shunichiro0083のアイのダメヲタ日記-感想と推測と妄想の終わらない円舞曲

taneunn.exblog.jp
ブログトップ
2005年 03月 20日

それでは、どういう展開が理想的だったか考えてみるのこと その壱

・シンの過去はそのままに、どうしたら自分的に納得出来たかを考えてみます。問題はあくまでもシンを主人公とすること。テーマは「非戦」です。

・けど、なんか書いていたらシンもへったくれも関係なくなっちゃいました。こうして整理してみると、シンって話の本筋には関わって来ない。謂わば、傍観者としての位置にいるんですね。


 



・最新鋭工廠・アーモリーワンを極秘訪問していたオーブ連合首長国代表首長カガリは、プラントのデュランダル議長にユニウス条約に則った新たなる和平プロセスを提案する。それは地球の親プラント国家群の代表者らが連合には極秘に練り上げた、より進んだナチュラルとコーディネイター融和の為のものだった。
 だが、この和平案もアーモリーワンを襲った謎の小隊によるデュランダル議長襲撃と、その後の新型機強奪事件によって有耶無耶にされてしまう。幸いかすり傷ですんだ議長は奪われたガンダムの追撃をミネルバを含むアーモリーワン艦隊に命じたが、これこそは陽動であった。
 謎の部隊・ファントムペインと結託した旧ザラ派残党部隊はこのタイミングでユニウスセブンを安定軌道から外し、地上への落着テロを敢行したのだ。アーモリーワンはプラントの最外郭に位置しており、故にそこの駐留艦隊にはユニウスセブンを含むデプリ帯の監視任務も含まれていた。だが、そのアーモリーワン艦隊は囮となったファントムペインによってデプリ帯とは反対の方にその殆どが出撃しており、この対応の遅れは致命傷になりかねなかった。
 事実、初動が遅れてしまった為、阻止限界点前での落着阻止は不可能となり、故にザフトはメテオブレイカーによってユニウスセブンを破砕し、分割するすることで地上の被害を最小限に食い止めようとしたのである。
 この作戦は旧ザラ派部隊の生還を度外視した妨害工作で挫折しかけたが、全速力で駆けつけたミネルバとそのMS部隊の献身的な働きもあり、地上の被害は最小限に食い止められた。しかしながら、結果的にユニウスセブンの被害は赤道地帯に集中し、それは取りも直さず親プラント国家が集中している区域でもあった。
 合わせて、今回のこの一件がコーディネイターのテロリストによるものという報道が大西洋連邦主導で行われた為に国際的世論は強硬論に傾き、かくてプラント・地球間の新和平プロセス案は日の目を見ることもなく廃案となってしまったのである。
 デュランダル議長はこの惨事を受け、被災地に緊急援助部隊を派遣したものの、その献身的な働きを以ってしてもブレイク・ザ・ワールド事件-ユニウスセブン落着テロの通称-によって悪化した市民レベルでの悪感情を払拭するには至らなかった。それどころか急進的市民が起こした暴動により、幾人ものコーディネイターが死に至るという最悪の事態となったのである。ここに地球・プラント双方の市民感情は最悪にまで傾いた。
 そして、地球連合はこの世論を背景にプラント側がこの大規模テロの首謀者を匿っていると断罪し、ここに再びナチュラルとコーディネイターの戦争の火蓋が切って落とされたのであった。

・今回の一連の事件の絵図を描いたのはブルーコスモスの一大パトロンである軍需産業連合体・ロゴスであり、彼らは地球とプラントの間でデタントが進むことによって自己の企業が損なわれることを潔しとしなかったのである。
 そもそも、アーモリーワンにファントムペインが仕掛けた破壊工作の第一の標的はデュランダル議長ではなく、オーブ代表首長のカガリであった。カガリこそは地球側の親プラント勢力をまとめ上げ、プラントとの融和こそ恒久平和への唯一の道であると唱え、非戦論者や有識者の支持を取り付けて、国際世論を非戦の方向に傾けようとしている人物であった。それはつまりブルーコスモスとロゴスにとって、目の上の瘤であることを意味する。
 そこでファントムペインは新型ブーステッドマン部隊を用いてカガリ暗殺を企んだが、護衛のアレックスによって阻まれた。その後、作戦は第二段階に移行し、最新鋭機を強奪することによってザフト軍の目をユニウスセブンからそらす、陽動作戦を実行したのだった。
 事実、ユニウスセブンの落着プログラムとタイミングには巧妙な罠が仕掛けられており、ユーラシア連邦や大西洋連邦といった連合勢力下には被害が及ばぬようセッティングされていたのである。また、旧ザラ派残党にMSや軌道制御モーターら装備一式を提供したのも身分を偽装したロゴスであったのだ。ブレイク・ザ・ワールド事件の証拠を公表するなど、赤子の手をひねるよりも容易いことであった。

