2011年 10月 13日

サンデー版「AGE」

・前編はガノタの皆さんには随分不評でした。特に冒頭のビームサーベルの使用をAGEシステムに選択させる、というシーンは本当に叩かれてました。それはもう、可哀想なくらい。
 しかし、自分としては現実世界でもFCS(射撃管制システム)とかがあるのだから、そんなにムキに叩く所ではないのになあ-と思っていたら、twitterでは軍事関係に詳しい小説家の方々なんかがやっぱりそんな話をしておられましたね。
 逆にこの時点ではアニメよりも頑張っていたんだなあ、という気持ちにさえなったりしました-あの、第1話を見た後では。

・しかしながら、後編はなんと言うかアニメ本編並みにダメなんじゃなかろうか、という出来になっちゃいましたね。いやあ、本当に残念としか言いようがありません。
 後編は起動したAGE-1とUEの3機の戦いを描いているのですが、何故、ガンダムは量産型MSでは歯が立たない敵メカを倒すことが出来るのか、という点を全く描いていないからなのですね。
 ぶっちゃけ、このお話ではAGEシステムがコロニーの全データとリンクすることで敵を倒すことの出来るデバイスを探し出す、という没アイデアを取り込んでいます-シリーズ構成の日野氏によれば『戦況を分析し、近辺にあるものを武器として改良。武器として利用する』というものだったそうです。
 で、今回は背負った巨大なファンを高速回転させることで強力な打撃兵器とし、敵メカを一瞬の内に全機撃破するという何が何だか分からない戦法で逆転勝利を収めたのでした。
 って、いや、これで勝てるのなら核兵器とまで行かなくても、バンカーバスター級の爆弾を当てれば勝てるんじゃないの、と思います。それどころか、MSのビーム兵器の威力はこのファンの打撃力以下、ということになるんですけどね、これじゃあ。

・結局、ここでも何故、ガンダムだけが14年間無敵無敗の敵メカに勝利することが出来るのか、という当然多くの人が抱くであろう疑念についての答えは描かれなかったのです-別に最初っからパラレルみたいな読み切りなのですから、取り敢えずの回答があっても良かったんじゃないかと思うんですがねえ。
 まあ、サンライズチェックは厳しいらしいのでそれは無い物ねだりなのかもしれませんが、それでももう少し上手い嘘を付いて欲しいものだと思います。
 それより不思議なのは、アニメ本編とほぼ同一の欠点をこの後編が持っていたにも関わらず、web上では『こっちの方がいい』という意見が散見出来ることですね。児童漫画っぽいからなのでしょうか。僕としてはどっちもダメではないかと思うんですがね。

・あと、前回の記事ではっきりと書かなかったのでもう一度書きますが、僕自身は「種」「種運」「OO」と同様、「揚」この作品を「これはガンダムではない!」などと否定するつもりは毛頭ありません。断言します。
 ただ、シリーズものでも何でもない、この秋に始まった新作アニメという観点で見た時にひどくつまらない、なってない作品であろう、ということを指摘しているだけです。もうガンダムは平成ライダーなどの長寿シリーズと同様、タイトルでそれと分かるならばそれだけで「ガンダム」なのですから。
 お間違えなきように、よろしくお願い致します。
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by shunichiro0083 | 2011-10-13 00:37 | AGE「感想」


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