2006年 08月 28日

鋼鉄の七人 第3話のこと

・今回は戦闘らしい戦闘はない、インターミッション的な回。これで一話分丸々使っているのを見ると、コミックス2冊では収まらないような感じもしたり。
 ひょっとしたら、もっと長期連載になるのだろうか。だとしたら、嬉しいのですが。



・珍しい、クロスボーンガンダムの合体部の内部構造の大写しが表紙。
 しかし前から感じてはいましたが、あの合体機構だと腕部を支えるパーツって、本当に薄いものになってしまうんですねえ。

・ジェラドとヨナは正式にリタイア。しかも、月でなければ死んでいてもおかしくなかったという件はSFとしても秀逸なのではなかろうか。
 前作の最後-デス・ゲイルズ隊の時でもそうだったけれど、常にその場面がどういう所なのかを頭において組み立てる長谷川先生の手法というのは実にSF的だと思う。
 あと、ジェラドとヨナはいい感じです。個人的にはヨナはウモン爺さんとくっついて欲しかったんですが。

・トビアは諦めていなかった。絶望を乗り越え、一縷の望みを手繰り寄せるその姿はまさに少年漫画の王道ではないだろうか。

・そしてその最後の望みはコードネーム・イカロス-アナハイム社製のミノフスキー・ドライブ搭載型MS。同時に木星帝国軍の最後の標的。
 ってことは、“鋼鉄の七人”の一人はこのイカロスのパイロットということになるんでしょうかね。
 それとも、イカロスは実はMドライブ搭載型艦だった、ということになるんでしょうか。それなら別にMドライブ搭載型MSを7機揃える必要性もなくなりますし。それに、マザーバンガードの残骸を漁ってでっち上げるのなら、最初は艦船ではないかと思うので。

・新たなトビアの機体はX1“パッチワーク”。ただし、手持ち武器はザンバスター。ただ、満身創痍のウモン爺さんが言う通り、戦力UPしたかどうかは微妙。

・エウロペに関する疑念ですが、彼女の意志に関わらず結果的にスパイになっている、という可能性は否定出来ないと思います。
 つまり、優れたサイキッカーであるカリスト双子が一方的な精神的繋がりを姉のエウロペと保持しており、彼女が望むと望まざるとに関わらずその心を読むことで、結果的にエウロペは極めて有能なスパイとしての役割を果たしているのではないか、という推論です。
 そうだとすれば、これはエウロペが弟らの心を読めるようになる、という可能性も捨てきれない諸刃の剣でもあるので、物語終盤の突破口になり得るということもあるのではないですかね。

・スズキ教官の異名は“連邦の青い閃光”-って、そりゃあハリソンさんぢゃあなかったでしたっけ?!
 伏線でしょうか。

・サナリィの美女社員さんの名前はミューラさん。ってことは、あと十数年近い時が流れると、この方の息子さんがMドライブを搭載した新たなガンダムタイプのパイロットとなって、ひょっとしたら木星帝国の息がかかっていたかもしれない某帝国軍の野望に立ち向かうことになるのですねえ。

・あと、オーティスさんの台詞も上手い。確かに、この時点でMドライブ搭載型MSが完成していると、なら何故「V」の冒頭でそういうMSが登場していないのか、という根本的問題になり兼ねませんから。
 ここで一旦、Mドライブのダウンサイジングに関する全てのデータが失われた、ということになれば「V」で登場出来なくてもおかしくはないですからね。
 まあ、問題はなら何故艦船にはMドライブが搭載されていないのか、ということにもなってしまいますが、Mクラフトも実用化されてから連邦軍の全艦船に搭載されるまでは70年以上の月日が必要だった訳で。
 そう考えるなら、こういう新機軸が普及するにはそれなりの年月が必要不可欠なんでしょう。現実問題としても、原子炉を艦船に搭載する技術があっても、全ての軍用艦が原子炉船になっている訳でもないですから。

・ベルナデットの得意技が密航というのには大笑い。その理由にはもっと笑いました。

・ブラックロー通信で取り上げられたMSA-120ですが、あのスペックを読むたびに『あー、何で負けたんだろう、この機体』という気分にさせられます。
 模擬戦でF90に負けた、というのが最大要因のようですが逆にどうやってF90がこれに勝ったのかを訊いてみたいものです。どうせなら、コストとか整備性とかいう部分にしておけば良かったのに。
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by shunichiro0083 | 2006-08-28 22:25 | コミック


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