・今回のこの騒動によって、オーブの親プラント・脱連合政策を推し進めていたカガリもまた大打撃を受けた。ユニウスセブン落着による被害は他国に比べればそれ程深刻ではなかったものの、その後の世界情勢は反カガリ派かつ親連合で知られるセイラン家に有利な展開となったのである。
 中立国であったオーブに大西洋連邦は連合の母体である世界安全保障条約機構への加入を迫り、その強硬な姿勢は取りも直さず2年前の侵略を連想させるものであった。カガリにとって不運だったことは、親プラント国家と言えども表向きは全ての国が既に条約に加盟し、地球連合の一員となっており、表立っての救いの手が差し伸べられなかったことだろう。
 たとえオーブが少数精鋭の軍隊を持っていたとしても、衆寡敵せずは既にカガリ自身が思い知らされていることであった。だからこそカガリは亡き父から託された国是に背くとも、その理念の本質を貫き通す為にプラント及び親プラント国家との連帯を模索していたのである。
 そしてもう一つは、カガリが政策立案のブレーンとして抱える人材の殆どがオーブ出身ではない、旧アークエンジェルの関係者で占められていたことであったろう。こういう時に外様は弱い。如何に論理で対抗しても感情を肯定する為の正論に敵うはずもなく、国内外の政治の表舞台でカガリは急速に孤立して行かざるを得なかった。
 そんな中、カガリは苦渋の決断をする。セイラン家の嫡子・ユウナと政略結婚することによって自己の政治的基盤を強め、今日ではなく明日の勝利を得る為に敢えて屈辱を受け入れることを決意したのである。カガリはキラやマリュー、バルトフェルドらに自派の解散を宣言し、アレックスは半ば騙すようにしてプラントにやり、本来の名-アスラン・ザラを取り戻して故国に復帰するようにしたのであった。それがカガリの、アスランに対する最後の愛であったのだ。
 しかしながら、ザフトの最新装備で武装した謎の特殊部隊がキラらが住まうカガリ派の寮を襲撃した。その実、真の標的はラクスであり、この大規模な襲撃はカムフラージュでしかなかった。幸い、旧サハク家の技術者によって修理・秘匿されていたフリーダムによって事無きを得たが、この時に得た情報からキラ達は結婚式のその日、カガリもろともオーブ首脳を暗殺する計画があることを知る。
 その事実をカガリに伝えようにも、セイラン家の屋敷に軟禁されてしまい叶わない。通報しても、警察や軍も聞く耳を持とうとしない。やむを得ず、キラ達は首長の御座船として密かに修理・改修されていたアークエンジェルを動かし、謎の部隊を迎え撃つことを決意する一方、極秘に親プラント国家群とも緊密な連絡を取るのであった。
 そして結婚式当日、謎のMS部隊がオーブ軍を蹴散らしてオノゴロ島に接近するもののフリーダムのマルチロックオン攻撃の敵ではなく、カガリ(とオーブ国首脳ら)暗殺は辛うじて阻止された。その上でマリューとバルトフェルドはカガリがこのままオーブに留まることは得策ではないと判断し、式場から略奪するとアークエンジェルもろとも海の中に消えたのであった。向かうはスカンジナビア王国-親プラントで知られる、北の王国である。

・一方のアスランはカガリがデュランダルに宛てた親書の内容を知らされ、愕然とする。プラントに戻って静かに暮らせ、と言うカガリの真意を量りかね、苦悩するアスランにデュランダルの言葉が響く。失意のアスランはその言葉に従い、再びザフトに復隊することを決意するのであった。
 そのアスランの配属先となるミネルバはユニウスセブン破砕作戦を水際まで遂行した結果、地球に降下していた。カガリの好意によりオーブの軍港での修理と物資の補給を受けていたが、オーブの条約加盟により出国を余儀なくされる。
 そのカーペンタリアに向かうミネルバを連合艦隊が襲うが、これを辛くも撃退することに成功する。その後、アスランが合流したミネルバは途中、ファントムペインの攻撃を受けつつもマハディール基地に着き、ユーラシア連邦西部のレジスタンス援護の任務に付くのであった。
 レジタンス援護はシンの活躍によってなんとか成功し、小アジア付近はユーラシアの軍事力が排除され、結果的にザフトの勢力下となった。デュランダル議長もラクスの身代わり・ミーアを連れ、ミネルバクルーを激励する程であった。
 しかしながら、このミネルバの快進撃が連合の反攻作戦をもたらした。しかも、その戦力の中にはオーブ艦隊も混じっていたのである。これまでは様子見を強いられていたアークエンジェルだったが、自国の艦隊が無駄死にするのを傍観出来るカガリではなく、一触即発の状況に割って入らざるを得なかったのだ。オーブ艦隊に撤退を勧告するカガリ。
 しかしながらカガリのその行動はアスランの不信を生み、愛する二人の溝は亀裂になろうとしているかに見えた。

 続く・・・
[PR]

by shunichiro0083 | 2005-03-20 21:43 | 妄想


<< それでは、どういう展開が理想的...      PHASE‐22 蒼天の剣 >>