shunichiro0083のアイのダメヲタ日記-感想と推測と妄想の終わらない円舞曲

taneunn.exblog.jp
ブログトップ
2012年 04月 26日

機動戦士ガンダムAGEに花束を<発動編>

・これは先日、とあるイベントに出た時に出した「揚」の薄い本です。内容としては批評編が「接触編」でそれに対するテコ入れ策を列記したのが「発動編」でした。
 まあ、ここで今更「揚」の批評を書いても仕方ないので、テコ入れを考えた「発動編」の方を記事としてUpしたいと思います-まあ、理由としては三部が始まってからでは意味がない、という単純な理由です。
 気が向いたら読んでみて下さい。

機動戦士ガンダムAGEに花束を

※はじめに

 さて、鳴り物入りで始まった機動戦士ガンダムAGE-以下、「揚」と略-ですが、そんな当初の勢いと熱気とは裏腹に、売上、視聴率、ファン活動等々どれをとっても芳しくない様子です。
 成功には明確な理由はなくとも、失敗にはそれなりの要因がある筈だ、ということでここでは「揚」がどうしてここまで盛り上がらなかったのかを考えて行きたいと思います。とは言いつつも、筆者とて「機動戦士ガンダム」の直撃世代ですのでここまで育ったガンダムシリーズの内の一作がこのまま、悪評で終わってしまうのはちと残念。
 ということで、今からでも間に合うかもしれない第三部/キオ編からのテコ入れについて幾つかのアイデアを挙げてみようかと思います。
 一応、「揚」の現状に関する批判と考察のパートを〝接触篇〟とし、それを踏まえてではどうすれば低迷を続ける「揚」を救い上げることが出来るかについてのアイデア出しについては〝発動篇〟としたいと思います。
 それでは、どうぞ。
註:一応、敬称略です。




#発動篇 Be Invoked

では、これらを踏まえてどうすれば的確なテコ入れとなるかを考えてみます。断っておきますとこれは思考実験ですので、採算などは度外視しております。もっとも、「ガンダム」というブランドイメージを考えるならば『駄作で終わった』などという印象はなくした方が良い訳で、その為にはある程度の資金の投入は致し方ないのではなかろうか、というのが筆者の個人的な意見であります。

1.メカデザインをカトキハジメにする
2.キャラデザインを村瀬修功にする
3.声優は若者に人気の声優を起用すると同時に人気一般俳優を脇役に配置する
4.脚本は井上敏樹を起用する
5.演出には押井守、高橋良輔、富野由悠季ら一流の人物を起用する
6.原画マンに佐野浩敏、今石洋之、すしおら一流の人々を起用する
7.歴代のガンダムを出演させる
8.歴代のガンダムパイロットを出演させる

