2006年 08月 03日

打撃自由の関節素材に関する思いつきのこと

・キラ・ヤマトの操縦は、その卓越した技量ゆえに機体構造に設計限度冒一杯までの負担をかけてしまう。
 設計の限界を超えた超機動に耐えるため各部材へ振り分けられたパワーが関節部のPS装甲から光の形で放射し発光現象を見せるのである-これが、打撃自由のプラモ<ライトニングエディション>によって明かされた、関節が金色に光る理由ですね。
 まあ、公開された直後に
 『なんで関節部をフェイズシフトさせねばならんのだ?!』とか
 『何でもかんでも、硬けりゃいいてもんじゃない!』とか
 『だからと言って、関節が光るのはどうよ!』
という、非難諤々な書き込みがネット上を駆け抜けたのでは、と記憶しております(間違っていたら御免なさい)。
 まあ、これは分かったような分からないような文章ではありますが、今回はこれにPS装甲に関する少々を振りかけつつ、妄想のネタにしてみようと思います。

・で、キャプションでは「PS装甲」となっていますが、実際には打撃自由は「VPS装甲」であるということで落ち着いているようです。
 そもそもPS装甲というのは素材に通電することでその物性を変化-相転移させ、それによって装甲の強度を向上させると言うものです。これは単純に素材そのものに頼るのではなく、それを機械的に処理することで物理攻撃に対しては完璧な防御力を見せながら、徒に機体重量を増加させないと言うメリットを持ちます。
 この「相転移」とは具体的には素材の分子配列を変更させることであり、それは取りも直さずナノテクノロジーの範疇です。
 ナノテクノロジーというと微細な機械-ナノマシンを用いたものだけのように思えますが、それ以外にもナノレベルの分子や原子を直接並べ替え、全く新しい素材を開発するという手法も立派なナノテクノロジーなのです。
 PS装甲では特殊な加工を施した素材にエネルギーを供給することで一時的に相転移を起こさせ、強度と耐久性に優れた分子配列に変更させるのでしょう。この分子配列のパターンは単にその性能だけではなく、機体の持つバッテリー量や活動時間とのバランスで予め定められているものと思われます。
 ストライクルージュの場合、バッテリー量が増強されたことで、より強力な防御力を持つパターンへと変化したのでしょう。つまり、この時点でモルゲンレーテの技術陣はPS素材に二通りの分子配列パターンを記憶させることに成功した訳です。
 このことが、後にザフト技術陣がVPS装甲を完成させる第一歩となります。

・そしてVPS装甲が完成する訳ですが、これの原理は前述の通り開発当初は一つの分子配列パターンしか発動させることが出来なかったPS素材に複数のパターンを記憶させることで、その場の状況や戦術に応じて使い分けるということが出来るようになったものです。
 本編中の描写から察するに、最低でも3パターン-インパルスのフォース・ブラスト・ソード-は可能なようです。(「アストレイ」での机上の空論を考慮するなら更に三つ増え、6パターンということになります)。
 が、通電量によって強度がアナログ的に変化する、という可能性も否定出来ません-そこまで言及した資料を自分は不勉強だから知らない、ということなのかもしれません
 無論、変化するのは強度や硬度だけとは限らないのではないかと思います。装甲としては兎も角、分子配列のパターンを変化させるだけならば軟らかかったり、粘り強かったり、応力や張力に対して高い耐性を持つ、と言った様々な物性を獲得させることも十分可能でしょう。
 打撃自由に-そしておそらくは無限正義にも採用された『発行する関節』とは従来の合金などでは実現できなかった、耐磨耗性能と強靭さを高いレベルで兼ね備えるように分子配列パターンを調整された結果なのではないでしょうか。
 そうして考えるなら、ネットの一部で実しやかに囁かれていた『実はフレームもVPS装甲』というのにも現実味が出てきます。と、いうか
>設計の限界を超えた超機動に耐えるため各部材へ振り分けられたパワー
なる一文をそのまま解釈するなら、そう捉えることで何故にそんな構造に打撃自由がなっているのか、という至極尤もな問いに対する答えとなるのではないかと思うのです。
 つまり、打撃自由のフレームおよび関節部にはPS装甲材としての処理も施されており、高機動戦闘による機体の限界を感知すると自動的に通電してより靭性や強度の強い構造材に変化して、機体性能を底上げするのではないか、ということです。
 こう解釈するならば、冒頭の記述もあながち荒唐無稽なものとも言えなくなるのではないかと思います。

・もし、仮にPS装甲の更なる進化を予測するとすれば、次はCPS装甲-コンポジットフェイズシフト装甲とでも呼ぶべきものになるのではないでしょうか。
 相転移複合装甲の名に相応しく、一つの素材でありながら物性の異なるPS装甲を重ね合わせたかのうような積層式構造を持ち、今後予測されるPS装甲一層では食い止めることが出来ない攻撃でも食い止めることが可能となる訳です。
 或いは現在のPS(VPS)装甲の弱点の一つである、対衝撃性能の向上であろうか。仮に二層構造が可能となるなら、表層は従来通り強度と硬度に優れた分子配列とし、下層のそれは高靭性・高延性のものとすることで攻撃を受けた際のパイロットへの衝撃を抑えられると想像出来るからですが。



・なら、無限正義はどうなんだ、っていうことになるんですが。
 まあ公式には超機動云々というのは打撃自由にしかない話なので、こちらさんには通用しないのかもしれません。
 関節も金じゃなくて、銀だし。
 それでも、仮に打撃自由と無限正義のフレームが共通とするなら、アスランはキラほど無茶な操縦をしない、か。或いはキラほど機体の性能を限界まで引き出していない、かのどちらかなんでしょうねえ。
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by shunichiro0083 | 2006-08-03 17:08 | 設定


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