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shunichiro0083のアイのダメヲタ日記-感想と推測と妄想の終わらない円舞曲

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2012年 05月 03日

#29 じいちゃんのガンダム

・と、まあ、そう言う訳で始まった第3部キオ編ですが、予想通りと言うか等加速度運動と言うべきか。これまでと同じ程度の出来栄えですね。社長クォリティってとこでしょうか。

・それにしても息子の結婚式には出ない、初孫の誕生にも出て来ないフリットは酷いなあ。ここでおかしいと言いたいのは粛清委員長職が忙しい、という描写ではなくそうしなければそれを表現出来ない、ということがに問題があるんじゃないか、ということです。
 勿論、ユリン一筋のフリットにはそんな情けはない、ということなのかもしれませんが。

・ちなみにネットの意見で一番、真っ当だなあと思ったのは「20年かけてもヴェイガンを撃退出来なかったとはフリットも大したことないな」というものでした。
 正鵠を射てますねえ(sigh)。



・どうやら、この時点でアスノ家はコロニーから地球上に引っ越したようですね。多分、今回の話がヴェイガンの地球侵略作戦だから、ということからなんでしょうけれど。
 しかし、20年間地球上に潜伏してあちらこちらにMSを隠しておいたと言う事らしいけど、正直、訳が分かりません。なんだって、戦力を集中させずに同時多発テロみたいなことをしているんだろう。
 それなりの戦力を地球に降下させることには成功しているんだから、あとは襲撃先を絞り込んでそこに戦力を集中させるべきなんじゃないんですかねえ。
 しかしながら、地球連邦首相襲撃事件でも陽動作戦とかは一切なしでの単独行動をやっちゃうような軍隊だからなあ、ヴェイガンは。そんなまともな戦術-戦略ではない-を求める方がどうかしているってことなんでしょうな。

・で、フリットがアセムと違ってキオに英才教育を施して来たのも自分と同じXラウンダーの素質を見出したからだろうしなあ。
 確かに、この設定だけ見たら「V」のウッソを思い出す人は少なくはないでしょうねえ。ただ、「揚」は純粋に自分の復讐の道具にすると言う風にしか思えないのに対し、「V」の場合は混迷の時代を生き抜く為の地力を身につけさせたい、という親心もあったと思うのですが。

・ビッグリングはヴェイガンの攻撃を受けて一瞬で大破。って、なんで20年前にこれをやらなかったんだろう。大出力ビームはなくても、コロニーデストロイヤーはあったろうに…orz

・アセムは行方不明で見つかったのはデバイスのみ、はいいけどそうするとガンダムに組み込まれてる複製不能のシステムはどうしたのか、っていう根本的な問いが出ますなあ。アセム編で何故、ガンダムが狙われたのかと言う部分でもあったのだから、そんな重箱の隅というか蔑ろにしてもいい問題とは思わないけれど。

・戦地に赴く兵士に情報を教えない司令部って…なんやそれ。洞察力に長けた人間っていうのを描写したかったのは分かるけど、もう少しまともなやり方があるだろうに。

・で、ヴェイガンの地球侵略宣言ですよ。あさり先生も仰ってましたが、歴史的経緯からすればヴェイガンが地球『侵略』という単語を使うとは思えない。そこは『復讐』もしくは『帰還』なり『奪還』が正しい用語でしょう。
 いくら地球とは異なる、対等の国家を樹立したという意識を持っていたとはしても、別の人種と言うところまでは踏み込んでいない訳で。
 それにしたって『侵略』という言葉を襲う方が使ってしまっては正当性もなにもあったもんじゃありません。せめて『併合』とかいうのが筋ってもんではないかと。些細なことかもしれませんが、歴史を描くと嘯くなら、そうした気の使い方を見せてもいいんじゃないかな、と。

・AGE-3についてはもう少し、圧倒的な強さを見せても良かったんじゃないかなあ、と。街を蹂躙する十数機のMSを、ばったばったと薙ぎ払って行く。半年強で3機目の主役機ですから、そこいた辺は過剰な演出の方が良かったんじゃないですかねえ。

・ま、ひどく気になったのはこれくらいで、後は可もなく不可もなく。ディーヴァの扱いがどうなっているのか、くらいでしょうかね。
 来週からはどうなりますことやら。そして、4期はどうなるのか、って感じですよ-個人的にはやると思ってるんですが…さて。

by shunichiro0083 | 2012-05-03 00:02 | AGE「感想」


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