね。

・さて、このユニコーンガンダムですが、カテゴリーとしては「フルサイコフレーム実験型試作MS」ということになっております。
 で、サイコフレームそのもののお浚いですが、これは単体でサイコミュの性能を持つ粒子サイズのチップが鋳込まれた合金製のフレーム、という解釈でいいと思います。
 過去、映像作品でこれが搭載されたと断言できるのはRX-93 νガンダムとMSN-04 サザビーですが(WikiではNZ-333 α・アジールの名も挙げられている)、ムーバブル・フレーム全てがサイコフレームというのはユニコーンが最初でしょうね-最後とは言い切れない。
 νはコクピット周りにサイコフレームを使用することで機体性能を向上させる、というものだと記憶していましたが、データコレクションの記述によると加えて機体制御部分にも使用することで追従性を上げる、ということになってますね。
 ただ、後者だとするとユニコーンの売りである“フルサイズサイコフレーム”の意味がぼやけてしまうので、ここは本編の台詞に忠実に「νはコクピット周りにのみ採用されている」でいいと思います-個人的にはνのサイコフレームが機体性能を向上させる、というのはアムロのNT能力を強化することで、結果的にもたらされているのではないかと推測します。

・その上でユニコーンを見てみると、ムーバブル・フレーム全てがサイコフレームであることが桁外れに高い機体追従性を獲得出来た理由とされています。と、言うことはコクピット周りだけに配置するよりも、より高い効果が得られる-ということではなく。ユニコーンの制御システムは通常の機械式と、サイコミュ式のハイブリッドである、ということなのではないかと推測されます。
 サイコミュとはごくごく簡単に言うと脳波コントロールですが、それがファンネルの操縦ではなく機体そのもののコントロールに応用されるなら、それは操縦システムを経由せずパイロットの思考がダイレクトに機体制御に反映される、ということなのではないかと思います。
 と、いうことは機体各部にはビットやファンネルのようにサイコミュからの信号を受け止め、処理し、機器を動かすデバイスが必要であると考える訳です。いくらなんでも、通常の電気信号を受け止めるだけのものに、感応波を送った所でそれを思い通りに動かすことは不可能でしょうから。
 ただ、この場合のムーバブル・フレームが(人間的に表現するなら)指先から足の先まで、というくらいに範囲が広いのだとすれば、凡その動きというのはスティックやペダルに拠らず行わせることも可能となるのかもしれません。
 この場合、コクピット周りがサイコミュ本体で、ムーバブル・フレームがその端末、という解釈になるのだと思います。

・閑話休題。ユニコーンに搭載されたOSの内、「NT-D」と呼ばれるものはおそらくこの機体システムの切り替えに由来するものであると考えます。
 通常モードでは機械式の機体制御を行っているものが、サイコフレームを用いたサイコミュ式の制御システムに切り替わる時、それに伴いOSもそれ専用のものに変更されるのではないか、ということです。
 本編での描写を見るに、ノーマルモードでもユニコーンにはパイロットの知覚を拡大する効果を持っているようですから、「NT-D」が発動すればそうした部分も飛躍的に高まるのではないかな、とも思います。
 で、もう一つの「ラプラス・プログラム」ですが、これは現段階では全くの謎ですね。ただ、この「NT-D」の発動で此処まで派手にやってしまったのですから、こっちの発動でも何かとんでもないことをやらかしてくれるのではないかと、そんな期待もしているのですが。
 いや、いくらなんでも「ラプラスの魔」を持ってくるとは思わないんですが。ただ、これが「ラプラスの箱」と呼ばれる何かと関係があるのなら、このプログラムにも時の政府をも恐怖させるだけの意味があるのかもしれません。

・最後になりますが、個人的に残念だったのは初登場でこの「NT-D」発動モードになってしまったこと。
 ユニコーンそのものが強い、とするのならクシャトリアを退けるのはノーマルモードであった方がベターだったんじゃないですかね。それこそ、マグナム弾をぶっ放して小破させる、とか。
 ちょっとどころか、大いに勿体ないなかったのではないかと思うのです。

by shunichiro0083 | 2007-06-08 13:36


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