2005年 04月 29日

ガンダムA ´05年5月号分のこと

・今回の「種運ASTRAY」はデモンストレーションではありましたが、インパルスガンダム出ずっぱりの回でした。
 ここでコートニーから語られるインパルス・システムの感想についてはカイトと同じなので省略。
 ただ、先の大戦においてキラ達が果たした役割にはある一定のレベルでさえ、定説がないのではないか、という印象をコートニーの台詞からは感じたのは確かです。
 まあ、前作の最終決戦をきちんと検証した訳ではありませんが、キラらが左右したのは戦局ではなく、限定された戦術レベルでのものではなかったかと思います(核ミサイル全弾撃墜を除けば)。プロヴィデンスも『戦局を左右する』までには至らなかったのではないかと。
 しかしながら、確かにごく少数のパイロットと高性能な機体が常軌を逸した活躍をしたのも事実な訳で。『一人のエースのみで戦いを勝ち抜くことも可能となる』という発想と言うか、思想には「コーディネイターはナチュタルよりも優れている」という彼ら特有の優生学的思想がベースにはあるのかな、とも思います。
 実際はパイロットにかかる負担や、心身両面での疲労の蓄積などもあり、一人のエースパイロットのみで戦いが勝てる訳ではありません。また、幾ら換えのパーツが用意されているとは言え、基幹システムが同一ならそちらの機械的疲労も馬鹿には出来ないでしょう。
 コートニーはこういう言い方をしていますが、実際にはやはりそこまで夢想されたものではなく、ザクで採用された換装式武装システムを推し進めたものではないかと推測します(コートニー独自の解釈ですし、ね)。

・個人的には興味深かったのはアビスやカオスと言った戦術ではなく、局地戦に対応したシルエットパーツが開発されるのでは、という部分でしょうか。
 まあ、過去のガンダムシリーズでは「F90」や「G-UNIT」がこういう設定を持った作品だったのですが、カラー頁で小さくでも描かれたカオス・アビス・ガイアの各機能を持ったインパルスというのは結構面白かったです。
 本来ならばザクのウィザードというのもこういうものだったのでしょうが、惜しむらくはそういう魅力的な部分が作品の中で十分に発揮されていないことでしょう。その割には出番、そのものは多かった訳ですが。
 あと、気になったのはVPS装甲の色でしょうか。アビスとアビスインパルスの機体色がああも違うのはどうかと思います。その予想される状況に応じて硬度が変化出来るのはいいのですが、同じ局面で使用する筈の二つの機体があそこまで違う色(硬度)になるのは解せませんね。
 あと、装鋼材の硬度だけで水圧に抗するのはあんまり現実的ではないようにも思えます。まあ、深々度まで潜行する必要性もあまりないでしょうから、それはそれでかまわないのかもしれません。

・劇中ではカオスら3体のガンダムがインパルス・システムの為に開発されたことが語られていますが、同時にセイバーはこれとは違う手順を踏んでいることも明らかになっています(情報コーナー・カラー頁参照)。
 セイバーは他のセカンドステージのガンダムと比べると、どちらかというと単体での汎用性を追及した機体であるようにも思えます。用途も特定されていませんし、インパルスのように特定の戦艦を前提にはしないバランスの良い装備を持っているようです。寧ろ、宇宙空間でも、地上でも運用出来る機体を目指したのではないか、とまで思えます。
 これは個人的な推測ですが、セイバーはフリーダムやジャスティスと言った“一騎当千”の戦力を持った次世代のワンオフMSのテストベッドとしての役割を持たされているのではないでしょうか。
 だとすれば、同じセカンドステージのガンダムでありながらミネルバには搭載されず、OSも核動力用のものが使われているのも頷けます。ひょっとしたらデスティニーは-そしてスーパーフリーダムやナイトジャスティスも-セイバーの運用データを元に開発されているのかもしれません。

・あと、アウトフレームが「12号機」であり、ストライカーシステムの研究の為の運用実験機だったことも明らかになりました。
 このことがどう、ストーリーに係わって来るのかが今後の楽しみですね。
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by shunichiro0083 | 2005-04-29 23:17 | アストレイ


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