2012年 06月 24日

#37 ヴェイガンの世界

・そう言えば先週、書き忘れたのですがアセムはなんで自分の息子を助けに行くのに爺さんに許可を取って行かねばならなかったのか、です。
 まあ、普通に考えればあそこで連絡を入れても揉める可能性の方が大きいし、時間も無駄には出来ないのだからさっさと出発しておく方が正しいかったと思います。
 しかし、アセムは十数年連絡一つ入れずに実家を放置していた男で、そんな父親不在の家を影になり日向となって保護していたのは紛れもなく爺さんです。そうした負い目がアセムにあの通信を入れさせることとなったのかなあ、と思ってます。
 っていうか、たった一隻で何が出来るんだろう、とも思うのですが-あ、それとどうしてアセムがキオ誘拐を知ったのかはスルーの方向で。

・ちなみに火星と地球の間の通信は二つの星が最短距離にあったとしても、6分30秒。一番距離が遠くなる外合時には44分のタイムラグが発生するのだとか。
 どうやらヴェイガンは超光速通信を実用化しているようですねえ。



・まあ、今回も今回で突っ込み所満載だった訳ですが、どう考えても今のヴェイガン市民の貧苦の原因の大部分は、あんな社会なのにも関わらず60年以上も戦争を継続している行政府でしょうね。

・あんな新型機ばかりに予算を注ぎ込むくらいなら、マーズレイとか言うよく分からない病気根絶に関する分野に資金を回すべきだと思います-友達が『イゼルカント夫妻があんなに長生き出来るなら、火星の風土病も大したことない』と書いてまして(要約)、激しく同意してしまいました。

・しかし、あれだなあ。コロニーは閉鎖空間である以上、外界から内部への接触時に検疫をしっかりやっておけば、まず間違いなく病原菌は侵入出来ないんだけどなあ。少なくとも、U.C.のコロニーはそうなっているんですのよ。

・いや、本気で火星移民が生き残りたいのなら、あんな悠長な自宅療養なんてやってないで隔離コロニーを設立させるべきだったでしょうね。
 発症した人間は誰ひとりの例外なく、隔離コロニーに収容すればそれ以上の感染は広がらないで済むのですから。
 何せあの病気、単なる宇宙放射線病とかではないようですから。その為に、わざわざ火星表面ではなくコロニーを建設してそこに住んでいるんでしょうし。
 しかし、コロニーが複数ある描写なんて、今までただの一個も出て来ていないような気がします。それならそれで、ヴェイガン部隊の中で「自分は○○コロニーの出身であります」「そうか、自分は××だ」みたいな会話を入れておくべきだったんじゃないでしょうか。

・イゼンルカントの妄想も厳しいですねえ。その前になんであんな凄まじいまでの散発攻撃しかして来なかったのか、を話して欲しいものです。
 もうその内、あの巨大機動要塞が敗走の挙句に地球落下した、なんてのまで「あれも地球種の試しだった」とか言いだしそうで怖いです-いや、どう考えてもアレは偶発的事故にしか見えませんが。
 まあ、なんと取り繕おうが劇中でまともな戦争描写が出来て来なかったことのつけでしかありませんよ。後付け設定にしても酷い出来ですし-って、社長はこれ「バクマン」読んで思い付いたのかな。

・火星民も一般市民はろくに食事も出来ない貧困生活であるように見えて、ワイヤレスの生体測定機が兄妹二人暮らしの家に普通にあるとかいうギャップぶりですよ。

・やっぱり、どう考えてもヴェイガンがやるべきことは圧倒的なまでの武力を背景にした、地球への強制帰還だったのでしょうねえ。
 貧困とか、風土病とか、こんな社会の状態で意図的に60年以上も戦争を長引かせてる、っていうのは愚の骨頂でしかないです。
 それに比べれば、キオが敵の指導者の忘れ形見にそっくり、なんていうのはどうということのない御都合主義でありますよ。
 
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by shunichiro0083 | 2012-06-24 21:20 | AGE「感想」


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