2006年 09月 03日

ビームシールドと対ビームシールドの違いのこと

・本編の描写を見る限り、ことMS戦闘においてはこの両者に大きな違いがあるようには見えないのが実情でしょう。
 実際、MSが携行する対ビームシールドはビームラーフルやジェネレーター直結の大出力砲も防ぐことが出来るようですし。そういう意味においてビームシールドの利点はデッドウェイトにならない、ということのみと言っても過言ではないでしょう。
 これがU.C.であれば、実体シールドではビームを防ぐことは出来ないので、その意味は飛躍的に高まるのですし、普及も早かったと推測されます。

・ただ、これが陽電子砲と言った戦略兵器に対抗する手段、としてであれば話は別です。
 対ビームシールドでは陽電子砲に敵わないことは前作のラストで示されていますが、ビームシールドの一種である陽電子リフレクターはローエングリンをものの見事に防ぎ切りました-よくよく考えると、これを可能にしたザムザザーの動力源というのも謎ですが。
 つまり、ビームシールドと対ビームシールドの決定的な差異はその防御力にこそある、と言うべきでしょう。
 だからこそ、陽電子砲-ローエングリンを装備したミネルバ討伐に出かけた連合軍艦隊にはそれに対抗すべくザムザザーが配備されたのであり、ガルナハンの火力プラント防衛の任務に就いたのはゲルズゲーであった訳です。

・MSに搭載されたのは-まあ、出力が余ったからではないかと。特にガンダムタイプは皆、ハイパーデュートリオン搭載機ですから。
 しかし、そうなると不思議なのはドムトルーパー。別段の記述がない以上、このMSもバッテリー駆動式の筈なのだが、その割りにエネルギーを食うであろうビームシールドを標準装備している。
 尤も、正式採用を想定していたドムトルーパーは実体式のシールドを装備する予定だったので、この変更はラクス派の手によるものであることは明白である(っていうか、プラモのインストにそう書かれている)。
 ビームシールドへの変更は機体の軽量化による為とインストでは解説されているが、おそらくそれは開発陣にとっても苦渋の選択ではなかったかと思われます。ドムトルーパーはピーキーな機体であるらしいが、バッテリー駆動機たるこのMSにビームシールドを搭載したことも遠因ではないでしょうか。
 事実、MAに比べて小型のMSにはドムトルーパーを除いてビームシールドは搭載されていないのですし。天ミナのオキツノカガミというものもあるが、あれとてワンオフの機体であり、量産機とはスペックが違います。
 こうして考えると、やはりバッテリー駆動式のMSにビームシールドを搭載するのは難しいと考えるべきではないでしょうかね。

・まあ、そうなると問題はMA-ザムザザーやゲルズゲー、デストロイの動力源は一体何なのか、ということになるのですが。
 結論から言えば、未だ-そしてこれからも明かされぬであろう、軍用艦船に用いられている謎の動力源ではないかと推測します。事実、ロゴスは陽電子リフレクターを搭載した改修艦を実戦配備していますから。
 前述の三機種はMSと比して大型の機体ですので、MSには不可能な謎の動力源を搭載することで安定したビームシールドの展開が出来たんではないでしょうか。
 特にデストロイはビームシールドを展開するだけではなく、戦艦も裸足で逃げ出す程大量のビーム兵器を搭載していたり、機動ビーム砲を無線誘導したりしていますが、核動力とは設定されていませんし、描かれてもいません。
 が、これもビーム砲やレールガンをエネルギー切れも起こさず連発し、MSに充電をし、あまつさえ陽電子砲を撃てる軍艦の動力源を流用しているとすれば納得がいく所です。
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by shunichiro0083 | 2006-09-03 23:45 | 設定


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