 1についてはAGE-3のデザインが公表されているのに、ということもありますがまあ、それはそれ。この際なので過去のAGE-1や2もver.kaということにしてリファインしてもらいましょう。勿論、それにともなってプラモも出し直しです。
 それに留まらず、過去映像も全て描き直します。ついでなので、その新規映像も設定や演出から一新して問題だったシーンを少しでもいいものにしてしましょう。
 パワーと打撃力に劣るAGE-1ノーマルを倒す為にビーム兵器を打撃武器に転用し、近接戦闘に特化して防御力を向上させたタイタスの肉弾戦。スピードと運動性に特化したスパローも、ビームサーベルにビームマグナムで更なる軽量化に成功しているってな感じで。
 また、ダブルパレットしか換装パーツがないAGE-2にも装甲と打撃力に優るフルアーマーや、ズサの如くミサイルで武装したヘビーアームドなんかを使っていたということに。今ひとつぱっとしなかった過去は綺麗さっぱり捨てて、ばんばん新作画で活躍して貰いましょう。
 2はこれもメカと同様、ビジュアル面でも分かり易いテコ入れです。それ以上でもそれ以下でもないのですが、ガンダムUCのように親父ホイホイを期待していることは言うまでもありません。本来、「揚」のメインターゲットは若年男子なのですが、現状はそれが上手くいっておりません。
 それならばカンフル剤は強力かつ良質なものが求められるだろう、ということで村瀬氏の起用と相成った訳です。と、同時に高年齢層の更なる取り込みと同時に女性ファンの取り込みをも行うと云う、一石三鳥を狙ったテコ入れですね。
 村瀬氏と言えば「新機動戦記ガンダムW:以下、W」がガンダムファンでは有名ですが、これの本放送が1995年ということで今からもう17年の歳月が過ぎ去っているのですねえ。この時、ファンだった男の子が10歳だったとしても27歳と、働き手の側に回っています。日々の仕事に追われて、日曜夕方のガンダムなど見ている暇もないのかもしれません。
 が、キャラクターデザインが村瀬氏でメカデザインがカトキ氏とくれば、これはもう「W」の再来です。当時のファンならば男女を問わず、心を揺すぶられることは間違いないでしょう。チャンネルを一回でもあわせて貰えれば、それだけでもうめっけもの。
後はそうした初見の人々をどれだけ引き付けることが出来るか、です。そこで後述する様々な要素が必要になって来る、という訳です。
その為の第一の布石が3の声優陣になります。昨今、人気のコンテンツは親子二代がキーワードなようですが、ここはやはり「揚」が目指している層のお父さんが引っかかるように、最近人気の女優さんを役に起用するというのが良いのではなかろうかと。
勿論、そうした配役は精々ブリッジ要員くらいにとどめ、メインのキャラクターは人気と実力を兼ね備えた本職の声優さんに張り切って頂きます。こうすることで、普通の視聴者からコアなファンまでを幅広くフォローしようと言う魂胆です。
4ですが、これはもうカンフル剤もいい所ですね。まあ、どう贔屓目に見ても猛毒入り危険で混ぜたら危険な人物ではありますが、これくらい灰汁の強い人物でなければ日野社長には対抗出来ないでしょう-対抗出来ればいい、というものでもないのかもしれませんが、それはこの際置いておきます。
残り2クールならばこちらの大御所ならば一人で書けるでしょうから、もう社長さんともとことんやり合って、より良い脚本を書いて頂ければそれでいいのではないかとも思うのです。
多分ですが、そこまでやったって原作やら原案ならは放り投げて、自分が解釈した自分の物語を大御所なら書いてくれるでしょう。テコ入れに起用された「響鬼」のことを考えれば、中身は兎も角、表向きの体裁はそれなりに整えに来る筈ですし。元より、物語の深い部分への理解は中途参入の人に臨むのは最初から無理な話ですから。
次の5ですが、これには単なるテコ入れ以上の意味を持っています。というのも、社長から送られて来る脚本等々には社長チェックが入れられており、それにそった展開なり演出を強いられているのではないか、という疑いを僕が強く持っているからです。
この原案者の現場への強い干渉がもしあるとするなら、それを撥ね退けることが出来るのは知名度と実力を兼ね備えた演出家を起用する以外に方策はないように思われます。
と、言う訳で富野監督や高橋監督、押井カントクに演出として入って頂くことでこうした過度の干渉から演出の自由度を取り戻すことが「揚」のテコ入れには最も求められていることではないでしょうか、ということであります。なんなら、この他にも米たに監督、今川監督、福田カントク、水島(精)カントク達にも協力を仰ぐという策もあります。
まあ、別に全話数をこういう立派な方々に任せなくともいいのかもしれませんが、折角、招聘したのですからここはひとつ最低でも一話は担当して貰えればこの方々のファンも見てくれることでしょう。現実的にも立派なテコ入れです。
そういうことで、上に書いた5が演出面でのテコ入れなら、6は映像面でのテコ入れということになりますね。演出の質が向上するなら、それを支える作画も向上しなければならない、ということになるのは必然なのです。
この辺りは好みの問題とかも脚本に由来する部分も多々あるのですが、「揚」は肝心の戦闘シーンがもう一つなのでそこのテコ入れは必須だと思います。二転三転する上あまりよろしくない設定もありますが、それにしても華がないというか、迫力がないというか。
ここはひとつ、ベテラン演出家と原画マンがタッグを組むことで戦闘シーンをもっともっと盛り上げ、ガンダムの魅力を遺憾なく発揮して頂きましょう。折角、メカデザイン&キャラクターデザインを一新するのですし、ね。そこにふさわしいアニメーションをして、カトキメカと村瀬キャラを存分に動かしていけばそれだけで魅力あるものが生まれるのではないかと思います。
と、ここまではスタッフという観点から「揚」のテコ入れ-これは裏を返せば、現スタッフの力量が明らかにアレではないのか、という疑念ということになるのですが-でしたが7、8の場合は文芸面、設定面の洗い直しということになります。
で、御存じない方の為にAGE-3の簡単な説明をしますとこの機体はAGE-2の変形機構を発展させた分離・合体方式を採用しています。頭部、コクピット、AGEシステムを搭載したコアファイターと、それ以外の手足胴体の部分が飛行機の形を取るGセプター。この2機が合体・変形してAGE-3ノーマルになるという仕組みです。
で、この合体機能を使えば、歴代のガンダムを登場させることが出来るのではないか、というのが筆者の考えです。そう、このGセプターで歴代の主役級ガンダムを再現しよう、ということですね。まあ、初代、Z、ZZまでは本編がもうやってしまっていますから、ここではそれ以降のνガンダムからこのアイデアを考えてみましょう。
・νウェア/アムロ
:Xラウンダー能力を応用したフィンファンネルでのオールレンジ攻撃を得意とする
・UC(ユニコーン)ウェア/バナージ
:Xラウンダー能力で直接、精神波で機体を操縦することが可能な〝UCシステム〟を搭載し、高い追従性を誇る
・91ウェア/シーブック
:残像による分身を作りだす程の高い運動性と、ビームの速度を制御してドッズシステム以上の破壊力を秘めるヴェスパーを持つ
・V2ウェア/ウッソ
:無反動推進機〝ミノフスキードライブ〟を搭載している
・ゴッドウェア/ドモン
:感情をエネルギー化する〝エネルギーマルチプライヤー〟を搭載した、格闘戦に特化したウェア
・ウイングウェア/ヒイロ
:敵部隊の行動を予測し、最適の戦術を提示する〝ゼロシステム〟を持つ他、強襲形態・バードモードへの変形機能も持つ
・DXウェア/ガロード
:母艦からのエネルギーチャージを受けて放つ〝ツインサテライトキャノン〟を装備している
・フリーダムウェア/キラ
:新開発の動力炉〝ハイパーデュートリオン〟によって無尽蔵の活動時間を誇る
・デスティニーウェア/シン
:対艦刀・アロンダイトを主兵装とする、もう一つの格闘戦特化型ウェア
・ダブルオーウェア/刹那
:短距離ではあるが瞬間移動する〝量子テレポート〟を可能とする
・∀ウェア/ロラン
:ナノマシンを散布し、理論上は地球上の全ての人工物を微塵にすることも可能な〝パピヨンシステム〟を搭載している
-こんな感じで歴代ガンダムのボディを各話ごとににAGEビルダーが開発して行く、という展開になります。開発に必要なデータはこれまでとは異なり、AGEデバイス内部の記憶媒体を解析して得られたもの、ということで。
 しかしながら、首から上はAGE-3のもので固定され変わることはありません。また、この都合からオリジナルの機体は小型化されている91ウェアやV2ウェアも18m級として生産されてます。一応の構想としては、来るべきヴェイガンとの最終決戦では量産機の頭部パーツを流用した量産型宇宙戦闘機・Gヘッダーか開発され、これに全軍より選りすぐられたMSパイロットが登場することでガンダムAGE部隊が結成される-ということになってます。
 メカであるガンダムの再登場はこれでよいとしても、8で挙げたオリジナルのガンダムパイロットはどうすれば登場させることが出来るのか。ここで、前の各ウェアの項目に書かれたパイロットの名前が書かれていることに気付いたでしょうか。
 そう、オリジナルパイロットはウェアのサブOSごとに設定された、仮想人格として登場するのです。性格もオリジナルに準拠しており、ゴッドウェアならば短気で直情的なドモンがキオを指導することになるでしょう。また、デスティニーウェアでは進むべき道を見失い、力に溺れるシンを逆に諭すという展開にもなります。こんな感じで、キオが狭いコクピットで歴代シリーズの主人公とかけ合い漫才をするのは第三部の売りのひとつとなるでしょう。
 ちなみに設定的にはこれら各ウェアのサブOSとは各個体ごとに異なる装備-というか、それぞれが別個の機体とも言うべき差異を持つことから、キオが駆るコアファイター内のメインOSとは別に各ウェアにその装備を統括するOSが設定された、ということになります。
更にこのサブOSに仮想人格を演じさせることによって、飛行機においてキャプテンをコパイロットが補佐するかのようにストレスなく、キオは普通のMSを操縦する感覚で本来なら複雑な操作系を持つ各ウェアを操ることが可能となっている訳です。この他にもサブOSはGセプター状態時にはパイロット代わりとして、機体制御にあたるようになっています。
 当初はウェアの種類もそう多くはありませんが、ウェアの開発が進むと戦場でその戦局で最適のウェアに分離、換装するという場面も増えて来るでしょう。DXウェアで遠距離攻撃を仕掛けたあと、UCウェアに換装してXラウンダー対応機とやり合う。また、νウェアでオールレンジ攻撃を実施した後、同じく91ウェアの分身攻撃で敵を翻弄する、ということも考えられます。
 また、歴代パイロットについては機体周辺ならば独立した映像を投影することが出来る、みたいな設定にして全員が格納庫の片隅で全体会議を行う。或いは通信回線を利用して、キオだけでなくブリッジクルーに対しても的確な助言をする、なんてシーンがあっても面白いかもしれません。

