shunichiro0083のアイのダメヲタ日記-感想と推測と妄想の終わらない円舞曲

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2006年 02月 06日

「THE EDGE」03のこと

・まあ、言いたいことはこれまでであらかた書いてしまった訳ですが。
 今回の地中海近辺におけるアスランとキラ・カガリの邂逅の場面を、改めてアスランサイドから俯瞰するとキラの言っていることの支離滅裂さが良く分かります。
 実際、作品的正解はザフトというか議長が全ての黒幕だった訳ですが、キラはそれを単にラクス愛しの直感で結論していたけですし。
 少なくとも、常識的な思考で行ったら、幾ら材料が少ないとは言え、大半の人はアスランの結論に達すると思われます。だからこそ、連合とプラントを秤にかけた地球上の一般市民はプラントを選択したのでしょう。

・しかし、アスランにもその気はあるのですが、キラ(とその一派)って本当に自己批判しませんよねえ。カガリを泣かせていたのは、そんな状況と知りつつ一切接触を断って、救いの手を差し伸べる所か愚痴の一つも聞いてやらなかったお前らはどうなのよ、と。
 少なくともアスランは自分の非力を自覚していて、オーブを出てザフトに復隊する理由の一つにカガリの今の有り様をなんとかしたい、というものがあったのですがね。
 やっぱり、カガリはあのままユウナと結婚してでもオーブに居残って、いずれ行き詰るであろう連合の政策が現実のものとなったその時、セイラン家失脚後の国政を担う存在としてあるべきだったのではないでしょうか。
 実際、連合の政策が失敗したのはアークエンジェル組の軍事行動の所為ではないでしょう。ひとえにミネルバをはじめとする、ザフト諸君の奮戦のお陰であります。皮肉にも、アスランもその栄光の一端の半分くらいはになっていたでしょう。
 そういう意味では、キラのカガリ拉致は百害あって一利なし、だったのではないかと今更ですが思いました。

・閑話休題。
 アスランがシンときちんと接したり、シンもアスランに対し複雑な思いを抱きつつも素直になれない辺りがちゃんと描かれているのが本当にいいですね。
 物語の収束に向けての伏線-シンとアスランがほんの僅かなことで行き違い、すれ違ってしまって悲劇へとひた走って行くのが丁寧に描かれていると思います。
 この調子で最終回のレイの突然の変心についても、ある程度でいいから伏線を張っていて欲しいと思うのですが。

・ハイネについても描写が膨らまされていて、やっぱりいいです。台詞が追加されている(と思うのですが、自信なし)部分がより、各キャラの心情に迫っていて本当にいいキャラに育ったものでした。
 だからこそ、ミネルバに配属された早々にガイア-ステラの手にかかり、南欧の空に消えてしまったことが惜しいと、悔しいと素直に思えるんですよね。
 やられ方もTV本編と違って、充分に納得の行くものでしたし。個人的にはこのシーンだけは、高山先生の方よりも好きかも知れない。無常観というか、どうしようもない感じが色濃く漂っていて。

・今巻収録の最後の話「親友」のラストでのアスランのモノローグに、
 (俺がザフトで出来る事は何だろう?)
という凄まじいものがあるのですが、これもまあ、繰り返し書いて来た「考える前に、まず動く」というアスランの基本属性からぶれていません。
 今更、何を悩んでいるのやら。ま、ザフトの一兵卒ではなかったつもりが、気がつけば軍組織にきちんと組み込まれていることに疑問を抱かない時点で駄目だった、と言うべきか。それとも、自分から積極的に関わっていたんだ、という無自覚な行動こそ批判されるべきなのか。
 とまれ。そうなるとこの後、ラクスから無限正義を渡される時のアスランの心情がどのように描かれるのかが、良くも悪くも非常に楽しみです。



・別の所でも書いたのですが、01から03までを元八幡駅前のブックオフで買い揃えることが出来ました。
 なにせ、慢性的な金欠病なので出来ることなら新刊ではなく、古本で手に入れたかったんですよね。貧乏は嫌です喃。
 ま、それでも今後出る分については新刊書店で手に入れようかと思っています。ま、これも縁でしょうから、必要以上に無下にはしたくないですし。多少は作家さんや版元にも利益還元しないとね。

・あと、小説版も手に入れたので(こちらも古本ですが)、そのうち感想を一気に書き上げるかもしれません-当てにはなりませんが。
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by shunichiro0083 | 2006-02-06 14:18 | コミック


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