2007年 03月 16日

MG ストライクノワールガンダムのこと

・さて、先日発売されたMG ストライクノワールのインストが毎度お馴染み、ホビーサーチさんで公開されております。

※ホビーサーチさん http://www.1999.co.jp/10055447

 これと言って目新しいネタもなく、記事の更新も儘ならなかった当ブログですがここにきて漸く書くことが出来るという感じです。大したことは書けませんが、宜しかったら少しお付き合い下さいませ。

・今回のMGのインストにおける個人的な最大の目玉はGAT-Xシリーズ再生計画についての明文化が避けられている、ということでしょう。あくまでも、X105 ストライクのバリエーション機に過ぎない、という書かれ方になっています。
 その一方、アクタイオン社をリーダーとしたJVによるもの、という部分は変更がありません。そういう意味では、雑誌等紙媒体で展開した<アクタイオン・プロジェクト>の内容と、HGのインストの折衷案である、ということは出来るかもしれません-変更された訳は謎ですが。
 また、総合解説で追加された一文として「制御用AI〔人工知能〕の改良」というものがあるので、これを尊重するならノワールはX105というよりもMBF-02 ストライクルージュの改良型、とする方が現状に即しているのではないかと思います。

・そう言えば、ノワールのアンカーワイヤーは近接戦闘に特化した証、ということになっていますが、HJ誌に載った千葉氏のショートストーリーでは無重力空間における運動性の確保の為、だったような気がしたのですがね。どうでしょう。
 なんでも、単分子ワイヤーを射出する際に高分子機能性ポリマー層で瞬時にコーティングするのがあの驚異的な強度の秘密らしいですが、素人考えだとそれでは巻き取る時が大変だろうなあ、とか思ってしまいます。
 アンカーワイヤーが格闘戦用の武器としてだけでなく、もっと多用途に使えるというのならそれはむしろノワールの汎用性の証ではないかとも思いますけれど。

・また、頭部の形状の変更は近接戦用イーゲルシュテルン及び強化型統合センサーシステムの換装によるもの。加えてV字アンテナの形状変更はファントムペインが採用している近距離デジタルバースト通信システムを採用した為で、これにより近接戦闘時の僚機とのデータリンクの信頼性が向上するのだとか。
 アクタイオンプロジェクトによってロールアウトした5機の頭部がオリジナルと異なっている理由は、まずこれで全機共通と言うことでいいのではないかと。
 この近距離通信については「種」の時代から使用することは可能だったようですから、これも有効距離の延長は不可能なだけに、逆に使用可能な範囲での信頼性を高める、という風に解釈するのがいいのかな、と。
 
・ノワールストライカーの項目もかなり、突っ込みどころが多くてなかなかに凄まじいです。何せ、X105の開発の時点でジンの後継機たるシグーを仮想敵として想定していたというのに、アクタイオンプロジェクトではこの期に及んでジンの4割増しを仮想モデルとしていた、というのだから驚きです-すぐ撤回した、ということになっていますが。
 せめて、ジンハイマニューバくらいは言ってくれ、という感じがします。それにしても、違和感ありありですけれど。
 あと、表向きとは言え地球連合軍の所属となっているファントムペインが、その一方でロゴスの不正規特殊部隊だから何をやってもいい、というのは本当に何とかして欲しいと思います。安倍首相の従軍慰安婦の強制連行云々の答弁並みに強引な論理展開です。
 そもそも、実力で形式を従わせられるCE世界なのですから、単純にファントムペインはブルコスの実力部隊と言うことにしておけば良かったんでしょうに。変に軍の所属、とかにしてしまうから訳がわからなくなってしまうんですよねえ。

・ロゴスの話になったので項目を別にしますが、何でもロゴス幹部の一人はアクタイオン社の大株主だったのだそうで。
 加えて、ファントムペインは所謂「汚い」仕事を請け負う部隊なので、そこの装備についても秘匿性が守られねばならないと、件の幹部から念を押されて裏ルートで発注が為されたんだそうです。
 しかし、そこまで秘匿する部隊ならばいっそのこと核駆動MSを極秘裏に発注すればいいだけなんではないかと思いますがね(まあ、皆さんそう思っているらしいですが)。
 っていうか、本気で隠すつもりがあるなら、そういう部隊にこそ目立たない105ダガーのカスタム仕様とかを当てるべきなんではないでしょうか。あんな機体、極秘任務に使うには目立って目立って仕方ないと思うんですけど。

・PS装甲材は生産性が低く、そういう事情からノワールストライカーの実戦配備は二桁に満たないらしい、とのこと。ただ、これはコスト高というのとはまた違うような気がする。
 また、耐ビーム装備を持っていないことには触れられていない。どうせならアビスの技術を流用してPS装甲と耐ビームコーティングを両立さることに成功した、くらい書いておけばいいのに。

・ファントムペインはパイロットを順次、ナチュラルからエクステンデッドに切り替えていたらしい-その割に、地中海の養成所はスタッフも含めて皆殺しだったんですが。百歩譲って、エクステンデッドは使い捨てだったにせよ、養成スタッフを殺したりはしないんじゃないかなあ。

・手持ち武器について一番衝撃的だったのは、ビームブレイドがガイアの設計を参考にした、という一文がなかったことになっていることでしょうか。
 しかしながら、さり気なくデティール解説ではビームエッジの先端に「PSポイント」という実に不可解な単語が挿入されております。これは普通に考えるなら、ビームブレイドの切っ先がPS装甲化されている、ということでしょう。
 と、いうことは物理攻撃には無敵を誇るPS装甲に対抗出来る、ビーム兵器以外の唯一の物理的兵器ということになってしまうのですねえ-まあ、ぶっちゃけ、自由を貫いてしまった衝撃の対艦刀へのフォローなのかもしれませんね。

・ノワールが実戦参加した「汚い」任務の内に、ユーラシア連邦ロシア領山岳地帯にザフトが建設した施設を破壊した、というのがあるらしいです。
 これは「種運」本編の頃から思っていたんですが、どうしてザフトはカーペンタリアとジブラルタル以外に地球上に基地を保有していたんでしょうね。ユニウス条約では上記の二つの基地以外は全て撤退した、ということになっている筈なんですが。
 どうせ破壊したのが、来るべきザフトの降下作戦時に誘導支援に転用されると思われる量子通信の研究施設だというのなら、コーディネイターを陰ながら支援する親プラント企業とでもしておけばいいのに。
 これなら、連合軍が堂々と攻撃出来ない→極秘の、しかし徹底した破壊工作が必要→ファントムペインの出番、とまだ整合性があると思うのですがね。

・DSSDトロヤステーションをファントムペインが襲ったのは、AIユニットだけでなくVLも欲しかったかららしい-技術供与はしている、ということだったんですがねえ。
 やっぱり、コーディネイター憎しの一念だったんでしょうか。
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by shunichiro0083 | 2007-03-16 20:33 | 設定


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