 と、まあ、こんな感じで「揚」にテコ入れをすれば、ひょっとしたらまだなんとかなるのだろうか。そんな気持ちで大真面目に書いてみました。茶化して書きましたが、本気でやるなら最低でも脚本面でのテコ入れは避けては通れないでしょう。
 ただ、僕の友人に「揚」のテコ入れは何が考えられるか、と聞いたら「無理。もうここまで来たら打ち切るしかない」みたいなことが即座に帰って来ました。
 そう言えば放送開始からしばらくはネットでも賛否両論があって「揚」について取り上げられることも多かったと記憶していますが、最近ではもうネットで話題になることも少なくなってしまいました。これらが一般のアニメファンの認識だとするなら、ちょっとどころか大いに「ガンダムシリーズ」はやばいと思います。
 本来ならガンダムシリーズの中興の祖となるべく期待されていた「揚」が、はじまって見ればシリーズにとどめを刺しかねない存在になり果ててしまうのだとしたら…それはもう皮肉以外の何物でもないでしょうね。
 そうならない為にも、第三部ではこれまでの反省点を出来得る限り修正して、子どもも大人も楽しめる作品に生まれ変わって欲しいものであります。サンライズならばそれは出来ると思うんですが、多分、今からじゃ間に合わないだろうなあ。
[PR]

by shunichiro0083 | 2012-04-26 04:52 | 妄想


<< #29 じいちゃんのガンダム      #28 地球圏の動乱 >>