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shunichiro0083のアイのダメヲタ日記-感想と推測と妄想の終わらない円舞曲

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2011年 10月 11日

仮面ライダーフォーゼ第6話 電・撃・一・途

・フォーゼは仮面ライダー部をやりたいからなのだろうけれど、兎に角、レギュラーキャラが多すぎる。だから、主軸の三人の関係がおいてけぼりになってるという印象。

・別にこんな冒頭からライダー部の部員が増えなくても構わないから、それよりはもっと弦太朗・賢吾・ユウキの三人の関係を描いて行くべきだったんじゃないのかなあ。
 ゾディアーツもこの学園内部に限定するなら、一回一人じゃなくてもっと複数のゾディアーツが暗躍していて、学園の自由と平和を脅かしている。それを粉砕しているのはどうやら、あのへっぽこ三人組らしいが証拠がない。
 かくして、女王、王様、オタク女、チャラ男はそれぞれの思惑で弦太朗らと接触し、紆余曲折を経て仲間となって行く-くらいでも良かったんじゃないかなあ。



・しかし、なんでここでJKが主役になるのかが全く分からない。百歩譲って、JKの回にするのならあの新田とか言うフェンシング部の子は前編で開放して、アストロスィッチを拾ったJKが暴れ回っているところを、フォーゼが成敗する-ここまで踏み込むべきなんじゃないかなあ。
 そこまで話の中心にしないと、適当に主役話を振られただけのJKが逆に可哀想にも見える。せめて、弦太朗がJKからあそこまで恨まれるという理由を、4話までできっちろ描かれていたなら話は別だけど、そこまでのエピソードがあったとは思えないんだよねえ。
 そうすれば今度は悪質ないい加減男だったJKが回心し、自分を身体を張って助けてくれた弦太朗のことを勝手に尊敬して兄貴分と呼び、自分は自称・弟分となって弦太朗にまとわり付く。こんな感じにすれば、JKが三人組の間に割って入って来ても、別段不自然にはならないと思うんですけど。

・しかし、平成ライダーもそんな2話完結のスタイルにこだわらなくてもいいんじゃないか、って思います。別に必ず2話使わなきゃならないってほど、お話の密度も濃くないのですし。
 特に今回は怪人態を倒しても、アストロスィッチが破壊されなければ、何度でも怪人は出現するというご都合設定なんですから。話そのものは1話完結にしても、怪人自体は使い回して2話出るようにしても何ら問題はないように思えますよ。
 っていうか、こんだけレギュラー揃えちゃったら、ちんたらやってないで話を多く使わないときっちり描写出来ないんじゃないかなあ、と。

・で、繰り返しになるのですがどうしてフォーゼが強いのか。また、ゾディアーツは何故、倒されなければならないのか。この辺りを本来はきちんと描写しておくべきなのに、それが疎かになっている。
 仮面ライダーだから強い、ではなく。マイナスの宇宙エネルギーを物質化したゾディアーツはこんなにも強い恐ろしい敵なのだ→繰り返し使っていると、精神が闇に汚染され肉体も人外になってしまう→これを倒し、変身者を元に戻せるのはプラスの宇宙エネルギーを用いるフォーゼしかいないのだ!くらいは見せてくれてもいいと思うんですがねえ。
 まあ、ライダー側の描写をそこまでしないというのなら、せめてゾディアーツが倒さなくてはならない敵なのだっ、というのを見せて欲しいですよ。
 当初は害獣レベルでしかなかったグリードとヤミ-も、物語の冒頭で人殺しをした所為で視聴者は全て倒され、そこから得られる資源を漁ってもいいものなのだ、と錯覚しましたからね。これは脚本の勝利だと思います。
 フォーゼの脚本にはそこまでの納得力がないんですよねえ…困ったもんだ。

・まあ、今回はJKがそれなりにいたぶられたのでよしとしましょうか。ウシジマくんみたいなことにならなくて、ある意味残念です。

by shunichiro0083 | 2011-10-11 03:24 | 特撮


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