shunichiro0083のアイのダメヲタ日記-感想と推測と妄想の終わらない円舞曲

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2005年 03月 23日

それでは、どういう展開が理想的だったか考えてみるのこと その弐

・俺「種運」その弐、です。果たして、シンに出番はやって来るのでしょうか。



・黒海での戦いよりやや時間を遡るが、デュランダル議長がラクスの偽者-ミーア・キャベルを起用しての情報操作によって、プラントにおける熱狂的な世論は一先ず収まっていた。
 しかし、2年間という僅かな間で再建を果たしていた連合宇宙軍は、その主力艦隊をプラントの浮かぶL5宙域に向けて進撃させていた。専守防衛を掲げる議長の指揮の元、ザフトはこれを全軍で迎え撃ったが、この主力艦隊は囮でしかなかった。
 ザフト軍の隙を突き、大きく迂回した奇襲部隊がプラントに向けて核ミサイルを発射したのである。が、幸運にも中性子遠隔強制暴走励起装置-ニュートロン・スタンピーダーを搭載したナスカ級がその宙域に配備されており、Nスタンピーダーの一撃は核ミサイルもろとも奇襲艦隊の殲滅に成功した。
 これによってプラントと連合の戦闘はプラント優位のまま膠着状態に陥り、月基地にて艦隊再建を目指す連合軍とザフトは小競り合いのみが暫くの間続くこととなる。こうして制宙権を確保したプラントは議長が提唱する“積極的自衛権”の行使に基づき、地球へMS部隊を降下させて地球上における二大拠点であるカーペンタリアとジブラルタルの防衛を大義名分とする「オペレーション・スピア・オブ・トワイライト」を発動した。
 ミネルバのカーペンタリアへの移動も、その後のユーラシア西部への出撃も全てはこの“積極的自衛権”の行使によるものである。議長はこの奇妙な論理に基づき、過度の内政干渉とも言うべき様々な作戦を立案、遂行することで連合諸国家の体制に亀裂を入れ、間接的に連合のこれ以上の戦争続行が不可能になるよう目論んでいるのであった。
 そしてそれは同時に、ユーラシアら連合各国の勢力を削ぐことでヨーロッパに点在するザフト基地を有機的に結び付け、一大戦略ラインとする作戦でもあったのである。

・こうしたプラントの戦略に対し、連合とその黒幕たるブルーコスモスは武力による正面からの突破を試みるのだが、恐るべき戦闘力を誇るミネルバの前に敗北を重ねる結果となる。
 とは言え、全体的に見れば連合とプラントの戦力は拮抗しており、特にユニウスセブンを落とされた、という地上の人々の恨みは予想以上に根強いものがあった。連合が戦争を続行出来たのはブルーコスモス-ロゴスによる援助もさることながら、こうした世論が追い風になっていたことが大きい。
 一方、プラントのコーディネイターらも、連合による再度の核攻撃によってこの戦いの敗北が自分達の殲滅を意味することを悟っていた。そうなれば、相手を今度こそ完膚なきまでに叩きのめさなければならない-そういう謂わば切羽詰った国民感情によって戦争の続行が承認されていたのである。が、そこにはデュランダル議長による巧妙な情報操作が存在していたのも事実であったが、それを知る者は少なかった。

・地上での連合とザフトの戦いも、ミネルバを中心とした小競り合いが続く程度であった。黒海海域における衝突もアークエンジェルに乗船していたカガリの呼びかけによって連合艦隊の中核をなしていたオーブ軍艦隊が離脱したこともあり、結局戦闘は有耶無耶の内に終息した(カガリとアスランの間の亀裂も決定的なものは避けられ、道は違えどもお互いの生き方を尊重する事を確認し合ったという)。
 この後もミネルバを付け狙う地球連合軍81独立機動群・ファントムペイン主導による戦闘は地中海地域において頻発したものの、地球全体で見れば戦闘は殆ど行われていないに等しかった。かくしてミネルバはペルシア湾(マハムール基地)-黒海(ディオキア基地)-地中海西端(ジブラルタル基地)という戦略ラインを確立することに成功したのである。
 その頃オーブでは黒海派遣艦隊のサボタージュ及び離脱の責任を問われたセイラン家主導による内閣は解散を余儀なくされ、代わりに連合から派遣された駐留軍司令官が軍政を敷くという半ば植民地のような状況に陥ってしまっていた。
 そして、この軍司令官はオーブ全土に戒厳令を発令し、連合軍の対カーペンタリア攻略の為の前線基地と化させたのであった。赤道周辺国家から召集された兵力を元に、ミネルバがジブラルタルにいる内にカーペンタリアを攻撃するという作戦を立てたのである。
 電撃的に立案・実行されたこのカーペンタリア攻略作戦は進化したサイクロプス・システムとでも言うべき連合の新兵器・アルキメデスミラーによって序盤こそ優位に進められたものの、参加する各国兵士の士気の低さから全体的には一進一退を繰り返していた。が、新型MSを駆るブーステッドマンMS部隊を大量配備されたファントムペインが参戦したことで、戦局は連合側に大きく傾いた。

