shunichiro0083のアイのダメヲタ日記-感想と推測と妄想の終わらない円舞曲

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2006年 12月 11日

追記のこと

・「プロフェッサーは実はお金持ち」と「古語としてのΔには扉の意味がある」の二つが、物語の流れを阻害してしまうようには正直、僕には思えませんでした。
 譬えるなら、「アウトフレームD」の「D」の由来を本編で語ったような、あんな感じのコマ運びで良かったのだと思います。
 Δの件にしても、何も古代フェニキア文字にまで遡って説明することはないでしょう。Δのネーミングを疑問に思ったアイザックがナーエに問い、それに対し「Δは古い時代、扉を意味していた言葉だってこと、知りませんでした?」と答えるといった程度で良かったのではないでしょうかね。
 繰り返しますが、こと細かに描写や説明することはないと僕も思います。ただ、一般的でない事例についてはもう少し突っ込んだ説明が必要なのではないでしょうか。

・あと、プロフェッサーについても単純に説明するのではなく、画面の端々で高価なものや贅沢品を出しておいて、それがプロフェッサーの趣味であることにするとか、見せる方法はない訳ではなかったのではないかとも愚考します。
 例えば、ホームの中で煙草をくゆらせているプロフェッサーを来訪者が見て、「宇宙船の中で煙草が吸えるとは?! ここには余程高価で高級な空気循環システムが装備されているのだな」と言うと樹里が「あら、これはプロフェッサーの自腹よ。あたし達、そんなお金持ちじゃないもの」と切り返すという感じ。
 まあ、上記は一例ですが、他にももっと冴えたやり方があるのでしょうが、才なき身にはこれが精一杯。
 要は「プロフェッサーが裕福は大量に特許を持っているから」というのは裏設定として価値はあっても、「プロフェッサーは金持ち」は裏設定としての価値はあまりないのではないか、ということです。
 それはマティアスがいい例でしょう。金持ちのキャラクターを金持ちとしてきちんと表現しないのでは、そのキャラクターについて充分な表現が出来ていないと言われても仕方がないのではないでしょうか。
 そのキャラクターがお金持ちだ、ということをきちんと描写しているからこそ、実は…という理由が裏設定として活きて来るんではないでしょうかね。

・まあ、勿論、物語に関する考え方や方法論というのも人それぞれですし、優劣があるかどうかもはっきりとはしません。
 ですが、描写ということに関して言えば、最低限伝えねばならないことを読者にきちんと伝えることが第一なんではないかと思うのです。
 ここが押さえられていないと、どんな裏設定も意味がないんじゃないでしょうか。そう僕は思います。

※追記の追記(12/12)
 あと、僕は『設定を作品と別の場所で発表するなんて、おかしい。作品に盛り込』むべきだ、とは思っていません(そう書いたつもりもありませんが…)。
 だったら、本誌の「マーシャンドキュメント」を真っ先に批判してますよ(苦笑)。
 そうではなくて、僕が作品を読んで『これなら作品の中で表現出来るのではないか』と思ったということです。台詞回しや、ちょっとした展開の調整で表現出来たのではなかろうか、という素人考えです。
 ですが、同時にプロとしてそれがそのクリエイター氏の確立させた手法であるなら、それが正しいことも事実です。むしろ、それの方がファン崩れのブロガーの意見よりも正しいのでしょう。
 だからこそ、単に裏話ではない、クリエイターとしての姿勢や考え方、方法論というべきものを(ある程度とは言え)開示してくれる方というのは本当に貴重であり、有り難いことだとも思っているのです。
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by shunichiro0083 | 2006-12-11 02:36 | アストレイ


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