shunichiro0083のアイのダメヲタ日記-感想と推測と妄想の終わらない円舞曲

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2005年 12月 19日

MAのこと

・さて、C.E.におけるMA(モビルアーマー)とは主に体制側である地球連合軍の主力兵器であり、民主社会における必然としての人命尊重と、資本主義社会の命題であるコストパフォーマンスがすり合わされた結果、一人乗りの汎用宇宙重戦闘機として開発されたものです。
 こう書くと弱そうではありますが、そのサイズとしては充分なだけの火力と機動力、重装甲を兼ね備えた上、主な任務が小規模な紛争や威嚇行為に限定されたことを考えればまず、問題はなかった訳です。
 戦略的には長距離精密誘導弾と核兵器があることから、大局的にも戦術的にも数が揃えられるMAで充分とされたのも当然であったのでしょう。加えて地上なら兎も角、公式に外敵のない宇宙空間という政治的事情も勘案されていたに違いありません。

・しかしながら、この状況はプラント-ザフトの発足と、コーディネイターによる新型機動兵器-MSの開発と実戦配備によって終了を余儀なくされます。
 一説にはその戦力比が1:5とまでされるMSとMAではお話にならず、運動性と火力において劣るMAの新規開発が凍結され、連合も遅まきながらMS開発に本腰を入れることとなる訳です。
 その後の状況は「種」本編に詳しいわけですが、どうやらその後も連合においてはMA開発は継続されていたようです。ただ、前述の基本コンセプトは解消され、どうやら複数パイロット搭乗によるMSを上回る重武装・重装甲を搭載した少数量産型高性能機、というものに変わっているのではないかと思われます。
 これはユニウス条約締結による戦力制限を受けて、その枠内での軍事力増強を目指したものではないかと推測します。これは想像ですが、条約の項目にMAに関する規制が緩く-これはザフトが当時MAを戦略的に重視していなかったことに拠るのでしょう-、いわば盲点となっていたことを連合側が利用したのではないかと思われます。
 それでも数を揃えるのはMSの役目であり、新世代MAの傾向としては量産性を犠牲にしつつ陽電子リフレクターやそれに類似した新機能を装備した、防御性能重視があるのではないでしょうか。
 ただ、これにも例外があり、エグザスにはそうした傾向はなく、完全にメビウス・ゼロの後継機であると見て取れます。これは有線式ガンバレルやレールガンという基本武装や、ガンバレルをX型に配置する機体レイアウトからの推測ですが、ザムザザーやゲルズゲーとは一線を画していると言っても過言ではないと思われます。

・ここで考えてみたいのが、各MAに振られた形式番号です。大別すると「TB」から始まるものと、「Y」で始まるものの2種類となり、前者がメビウス・ゼロ、メビウス、エグザス、ユークリッド。後者がザムザザーとゲルズゲーということになります。
 念の為に形式番号を並べてみると、以下のようになります(一応、MAへの可変機能はあるものの、分類上MSとなるGAT-X370 レイダーやGFAS-X1 デストロイ、GAT-399/Q ワイルドダガーは除外しました)。

・メビウス:TS-MA2
・メビスウス・ゼロ:TS-MA2mod,00
・エグザス:TS-MA4F
・ザムザザー:YMAF-X6BD
・ゲルズゲー:YMAG-X7F
・ユークリッド:TS-MB1B(参考)
・ミストラル:MAW-01(参考)
※ユークリッド及びミストラルの形式番号については「種サーチ」さんの「SEED&DESTINY大事典」を参考にさせて頂きました。

 この内、TS-MAはTheater Suppression-Mobile Armorの略で、前線鎮圧用機動兵器という意味です。また、modはmodifiedで「改修型」の意ですから、形式番号上は現在の通説とは裏腹にメビス・ゼロはメビウスの改修型であることになってしまうから不思議です-メビウスはメビウス・ゼロからの派生機ということに、公式設定ではなっているのです。

・残念ながら、これ以外の形式番号の詳細については不明です。ザムザザーやゲルズゲーの頭の「Y」は試作機を意味するのではないかと思うのですが、これは「X」ナンバーを実験機と解釈すれば問題ないのかな、と。試作機でありながら、最新鋭の陽電子リフレクターを実験的に搭載している為に「X」が付いている、ということですね。
 そうなると、画面に登場したザムザザーやゲルズゲーはそれぞれ「F-fighting:汎用戦闘型」と「G-guard:汎用防御型」でのトライアル途中の試作機が、開戦の為に急遽実戦配備された、という風に考えることも出来るのではないでしょうかね。ひょっとしたら、地上の何処かには別のYMFAナンバーやYMAGナンバーのMAが配備されていたのかもしれません。
 また、ユークリッドの「MB」も不明ですが、元々の「MA」の「A」もArmor:兵器くらいの意味合いしかないようですから、Buttler程度の意味に「A」から進化したことを表す「B」という掛け言葉程度ではないかと推測します。
 最後のミストラルですが、これは最初期のMAらしいですし、用途としても戦闘に特化しているのではなく、宇宙空間での作業にも使用出来るような設計になっていたようです。なので、この後戦闘機として新規設計されたメビウスは、ミストラルとは異なる形式番号が与えられたのではないでしょうか。末尾の「W」はworkの意味なんでしょうね、多分。

・こうして考えると、一旦はエグザス系とザムザザー・ゲルズゲー系に別れて開発された次世代型MAは、ユークリッドにおいて再び融合、統一されたという流れになるのではないかと思います。
 ユークリッドは格闘戦能力と有線式ガンバレルを排除し、その一方でビーム兵器を搭載して射撃戦能力を向上させる。加えて、小型ながら陽電子リフレクターを装備することで防御力も飛躍的にアップするという、まさしく最初期のMAの理念に立ち返った機体となった訳です。
 その上、地上、宇宙空間を問わずに活動可能という量産型全領域汎用重戦闘機の名が相応しい、大型MA(全長 54,08m)-これが連合軍が最終的に出した答えだったのでしょう。本編での出番がごくごく、限られたものだったのが本当に惜しまれます。
 ひょっとしたら、ブレイク・ザ・ワールド事件があと3年遅かったら、連合軍の主流は再びMAに戻っていたのかもしれません。何せ水中と地中以外は、正真正銘ユークリッド1種類で済むのですから。
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by shunichiro0083 | 2005-12-19 23:19 | 設定


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