・だが、事、ここに至り、二つの勢力が動いた。一つは、アークエンジェルを旗艦とするオーブ独立艦隊。そしてもう一つはジブラルタルから送られた増援-ミネルバである。
 オーブ艦隊はアークエンジェルの他、衛星軌道上で地上でも活動可能に改修を受けていたエターナル・クサナギも加わり、決して無視出来ない戦力として成長していた。
 また、ミネルバにもプラント本国にて開発されていたワンオフのフラッグシップMS-デスティニーが送られており、これにはエースパイロットのシン・アスカが搭乗することになる。同様にセイバーには航続距離・加速性能・火力及び防御力の飛躍的向上を可能とする追加ウエポンシステムが装備され、セイバー・アサルトシュラウドに。同様にレイ機には新開発の大気圏内専用バックバック・ファストウィザードが配備され、1G下における飛行及び高軌道戦闘が可能となったのである(インパルスはルナマリア機となり、ミネルバ所属のMS部隊は皆重力下での高軌道戦闘が可能となっていた)。
 こうして、敵の敵は味方とする二つの勢力はファントムペインに襲いかかり、援軍の到着に士気の上がったカーペンタリア基地部隊も連合軍を圧倒していき、連合軍はオーブ本土への撤退を余儀なくされたのであった。そのままオーブ本国に攻め込もうとするザフトであったが、今後はオーブ独立艦隊がそれに待ったをかける。
 一転してアークエンジェル-オーブ独立艦隊とミネルバ-ザフト・カーペンタリア部隊の間に緊張が高まるが、寸前の所で議長の政治的判断により戦闘は回避された。これによって後顧の憂いをなくしたアークエンジェルはオーブ全土に向けてこれまでの経緯と、自己の正当性を主張。連合司令官に対し即時撤退と主権の回復を申し入れ、了承された。こうしてカガリは再び代表首長の座に返り咲いたのである。
 この直後、カガリはオーブの世界安全保障条約機構からの脱退を表明。同時に、かっての親プラント国家群による新たな政治連合体-地球連盟の発足を宣言し、プラントとの即時休戦及び協調を連合各国に求めた。アークエンジェルが世界中を駆け回りながら、殆ど前線に姿を見せなかったのはこの連盟樹立の為であったのだ。無論、プラントとの調整も終了しており、この宣言を受けたデュランダル議長はすぐさま連盟に対し歓迎の意を表明した。
 カガリのこの宣言に反連合を標榜する諸地域は賛成を表明する反面、先のブレイク・ザ・ワールド事件で深刻な被害を蒙った親プラント以外の国々からは賛同は得られず、逆に連合の結束を強固にすることとなってしまったのは皮肉であった。
 これから暫くは連合軍と、オーブ及び同盟を結んだザフト地上部隊を中心とする連盟軍の戦いが、連盟加盟国の集中する赤道域地帯で繰り広げられることとなる。だが、連盟軍はいずれも精鋭揃いであり、オーブをはじめとする連盟諸国家に侵攻しようとする連合軍はただの一度もそれらの国の領土の土を踏むことはなかった。

・そうした中、デュランダル議長は軍需産業連合体・ロゴスとのブルーコスモス、そして連合各国首脳部の癒着の証拠を発表。それは同時にブレイク・ザ・ワールド事件の黒幕がロゴスであったことが公表されたことでもあった。
 これによってロゴスのは白昼の下に晒され、その表向きの姿であった国防産業連合の政治経済における影響力は大きく低下した。同様にブルーコスモスにも厳しい避難が集中し、これまでのようなコーディネイター排斥のオピニオン・リーダーとしての役割は完全に消滅した。そしてこれらと癒着していたことが判明した大西洋連邦を筆頭とする連合各国の首脳部は例外なく総辞職せざるを得ず、ここにナチュラルとコーディネイター間の戦争は一気に終息して行くかに見えた。
 しかしながら、如何に諸国家の軍隊を動員出来なくなったとは言え、ブルーコスモスの急進的思想に染まった軍人は数多く、それらの殆どは半ばクーデターのような形で国を捨て、ブルーコスモスの私兵として連合月基地にて再編されていた。そしてその標的こそ、プラントに他ならなかったのである。
 こうしてブルーコスモス軍とザフトによる、最初で最後の決戦が火蓋を切られたのであった。戦いは熾烈を極めたが、前回の戦いを戦訓としていたザフトはNスタンピーダー搭載艦を量産しており、ブルーコスモス軍が得意とする核攻撃戦術は封じられた。
 しかしながら、アルキデメスミラーユニットを搭載したブルーコスモスのウィンダムII部隊はファントムペインに警護されて至近距離に取り付き、強力なマイクロ波を浴びせることでザフトの最前線要塞となっていたアーモリーワンの破壊に成功する。
 こうして戦局が停滞し、どちらも決定打を欠いていたその時。ミネルバとアークエンジェル、エターナル、クサナギからなる機動部隊が参戦した。これら四隻と、そこから発進するMS部隊はブルーコスモス軍を圧倒し、その勢いに乗ってザフト軍も反撃を開始する。この戦いの中、ロゴス幹部とブルーコスモスの盟主・ジブリールも戦死し、ファントムペインもまた壊滅した。
 かくして、地球に-ナチュラルとコーディネイターの間に平和が訪れるように見えたが・・・。

 続く
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by shunichiro0083 | 2005-03-23 01:55 | 妄想


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