2006年 12月 14日

レス

>電気屋さん
>「作った設定は分かりやすい形で作品に盛りこめ」と言っているように読めますが、それであってますか?
・申し訳ないのですが、少なくとも僕についてはあっておりません。
 今回の話の肝はそこではなく、プロフェッサーというキャラクターをどういう風に読者が捉えているか、ということでしょう。
 それは言い換えるなら、創ったキャラクターの設定が如何に素晴らしいものだったとしても、それを充分に表現出来なかったなら、その設定は読者に伝わらないのではないか、ということになります。
 だからこそ、表現者は物語る時にそれがどういう存在なのかを考えつつ、その魅力をどうやれば伝えられるかを模索していかねばならないのではないでしょうか。
 そして、その作業の際に一度は思いついた設定も、物語の要請から切り捨てねばならないことも仕方のないことなのだと推測します-プロフェサーが実はお金持ち、という設定もそうして殆ど日の目を見なかったのではないでしょうか。

・電気屋さんのように、本編の描写からプロフェッサーって実は金持ちではないか、と感じていた人には今回の話は裏設定として充分な価値を持ちます。
 しかしながら、僕は-そして夜明けの歌さんも-プロフェッサーがお金持ちだ、とは残念ながら物語から読み取ることは出来ませんでした。
 そういう読者からすれば、今回の裏設定はとても奇妙で唐突に映ってしまったのですよ。
 最初の「アストレイ(無印&R)」がジャンク屋という商売人を主人公していた以上、金銭という問題はかなりのウェイトを占めねばならない筈でした。しかしながら、主人公達がお金で苦労しているという印象は殆どありません。
 勿論、その理由は少年漫画という縛り故なのでしょうが、だからこそ、逆にプロフェッサーがお金持ちであるという設定が活かせなかったのでしょう。或いは、プロフェッサーがお金を出すのは当然、ということだったのかもしれませんが、それならそれでやっぱり描写のしようがあったでしょうし。
 そういう意味では言葉は悪いですが、お金持ちという設定を持て余してしまったのかもしれません。もう少しできちんと本筋にも絡んで来て、やりようによっては大いに本編の展開にも影響したであろうものだっただけに、そう考えると残念な気持ちになるのでした。

・ちなみに、僕はプロフェッサーというキャラクターの基本設定に「マッドサイエンティスト」という属性は感じてはおりません。むしろ彼女は「変わり者」若しくは「異端者」であると思います。
 どちらかというなら、奇想天外な発想をし、それを形にしているという点でロウの方がマッドサイエンティストの名に相応しいとも思っています。
 けど、これもそれも全て僕と電気屋さんの見解の相違というか、捉え方の違いな訳で、その差異はあって然るべきものです。少なくとも僕は、僕の意見の方が電気屋さんのそれより正しい、などとは思っていません。
 考え方が人それぞれなら、楽しみ方も同じでしょう。僕は僕なりに。電気屋さんは電気屋さんのやり方で「Δ」という物語を楽しめるのなら、それで問題ないのではないでしょうか。

>夜明けの歌さん
 確かにセトナのあのシーンでも、そういうちょっとした台詞一つで表現出来たりすることってあると思います。
 そうした部分にも気を配ってくれたなら、「Δ」という作品はもっともっと面白くなると、そう僕は考えているんですけれど。
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by shunichiro0083 | 2006-12-14 12:17 | アストレイ


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